第392号  2009/10/26
第27回全日本大学女子駅伝対校選手権大会
〜全員の想いをのせて、最後まで繋いだ襷!!〜
10月25日(日)に、第27回全日本大学女子駅伝対校選手権大会が、仙台市陸上競技場〜仙台市役所前市民広場の6区間38.6kmで行われました。
福島大学チームは最後まで襷を繋ぎ、繰り上げスタートとなった昨年までの悔しさを晴らす快走を見せました!!
6人の選手にホームページ委員がそれぞれインタビューしてみました!


4年間の集大成の走りを見せる瓜生!

1区(6.0km)瓜生 20分32秒 区間17位

流れを作る重要な1区を走った瓜生。昨年も1区を走りましたが今年はどのような気持ちで臨みましたか?

「1区の自分がいい流れを作るという強い意気込みで臨みました!」

このような強い意気込みで臨むことが出来たのは、やはり襷への想いが強かったからですか?

「4年間目指してきた目標でもあり、古瀬や平元と走る駅伝は最後なので、この大会に懸ける気持ちは大きかったです。大会に向けての練習も、お互いに刺激し合い、高めあってきました。それもメンバー全員が襷を繋ぎたいという想いがあったからです!」

その想いが区間記録を昨年よりも1分20秒も縮めることに繋がったのですね!!

「1人1人が自分の持っている力を出し切り、この結果が得られたことは嬉しいです。また、自分の成長した姿をお世話になってきた方々に見せることが出来て良かったです」



2区(6.6km)
長沢 23分55秒 区間22位


昨年と同じ区間であり、2度目の出場ということで、昨年に比べて落ち着いて走れたのではないでしょうか?

「今年は強豪揃いだったので不安もありましたが、前日のミーティングでメンバー全員の襷に懸ける熱い想いを再確認し、本番に臨みました。襷を最後まで繋げるために私ができることは、とにかく全力を尽くすことだと思い、精一杯走りました。途中苦しい区間もありましたが、OB・OGの方々、みんなの応援や沿道の声援がとても力になりました!」

最後まで襷を繋ぐことができ、今回の結果から得られるものもあったのではないでしょうか?

「そうですね。今大会は、チームの目標を達成できた喜びだけでなく、自分自身を成長させてくれた貴重なものとなりました。今までみんなで積んできた練習は、持久力だけでなく、精神的にも私を強くしてくれました!」

駅伝での経験を次のステージに生かし、長沢はさらに成長
していくことでしょう!!


精神的にも成長を見せた長沢の走り!

みんなの声援を胸に、ひたむきに走る古瀬

3区(9.1km)
古瀬 31分39秒 区間14位


古瀬がゴール直後、大粒の涙を流していたのが印象的でした!

「今回は4年目にして、ついに襷を最後まで繋げることができました!平元がみんなの繋いだ襷を持ってゴールした時は、本当に嬉しくて…思わず嬉し涙があふれてしまいました!!」

古瀬の涙と感謝の言葉にみんなも感動でした!
沿道から本当に多くの方が応援をしていましたが、どんなことを感じましたか?

「沿道のみなさんはもちろん、一緒に練習してきたみんな、応援してくれたみんな、川本先生、お忙しい中サポートして下さった三浦さん、智幸さん、支えてくれた方々、本当にたくさんの方に支えられてるんだと嬉しくなりました。感謝の気持ちでいっぱいでした!」

たくさんの方々に支えられ応援されている選手を見て、今までの努力があるからこそ多くの人たちに応援していただけるのだと感じました。
選手の努力は多くの人の気持ちを動かすのですね。


4区(4.9km)
亀田 16分45秒 区間15位

区間15位でチーム順位も上げ、流れを作りましたね!短長ブロックということで、長い距離への不安はありませんでしたか?

「去年走った区間ということが強みになりました。また、これまで練習で距離を積んできたり、朝練や練習後のジョグを継続したりしてきたことで、距離への不安はなく走れました」

写真からも分かるように、力強い走りをしていた亀田ですが、その原動力はどこからきていたのですか?

「4年生みんなが笑顔で終われる駅伝にしたいとずっと思って練習してきました。そのためには、絶対に襷を繋ぐしかない!と思い、無我夢中で走りました。その思いが叶い、みんなで繋いだ襷がゴールまで繋がり、本当に嬉しかったです!!駅伝を通して4年生から学んだことを、今後に生かしていきたいと強く思いました」

今回学んだことを駅伝だけでなく、多くのことに生かしていけるといいですね!



前半から果敢に攻める亀田!

アップダウンの激しい区間を走り切った中山
(高低差はビル6階分に相当するそうです!)

5区(4.0km)
中山 14分30秒 区間22位

中山と平元が襷を繋いだ時は部員全員が笑顔になりました♪襷が繋げられるか、不安はありましたか?

「走る前、5区までは必ず繋がると信じていたので、私が平元さんに繋げられるかどうかだと思っていました。すごく不安だったのですが、平元さんが見えた時はただただ嬉しくて、笑顔になりました!また、ラストの上り坂でチームのみんなの声援が後押ししてくれたおかげで、諦めず走ることができ、襷が繋がりました!」

平元によると、落ち葉を額につけて中継所に飛び込んで来たそうですが・・・

「自分でも落ち葉がついているのに気付いていたのですが、少しのロスも許されないと思い、走ることだけに集中しました!」

その強い気持ちと無駄のない気持ちがあったからこそ、襷が繋がったのですね!


6区(8.0km)
平元 29分54秒 区間25位


アンカーということもあり、様々な不安があったと思いますが、どのような気持ちで待っていましたか?

「みんななら襷を繋いできてくれると信じて待っていました!中山が最高の笑顔で渡してくれて、すごく嬉しかったです!!みんなの汗が染み込んだ襷をかけた時、汗だけでなく、みんなの気持ちも伝わってきて、とても重みのある襷だと感じました」

去年は怪我で出られなかった分、今年の駅伝に懸ける想いは人一倍だったのではないですか?

「私にとっておそらく一生で最後の駅伝となるので、この日のために全てを注いできました。食事やケアなどにも気をつけて、しっかり練習を積んで、臨むことが出来ました。また、今回は沿道の応援や、部員の力強い声援、OB・OGの方々をはじめ、たくさんの方々の支えがあったおかげで私たちは襷を繋いで走りきることができました。本当にありがとうございました!」

選手だけでなく、応援していた私たちも選手の走りを見て多くの感動をもらいました!


みんなが待つゴールを目指して全力で走る平元
今回は、惜しくも区間を走ることは出来ませんでしたが、メンバーの中軽米にもコメントをもらいました。
「駅伝に向けて襷を繋ぐという強い気持ちをもって練習をしてきました。練習する中で、仲間の大切さに気付いたり、自分自身も成長させたり出来ました。本番は、選手と一緒に走っている気持ちで応援しました!襷が繋がった時は本当に嬉しくて、来年もぜひ出場したいと思いました」
今回の結果は、襷への想いをもって切磋琢磨し合い、誰が区間を任されてもおかしくないくらいにチーム力を高めてこれたからでしょう。

〜応援部隊〜

↑左:声援を送る小原 中:沿道で選手を待ち構える応援部隊 右:院生青柳は自転車で応援!

どの区間も応援が途切れないように、みんなで班に分かれて応援しました。各班、少しでも多くの区間を応援するために、走りまわりながら熱い声援を送っていました!
特に長距離ブロックの男子は、得意の持久力を生かし、全区間応援出来ました!
また、卒業生の方々も遠方から応援に駆けつけてくださいました!




総合 2時間17分15秒 20位
総合タイムは昨年より3分以上速く、順位も昨年の21位から1つ上げて20位でした。
襷を最後まで繋いで走ることができ、チームとしての目標は達成されました。
この結果は、選手と応援の想いがひとつになり、持っている力を全て出し切ることができたからでしょう。
また、卒業生の方々が遠くから応援に駆けつけてくださいました!
周りの方々のサポートもあっての結果ですね!本当にありがとうございました!!

第93回日本陸上競技選手権リレー競技大会
〜女子マイル、悔しい予選落ち〜
10月23日(金)〜25日(日)に、第93回日本陸上競技選手権リレー競技大会が、神奈川県の日産スタジアムで行われました。
福島大は、女子4×400mリレー予選に
武藤→清水→紺野→なつみのオーダーで臨み、
3分45秒75で全体の9番目で予選落ちという
悔しい結果に終わりました。

3走紺野から4走なつみへバトンパス


大学最後のマイルリレーとなった4年生の清水は、
「全カレで悔しい思いをして、メンバー一丸となってこの日本選手権リレーに向けて練習を重ねてきましたが、結果として自分たちの力不足を痛感するものとなりました。今までの取り組みに足りない部分があったのだと思います。悔しい気持ちでいっぱいです。しかし、結果をしっかり受け止め、忘れずに進んでいくことが大切です。このチームはまだまだ強くなれると思います。来年このチームがいい結果を残せるように、残り少ない時間で自分のできることに全力を注いでいきたいです!」

と、4年生として後輩に思いを託していました。


来年最上級生として引っ張る立場となる武藤は、
「悔しいですが、この結果をしっかりと受け止め、来年に向けて一日一日メンバー全員で頑張っていきます。なぜ負けたのか、勝つためにはどうしたらいいのかをしっかり考え、毎日の練習に取り組んでいきたいと思います」

と、来年を見据えたコメントをくれました。
今回の結果を受け止め、来年に向けての奮起に期待しましょう!!


OGの方々が所属するナチュリルは、4×100mリレー、4×400mリレーともに優勝し、それぞれ3連覇2連覇を達成されました。

福島大学
4×400mR 予選 1走  武藤 3分45秒75
2走  清水
3走  紺野
 4走 渡辺(な)

ナチュリル
4×100mR 優勝 1走 佐藤さん 44秒83 3連覇
2走 渡辺さん
3走 栗本さん
4走 丹野さん
4×400mR 優勝 1走 佐藤さん 3分37秒67 2連覇
2走 渡辺さん
3走 丹野さん
4走 青木さん


3連覇となったナチュリルの4×100mリレー
おまけ 編集後記

かわいい・・・?マスコットです。

初めて沿道で駅伝の応援をしました!選手が目の前を通過する時は感動して鳥肌がたちました!!(今村)

駅伝は応援していて熱いものがこみ上げてきました!!僕もアツい走りがしたいです!!(松岡)

みんなの応援のおかげで、仲間を信じて最後まで走りきることができました!(長沢)