卒部式のひと言 2020年3月卒部


/●
新田 彩
川本先生、二瓶先生、吉田コーチ、4年間ご指導いただきありがとうございました。
私は、1年生の時から怪我の多い陸上人生でした、ですがその中でもチャンスをくれたことにとても感謝しています。二瓶先生はお母さんのように、時に優しく、時には厳しく指導してくださりとても心の支えになりました。私は今まで13年間陸上競技を続けできました。その中でも大学の4年間は、一番きつくて辛い4年間でした。高校までは1位を取るのが当たり前でした。それが大学に入ってからは、練習の環境の変化や一人暮らしによる体調管理などの変化により、上手いように陸上人生を進めることが難しくなりました。記録の出ない日々が続き、陸上競技を心から楽しめなくなった時期もありました。その時期でも先輩方や同級生のみんなが相談やアドバイスをしてくださったことは、私を救ってくれました。みんなも、自分が辛くなったりしたら、先輩や同級生を積極的に頼っていき、みんなで支え合えば、どんなことも乗り越えていけると思います。あとは、良いところを真似するクセをつけるといいと思います。私自身も結果を残す選手の行動や練習を勉強して真似をすることによって良い結果に結びついたことがありました。
後輩のみんなは、学年が上がり周りを見る力が必要になってきます。そこで、やるべき当たり前のことは当たり前に行い、視野を広げて手伝いなど仲間と支え合っていってください。
最後に私が伝えたいことは、陸上競技を楽しむことを忘れないでください。仲間を大切にしてお互い支え合ってください。継続した練習は、必ず力になります。
私は仙台で皆さんを応援しています。
ありがとうございました。

●樗澤 克海
 川本先生、二瓶先生、吉田コーチ、4年間ありがとうございました。僕は、大学まで優勝した経験や、全国大会に出場した経験がありませんでした。しかし、大学での競技生活を通して、東北の大会での優勝や、全国大会を経験できました。
 僕は、浪人しており一年遅く大学に入りましたが、この学年で過ごすことができ、良かったと思います。
 僕が伝えたいことは二つあります。
 一つ目は、競技を楽しんでほしい、ということです。みんなが陸上を始めたきっかけは何でしょうか。きっと、かけっこが楽しかったから、という人が多いと思います。僕はそうでした。この「楽しい」気持ちを忘れず、つらい練習の中でも競争を楽しんでほしいです。例えば、60”走はきつい練習ですが、僕は競い合う仲間がいたからこなすことができました。だから、つらい練習も、たくさんの仲間と切磋琢磨し、楽しく陸上を続けてほしいです。
 二つ目は、壁を感じないことです。僕は、高校の時に800mで1’55”を大きな壁と感じており、大学では超えたいと思っていました。1年生では、このタイムを出すことができませんでしたが、2年生で初めてタイムを出し、その後も、壁を感じることなく超えることができるようになっていました。だから、みんなも練習を積み上げたという自信を持って、壁を越えていってほしいと思います。きっと、他の大学よりも練習を積み上げていると思うので、自信を持って超えていってください。
 最後になりますが、先輩や同級生に支えられ、とても楽しい4年間でした。ありがとうございました。

菅野 杏奈 
 まず初めに、川本先生、二瓶先生、吉田コーチ4年間ご指導ありがとうございました。入部当初は全日本インカレで入賞できるとは思っておらず、熱く指導していただいたこと本当に感謝しています。本当にありがとうございました。
 今日、私は私にしか話せないことを2つ話そうと思います。1つ目は、目標とする人のまねをしてほしいということです。そうすることで、競技力や人間性などの競技以外のところも磨かれていくと思うからです。私が入部して、1年生で初めて出た800mの大会で私は2分28秒というタイムを出し、とても悔しく、どうすればいいか何日もかけて考えました。そんなとき、東邦銀行の小野さんと新宮さんの走りを見て「こうなりたい」と思いました。それでも根本的な解決にはなっておらず、どうすれば小野さんや新宮さんのような走りができるようになるのかを考えました。そして夏から一緒に練習を始め、東邦銀行の選手にできて私にできないことが少しずつわかるようになり、できないことを一つずつ埋めて、できるようにしていくことで小野さんや新宮さんのような走りができるのだと考えました。この考え方を4年間貫き、最初の大会からタイムを約20秒縮め、全日本インカレで4番に入ることができました。皆さんもまずは目標を見つけて、まねをすることから始めるのが良いと思います。
 2つ目は、自分が変われば周りも変わるということです。私は頑固な性格で、今の4年生のメンバーと1年生のころは喧嘩っぽくなってしまう事が多く、1年生の時は嫌いでした。それでも自分の頑固な性格や真面目過ぎる性格を見直し、自分にも非があるということを認め、素直に周りの意見を聞き入れることで自分の良い面、悪い面が見えてくるようになりました。そして、私が変わると、周りも私を認めてくれるようになり、少しずつこのメンバーでいることが楽しくなっていきました。皆さんも、周りの声にしっかりと耳を傾けて、良いチームを作っていってください。
 最後になりますが、1,2,3年生の皆さんこんな私を支えてくれてありがとうございました。4年生の皆、最初は嫌いだったけど、ぶつかり合ったりしながらみんなと一緒に戦って来れて良かったです。本当にありがとう。
 私は春から東京で小学校の教員として働きます。遠くからではありますが皆さんの活躍を期待しています。本当にありがとうございました。


安倍 翔
川本先生、二瓶先生、吉田コーチ、4年間ご指導ありがとうございました。
今日僕が皆さんに話したいことは3つあります。1つ目は、怪我をしないということです。僕は、1,2年生のころは怪我もなく順調に練習を積み大会に出ることができていました。しかし、2年生から3年生にかけて、少し足に痛みを感じるようになり、それでもその時は痛みを我慢して練習し、「大丈夫だろう」という考えで練習を継続していました。しかし、やはり怪我につながってしまい、その怪我に苦しめられ、まともに練習することができず、そのまま3,4年生では良い結果を残すことなく終わってしまいました。皆さんも怪我の前には違和感や、張りなど体からの危険信号を感じるはずです。皆さんも僕のように怪我で練習や大会に参加できなくならないように、体からの危険信号にはしっかりと反応して練習を継続できるようにしていってください。
2つ目は、仲間の大切さです。僕は、研究室の関係で4年生になってからは中々皆と練習することができず、1人競技場や坂を使って練習をしていました。しかし、やはり1人ではやる気が起きず、練習に身が入らないことも多かったです。皆さんは仲間と練習できる楽しさや達成感を感じながらこれからも練習を頑張っていってほしいと思います。
3つ目は、話が上手になるという事です。陸上部には話がうまい人が多く、僕は上手く話せない方なので羨ましいと思っていました。就活でも感じることですが、話がうまい人はコミュニケーション能力も高く、すごいなと思います。皆さんも大学生のうちに面白い話ができる力を身に着けておいてほしいと思います。
最後になりますが、4年間本当にありがとうございまし


清水 航己
 川本先生、二瓶先生、吉田コーチ、4年間ありがとうございました。先日会った高校の同級生からは変わったと言われました。僕は緊張症で心配症ですが、走り幅跳びのピットに立つとそれが無くなり、堂々と競技することができていたからではないでしょうか。陸上競技しか頭にないような集団の中で主将を務め、4年間続けることができとても幸せです。
 皆さんには自分の今いる状況を当たり前に思わずに、続けていってください。陸上競技の経験がどこで生かされるかは分かりません。今はとにかく全力で陸上競技をしてほしいです。
 この4年間に後悔はありませんが、もっとみんなと練習をしたかったです。きついメニューは今しかできないと思います。後輩のみんなは、このような主将についてきてくれてありがとう。記憶に残ってくれていれば嬉しいです。4年生はとても個性豊かで、この学年で良かった、この学年でなければだめだったと思っています。
 春からは、共同通信社の記者として働きます。何かを伝える仕事をしたい、海外に行きたいという夢があり、少しでもその夢を叶えることができるのではないかと思っています。皆さんも夢を持ち、叶うと信じて頑張ってほしいです。
 僕の次の夢は、ポスト池上彰です。報道をご覧になる方々に何かを伝えることができればと考えています。


室谷 優里奈
 川本先生、二瓶先生、吉田コーチ、4年間ありがとうございました。ひと回りもふた回りも成長することができました。福島大学で陸上競技をすると選んだことに後悔はありません。
 皆さんには、自分で選択した道は自分で正解にして欲しいです。今後の人生において、小さなことから大きなことまで様々な選択があると思います。しかし、どれだけ情報が豊富でも周りからの支えがあっても、最終的には自分が決めることです。選択した後に、たとえ失敗してしまってもそれは価値のあることです。その失敗から学び、生かしていくことで選んだ道を正解にできます。考え方、捉え方を変えて正解にしていってほしいです。
 4年間、福島大学陸上競技部で選手、主務という立場で活動してきて本当にあっという間でした。皆さんも一瞬一瞬を大事にして活動してください。
 4年生のみんなを嫌いになったこともありました。迷惑をかけたこともありました。喧嘩をしてぶつかったこともありました。ですが、みんながいたからここまでやってこれたと思います。浪人してもこの学年で良かったです。本当に、周りの人に恵まれたなと感じています。
 私は春から東京都の渋谷区で会社員として働きます。遠くから皆さんの活躍を期待しています。ありがとうございました。


五十嵐 貴紀
まず始めに、川本先生、二瓶先生、吉田コーチ、4年間ご指導いただきありがとうございました。
私からはひとつだけお話しさせていただきます。
みなさんには自信と自分の可能性をもっと持ってほしいと思います。この先、バイトや就活など不安なこともたくさんあると思いますが、この陸上競技部でやっているからこそ、もっとできる力があると思います。それを信じて、陸上競技やその他のことにも取り組んで欲しいです。
これから、時間が経つにつれて失敗が増えてくると思います。しかし、更に時間が経って振り返ってみた時には、そのことを仕方がないことだと思い自信に繋げて欲しいです。それは、自分自身にしか分かりません。そのため、時間を大切にし、自分をより高い位置に持っていけるようにしてください。
みなさんがここに立つときには、自分で思っているよりも更に高い位置にいて欲しいです。


"
●高橋 奈津子
 まず初めに、川本先生、二瓶先生、吉田コーチ4年間ご指導ありがとうございました。
私が話したいことは2つあります。まず1つ目は、「自分の軸をしっかりともつ」ということです。私は、周りからもよく言われますが、フワフワとした性格で、軸を持たずに生活してきたので、今思うと反省して改善すべき部分がたくさんあったように思います。軸をもって生活することで、かっこいい人生を送れると思います。皆さんも、自分の芯となるものをしっかりと持って生活していってください。
2つ目は、生活習慣を大切にするということです。私は4年間毎日、宮城から片道約2時間かけて通学してきたため、授業以外には練習とバイトだけの生活を送ってきました。平日の練習は8時ごろに終わり、家に着いて夜ご飯やお風呂などを済ませてから寝るとなると、就寝時間は12∼1時の間でした。そのうえ、次の日に1限があると、朝早い電車に乗らなければならなかったため睡眠時間は4時間ほどしか取れない日もありました。私は、睡眠時間は1番大切なもので、競技の質に直結するものだと思っています。皆さんは私と違って一人暮らしをしている人がほとんどです。自分の生活習慣を見直すことで、ものの考え方や、競技の見方も変わってくると思うので、自分の生活習慣をもう1度見直して競技に集中して取り組める環境づくりを自ら行っていってください。
最後に、女子キャプテンとして感じたことを話します。3年生の冬、私は川本先生に名前を呼ばれ、キャプテンに任命されましたが、正直に言うと、私の名前が呼ばれることは想像していなかったので、少し不安になりました。私の想像するキャプテンの姿は、トップに立って周りの人を引っ張っていくような人間で、私にそれが本当に務まるのか悩んだことを今でも覚えています。しかし、実際になってみるとそうじゃなくてもいいんじゃないかなと思うようになりました。「私よりも上手く部をひっぱっていける人が他にいる。その時、私に何ができるのか」と考えた時、私がキャプテンとしてできることは、後ろから皆を支えて、視野を広げ、チーム全体を支えていくということでした。しかし、それも口で言うほど簡単なことではなく、初めは不安な日々が続きました。それでも、4年生のみんながサポートしてくれたからこそ無事キャプテンの責務を全うすることができました。
一人一人は、しっかりと練習して確実に強くなっています。これからの福島大学陸上競技部がさらに強くなっていくには、気持ちの部分の変化が必要なのだと思います。全国の舞台でも、今まで積み上げてきたもの、やってきたことをしっかりと自信に変えて、発揮していってほしいです。全国の舞台で入賞する学生がもっと増えていくことを願っています。頼りないキャプテンだったと思いますが、ここまでついてきてくれて本当にありがとうございました。4年生のみんな、あまり言葉を発さない私を4年間支え続けてくれてありがとう。
 春からは東邦銀行で陸上競技を続けていきます。まだ自分の目標とするところまで届いていないので、皆を応援しながら私も頑張っていきます。

仁井田 侑子
まず始めに川本先生、二瓶先生、吉田コーチ、4年間ありがとうございました。陸上競技だけでなく、様々な面でご指導いただきました。本当にありがとうございました。
私からは2つお話しさせていただきます。
1つ目は人との出会いを大切にしてほしいです。
大学に入学する前は、中高一貫校だったため、ずっと同じ先生でした。その先生は福島大学の卒業生で、その先生に福島大学を薦られました。その出会いがなければ、この選択をとることもできませんでした。
大学にはやり投げをしにきましたが、右肘の靭帯を怪我してしまい、やり投げを続けることが難しくなりました。しかし、佐藤若菜さんに出会い、ハンマー投げを薦めていただきました。始めは嫌でしたがここまで続けてくることができました。
今、隣にいる人や先生、後輩に出会えたことで人生が変わることがあるだろうし、人にきっかけを与えられるような人間になってほしいです。
2つ目は原点を忘れずに努力できる人になってほしいです。
私は陸上競技をするために福島大学にきました。全国大会に出場するために、時間があれば勝手に二部練習をしたりと努力してきました。それは自分がどうなりたいかを考えてこれたです。
結果的に全国大会に出場することはできませんでしたが、ここまでやってきて良かったと思っています。今、なぜ陸上競技をしているのかを忘れずに努力していってほしいと思います。
4年生、迷惑をかけることもありましたが、こんな私と一緒にいてくれてありがとうございました。一緒に陸上ができて本当に良かったです。