第229号  2006/10/02

22大学対校陸上競技大会 in 敷島
男女アベック総合優勝達成!!
9月29日から10月1日までの3日間、群馬県の敷島競技場で国公立22大学対校陸上競技大会が開催されました。男女とも総合優勝を目標に練習に励み、試合に臨みました。3日間の激戦の末、男子は2年振り、悲願の総合優勝を達成。女子も2年連続総合優勝を達成しました。
女子の最優秀選手賞に200mを24”18(大会新)の好記録を叩き出した松田が選出され、また、優秀選手賞には栗本、丹野(女子400mで大会新)、笹原(女子走幅跳で大会新)、古瀬(女子5000mで大会新)、女子4×100mRチームが選出されました。
〜大会ダイジェスト〜
第1日目
古瀬・瓜生の1年コンビのワンツーフィニッシュに続き…
丹野が大会新で快勝し、青木とワンツー!
岡田がやり投げで2位に
出羽・武藤の長距離陣が表彰台に
女子400mで、丹野が54秒10の大会新で優勝。本人は、タイムに納得しおらず、「積極的なレースが出来るよう練習していきたい」とコメントしていた。それでも、先月からの連戦を感じさせない見事な走りであった。

青木も丹野に次ぐ2位に入り、他大学の選手達に強さをアピールした。

左が瓜生、右が古瀬
女子1500mで、1年生コンビの古瀬と瓜生がワンツーフィニッシュで、古瀬は自己新でのフイニッシュとなった。前半戦活躍した古瀬がここに来てもまた自己記録を更新した。「ついていく形にはなったが、落ち着いて走ることができた」とコメントを残していた。

また2位に入った瓜生は、チームに貢献できて良かったと、いつものホッとした表情を見せていた。
男子やり投げで、岡田がセカンドベストの3位に入賞した。
「試合内容は満足に行くものではなかったが、チームに貢献できて嬉しい。この反省を次の試合で生かしたい」
次の試合での記録が期待できる。

また、茂木も入賞を果たし、チームに勢いを与えてくれた。

右から武藤・岡田・新田
男子1500mでは、出羽が3位に入賞し、初の表彰台に登った。レース後、出羽は「は優勝争いというよりも3位争いのレース展開になってしまった」と言っていたが、ラスト勝負で競り勝った勝負強さは圧巻であった。


また、男子10000mで、武藤が自己ベストに迫る31分51秒で、北日本インカレに続き3位入賞を果たした。試合後「一人旅になりペースが落ちてしまい苦しいレース展開にはなったが、走り切ることが出来た。」とコメントした。
来週の試合での走りに期待。
第2日目
好記録続出!!:松田・笹原が大会新で優勝!
女子4継が大会新で優勝!
男子砲丸投で駒田が優勝!
女子200mにおいて、松田が24"18の好記録で優勝した。松田が24秒1台で走るのは実に2年ぶりで、これからの活躍が期待できそうだ。
「自分自身を変えていかなければならないこと、変わらず持っていなければならないことが分かって来たと思います。良いレースになりました。」と久々の記録に嬉しさは隠せないようだ。

まさにMVPの走り!

ベスト更新とまではいかなかったものの
良い跳躍を見せた
女子走幅跳では、笹原が6本目に5M89を跳躍し、3位から逆転で優勝した。
「試合展開などの反省点はありますが、大会新で優勝できて良かった」と喜びのコメントを残した。



また、この日の午前に行われた男子三段跳で沼山が初の表彰台に上り、チームに勢いを与える結果となった
女子4×100mRは見事な大会新。これからリレーの試合が多数あるので、今年の目標である44秒台を出して欲しい!!
男子砲丸投は駒田が優勝した。
対校戦なので記録よりも順位を優先させたいという想いが駒田を優勝へと導いた。



男子ハンマー投げでは、上浦が3位に入いり、大学初の表彰台に登った。こちらも最後の投擲で逆転しての表彰台。「記録には満足できていないが、チーム一丸となった応援があったおかげです」とコメントを残した。
この日も長距離陣が大健等!千葉が1年ぶりの自己新で2位
男子3000mSCで千葉がブロック長としての意地を見せてくれた。
「チームの応援が本当に力になり強い気持ちを持ってレースを走れた。」とコメント。この調子で来週の試合も自己新を更新しそうだ。

また、女子オープン1500mで、1年生の高橋が自己記録を20秒も更新するベストパフォーマンスを見せた。「信じられなかったという気持ちがある反面で、悔しさもありました。これからも頑張ります!!」
男子4×100mRは2位に入った。桐生は「2年間同じオーダーで闘ってきてやっとここまでこれた。次の試合で更に記録を伸ばしたい」と意気込みを見せた。
男子110mHで3名入賞の快挙!!
チームを総合優勝に大きく前進させる活躍であった。
吉田・傍島はそれぞれ自己新を出し、中川も躍動した走りを見せた。
吉田は「前日の練習でも走れているなと感じていて、決勝では追い風+1.9と条件にも恵まれ、対校戦で自己新を出すことができ、点数というかたちでチームに貢献できて本当に良かったと思います。」


傍島は「夏からの課題としてきたことができて良かった」とコメントを残した。絶好調のハードル勢に注目だ!!

3人とも決勝進出はスゴイの一言!

本当に熱い戦いだった
男子200m・デットヒートの結末は…
残り100Mからのデットヒートは手に汗にぎるものだった。小原は一昨年優勝しており、最後の対校戦で再び優勝することに燃えていた。
結果は残念ながら2位ではあったが、自分の持っている最大限の力を発揮できたようだ。
この日最後の競技である十種競技の1500mでは、それぞれ分かれて応援することになった。それぞれの思いを込めた応援は、チームが一丸となった素晴らしいものだった。
アツイ応援が
選手を気持ちよく走らせた
第3日目
古瀬が大会新で優勝し、福大記録も更新!
駒田が砲丸投に続き円盤投を制す
女子800Mで瓜生・荒川が
女子100Mで栗本・長島がワンツーフィニッシュ
女子マイルが優勝!
またも古瀬が自己記録を20秒近く更新する16分45秒で優勝を果たした。駒田が自己新で円盤投げを制し、大きな得点源となった。
この日もまた長距離勢の活躍が目立ち、初日に引き続き、千葉が14分53秒の大幅自己新で入賞した

素晴らしい走りを見せてくれた古瀬

見事な自己新で優勝の駒田

後輩の活躍に負けず、この日も快走を見せた
女子100m・800mではワンツーフィニッシュ!!400m、1500mに続き今大会4つ目のワンツーフィニッシュを成し遂げ、総合優勝の原動力となった。女子三段跳では、ルーキー吉田が2位に入る活躍を見せた。
また、今回初めて男子800mに出場した益田が2本目にして1分56秒を出した。結果は準決勝落ちであったが、新たな種目への道が開けたようだ。

ラスト勝負に挑んだ荒川(左)。右は瓜生

2位に入った吉田の跳躍

100mHで大学ベストを出した青木

タイトルは手に出来なかったが、
3日間フル稼働の素晴らしい活躍
男子100mで小原が総合優勝を手繰り寄せる3位入賞!!
やはり最後は頼れるエースがやってくれた。
狙っていた優勝は出来なかったものの、価値ある3位入賞。「得点の取りこぼしがあって責任を感 じてましたが、みんながそれを帳消しにしてくれました。」
女子マイルは圧倒的強さで優勝を果たした。大会記録には及ばなかったものの、強さは健在。男子も堂々の2位に入り、最後まで戦い抜いた。この時、グラウンドに近い場所に行き、試合最後の応援。はとても盛り上がっていた。

男子マイルはキャプテンが気合の走りを見せた

閉会式終了後
高宮主務に感謝を込め…\(^o^)/
企画:もう一つの22大
ここでは競技場の様子や応援風景等を紹介します。

群馬リレーカーにバルなどでお馴染み
敷島公園陸上競技場で行われた。

入り口近くの銅像
群馬ゆえに馬が群れているっていうこと?

試合は残り少ないですが、
これからの応援を引っ張ってくれるはず!!
燃える応援団長、ただいま参上!
3日間の熱戦を支えたもの…それは応援です(^o^)/
そんな応援を支える一人の応援団長が誕生しました!!これからの応援を盛り上げてくれる!!
旅館では…
食事がバイキング形式で、美味しくいただきました。ロビーはレトロな感じを醸し出しており、洒落た雰囲気を出していた。

わんこそばに挑戦中です(笑)
最後の対校戦を終えて
最後の対校戦を終えた4年生に、コメントをもらいました。
・舘山のコメント
男女共に総合優勝ができて本当に嬉しいです!考えてみると最後の対校戦で、なにがなんでも勝ちたかったです。終わってみるとあっという間でした。1ヵ月ぶりにみんなに会えて楽しい3日間を過ごすことができました。みんなありがとう!
・大原のコメント
129点。この得点を取るために努力、苦労、そして想いがあったことか…。当たり前のことだけど、一人の力の小ささ、みんなの力を合わせたときの大きさを改めて実感しました。そして、「陸上やってて良かったな」、「みんなに出会えて良かったな」と思いました。これからこのチームはもっともっと強くなることでしょう。ぜひ後輩のみんなには今回の経験を活かして、来年の東北インカレにつなげて欲しいと思います。
・山下のコメント
大学生活最後の対校戦が終わりました。男女総合優勝を目標に掲げ、それにむけて3日間チームが一丸となって戦うことができました。 チームが一丸となったからこそ、接戦の末男女総合優勝を勝ち取ることができました。今大会は得るものが多かったです。下級生はこれを来年の東北インカレで役立て欲しいと思います。
・桐生のコメント
チームで目標に向かう一体感、1点の一喜一憂、支え合い、応援、どれも対校戦で必要であり、また面白さだといえると思います。今回はそんなことを考えて臨みました。仲間を応援しながら涙が自然と溢れる…。やっぱりいいです対校戦!
・吉田のコメント
今回自分は22大学対校戦に初めて出場しました。チームとして男女総合優勝を目標として、この3日間は部員全員で力を出しきって戦えました。個人としては久しぶりに自己ベストを更新しましたが、ハードルチームとして、出場した三名全員が決勝に進むことができ、表彰台にこそ上がることはできませんでしたが、得点を取りしっかりとチームに貢献することができたと思います。そのことが何よりも嬉しい事でした。本当に良かったです。結果として男女総合優勝を果たす事もでき、個人としてもチームとしても良いかたちで最後の対校戦を終えることが出来たと感じています。心に残る試合でした。
・高宮のコメント
今年度最後の対校戦の中で男女総合優勝ができたことは素直に嬉しいです。おまけに胴上げまでしてもらって本当に幸せ者です。大会全体を通して久々に充実していたと感じます。
それと同時に次の世代へのバトンタッチの時期が訪れたわけで、伝えなければいけないことはしっかりと伝えることが仕事であるということも実感しています。最後に一言。後輩のみんな、ありがとう!
・高橋のコメント
今回の試合は、本当の意味でチームが一つになったような気がします。自分が四年だからということもあるかと思いますが…(^^;)でもこんなに興奮し、一喜一憂し、感動したのは今まででいちばんです。男女総合優勝という結果になって、本当に最高の気分です!!!このチームで戦えて
幸せでした
・照屋のコメント
こんなに大勢の人の心が一つになって同じ目標に向かうことはあまりないと思うので、この経験は私の大きな財産になりました。そして、最後の対校戦でこのような結果を出せて本当に嬉しいです。
・鈴木麻のコメント
22大学対校戦、私たちにとっては最後の対校戦。ここにきてチームが1つになれて、「チーム」の大切さを改めて感じることができました。これも、22大という学生による大会だからこそだと思います。そして、22大の理念も改めて実感し学生による、学生のための大会で、この大会だからこそできるすばらしいこともあり、学ぶこともたくさんあったと思います。この大会で学んだことを生かし、チームがもっともっと成長して強いチームになっていくことを期待してます!男女総合優勝バンザイ(ノ><)ノ
・北村のコメント
いろんな人に『アリガトウ』。うれしい、楽しい、よかった、最高。たくさん言葉はあるけど、どれもピッタリな言葉はなくて、全部をひっくるめた言葉がないかなぁという感じ。でも、とにかくすっごく楽しかった。みんなの気持ちが以心伝心、何も言わなくても思っていることは同じ、向いている方向も決まっている。そういうのを強く感じた。こんなチームになれたんだなぁと思うと、胸が熱くなる。そしてこのチームにいれてうれしく思う。わたしをこの大会に出場させてくれたチームのみんなに感謝の気持ちでいっぱいだ。バカみたいに声張り上げて、手を振って、拍手して、飛び跳ねて、人目を気にせずやりたい放題な応援。やんちゃで、熱くあったかい応援の感覚が、今も体に残っている。最高。『みんなよーやった!めちゃめちゃおもろかったなぁ!いい顔しとるぞ!アリガトウ大好きや!』
・相澤のコメント
今回の22大はひとことで言うと、最高の対校戦でした!こんなに福大陸上競技部の一体感を感じた試合は今まで無かったのではないかと思うほどの良い雰囲気で3日間戦い通すことができました。男女総合優勝に向かって、一人ひとりが役目を果たしてくれました。私自身、初日の午前中に競技が終了したので、日程のほとんどを応援として過ご
したのですが、ほんっとーにみんなカッコ良かった!!最後の男子マイルでは涙で顔がぐちゃぐちゃでした(;д;)見事に男女総合優勝を勝ち取ることができたし、大会新もたくさん出し、後輩たちにとっても収穫のある試合だったのではないかと思います。もう対校戦に参加することはないのだと思うと寂しいところもありますが、最後にみんなでこんなよい試合をすることができて嬉しかったです(^^)みなさん感動をありがとーっ!!チームのみんなに感謝です☆☆
・藤原のコメント
全員の想いは一つ…男女総合優勝!!四年間を通してこんなにもチームが一つになれた試合はなかったのではないかと思います!!チームのためにという強い想いが溢れ出ているレースがたくさんありました。そしてそんな仲間の姿から大きな大きなパワーをもらい、全員が三日間戦いぬきました。チームが一つになるってこういうことなんだなと心から思いました。なんだか終わってみると仲間の姿や言葉に胸がいっばいになって、泣いてばかりの3日間でした(^_^;)チーム全員で掴んだ男女総合優勝です!!
・畑のコメント
最後の対校戦は熱くて忘れられない試合になりました。また、ひとりひとりの走る、跳ぶ、投げる姿をしっかり脳裏に焼き付けることができました。3日間長いそしてとても早い戦いであったとおもいます。みんなと一つになれて本当よかったです。感謝しています。こういった試合を後輩のみなさんは忘れず、そして今後ともより熱い試合をくりひろげてほしいです!!


今週は、今週の人と今週の部屋をお休みします。
来週号をお楽しみに〜
編集後記
選手の皆さん試合お疲れ様でした。今週は東北学生選手権があるのでそこで満足の行く結果を残したいです。(細川)