第397号  2009/11/30
今シーズンを振り返って
〜フィールド編〜
先週のトラック編に続き、今週はフィールド編です。
チームで戦った試合は東北インカレ、全カレなどなどこれまで多くありました。それぞれの大会での反省、来年への抱負を話してもらいました。
第62回東北学生陸上競技選手権大会

吉田、11m91で3位入賞!

まず、女子主将吉田に今大会の反省に加え、後輩に向け一言コメントをもらいました。
「東北インカレでは、個人チームともに目標としていた記録、結果には届かず、とても悔しい思いをしました。4年分の思いを結果として出すことができなかった自分が悔しかったです。しかし、その悔しい気持ちが何としてでも全カレに行って勝負したい!強いチームになっていきたい!という強い気持ちを作るきっかけにもなりました。このようなことから、日々向上しようと努力していくことが大切だと改めて感じた1年でした。後輩のみんなには、来シーズンにむけ強い気持ちを持って、日々を過ごし、夢を叶えてほしいと思います。」
次は2年生で、ハンマー投げにおいて東北インカレ優勝を果たした小林に話を聞きました。
今シーズンで一番印象的だったことは何ですか?

小林「それはやはり、東北インカレで大幅に自己記録を更新して優勝したことです。2回目となる東北インカレは、1年生のときに入賞できなかった悔しさを胸に臨んだ大会だったので、このような形で挽回できてうれしかったです。」

そうですね。チームに勢いをつける優勝でした。
今シーズンの結果を振り返って、来シーズンに向けての抱負を教えてください。

小林「東北インカレで目標であった全カレB標準(56m)突破が果たせなかったこと、またその後の大会で55m台を出せなかったことがとても悔しく、反省しました。来シーズンは、東北インカレでB標準を突破し、シーズンを通して安定した記録が出せるように頑張りたいと思います。」

小林 逆転の1投! 55m58での優勝 

佐藤(深) 気合の1投で4位入賞!
続いて今年より入部、大学に入って一年目のシーズンを終えた佐藤深奈美にお話を聞きます。
はじめてのインカレはどうでしたか?

佐藤(深)「初めての大学生の大会ということもあって、その雰囲気に圧倒され、とても緊張しました。私は宮城県出身なのですが、宮城の競技場で行なわれたこの大会で土地の利を活かすことができず、硬くなり満足な結果を出すことができませんでした。」

そうですか。では二年目となる来シーズンに向けて目標をどうぞ!

佐藤(深)「どのような環境でも、自分を見失わない不動心を身につけて、今シーズン更新することのできなかった自分の記録をぬりかえ、B標準を突破したいです。」

外川コメント
「今年の東北インカレでは、記録はあまり良くありませんでしたが、その時持っていた力を出し切ることができたと思います。来年の東北インカレでは、全てに納得のいくような試合ができるように、冬季練習でより強い体を作りたいと思います。」

松崎のコメント
「今年の東北インカレには、砲丸投と円盤投の2種目で出場しました。先輩方のこの大会に懸ける姿勢を1年の時から見てきて、自分もこの大会で力を発揮しなくて、どこで力をだせるか、という思いでこれまでやってきたのですが、結果はどちらも入賞できませんでした。後に言われて気づいたのですが、自分はまだまだ突き詰めてないところがあったから、こういう結果になったと思います。これから後輩には自分が学んできたものを伝えていきたいと思います。」
第60回東北総合体育大会
ここで、今大会の優勝者2人にコメントをもらうことにします。

片山 41m45での優勝!
まず、この大会女子円盤投で2連覇を成し遂げた片山に話を聞きました。
片山「この大会は記録を狙って挑んだ試合でした。しかし、納得のいく投げをすることができませんでした。しかし優勝することのできた私を含め、出場した3人全員がベスト8にはいり総合優勝に貢献することができ、うれしかったです。一戦を終えるごとに一人一人が強く結び付き、チームが一つになって戦っているのを感じました。」

後輩にむけて、メッセージをどうぞ!
片山「もっともっと強く成長して、仲間とのつながりをさらに強め、来年は全対抗戦で男女総合優勝してほしいです!」
続いて、この大会、チームに大貢献した吉江にコメントをもらいました。
吉江「シーズン前半はケガをしてしまったのが響き、チームに貢献することができませんでした。なので東北総合体育大会ではチームに貢献できるような跳躍をしたいと強く思っていました。最初の3本で安定した記録を残せず、納得のいくものではなかったのですが、結果として幅跳び出場者3人ともにベスト8に残ったこと、そして優勝できたことはうれしかったです。来年は、大学最後のシーズンです。自分のためにも、チームのためにも、応援してくださる方々のためにも、良いシーズンにしていきたいと思います。」

吉江、初優勝! 記録 7m11
天皇賜杯第78回日本学生陸上競技対校選手権大会

1m65での6位入賞! 今村 
1年生として初めて全カレに出場した今村。6位入賞という好成績を残した今村の真実に迫ります。

今村「全日本インカレでは、川本先生の『165を1本目で跳ぼう』という言葉を思い返しながら試合に向かい、6位に入賞することができました。先輩方や仲間からの応援は私の自信と勇気に変わり、試合中に何度も助けられました。その後の国体では1m66のシーズンベストという結果に終わり、自己ベストを更新できないままシーズンを終えてしまい悔しい思いが残りましたが、福島大学の陸上競技部に入り、学んだことや初めて知ることが本当にたくさんありました。来年に向けて明確な目標を持ち、冬を越えたら必ず記録を伸ばします!」
全カレ初出場となった佐藤(信)に大会での思い出、学んだことについて話を聞かせてもらいました。

佐藤(信)「全カレに出場して学んだことは、もっと練習であったり、ケアであったり、メンタル面であったりとまだまだできることがあったのではないかということです。今大会を終えて気づくことですが、振り返ってみると甘さがあり、もっと詰めていかなければならなかったと反省しています。」

全カレに出場しなければ気付けなかったことが多くあったようですね。それでは、後輩に何か一言ありますか?

佐藤(信)「後輩には、僕のように後悔しないようにしっかりと目標を立て、その目標を実現するためにどうすればいいのか考えて、詰めた練習をしていってほしいと思います。」


佐藤(信)、4年間の想いを込めた1投!

初めての全カレ出場となりましたが、どのような大会になりましたか?

杉田「初めての全カレということで今までにないような緊張感のある大会でした。十種競技の最初の種目の100mでは特に緊張し自分の力を発揮することができませんでした。しかし、そのあとの種目は徐々に大会の雰囲気にも慣れ良い記録を出せる種目もありました。この経験を生かして来年は、100mから最高のパフォーマンスができるような大会にしたいです。そのためにも今年の冬季練習ではしっかりと練習を積みスタートラインに立った時自信をもてるようになります。」
最後となるインカレに出場を果たした4年生の斎藤。その全カレ出場に至る経緯を話してもらいました。

斎藤「今シーズンは、やっと自己ベストが出せたことが何よりもうれしかったです。今年こそ絶対に跳ぶんだ!という強い気持ちと、いつも応援してアドバイスしてくれた仲間の存在があったからこそ記録を出すことができました。そして、全カレ出場は私にとって大学生活で1番の目標でした。4年間同じ目標を目指して一緒に頑張ってきた吉田と共に大きな舞台に立ち、やっと目標を達成することができて本当にうれしかったです。全カレに出場するため、そして全カレで良い結果を残すために、練習でも私生活でもいろいろなことに気を配っていたので、まさに陸上一色の日々でした。目標に向かってひたすら努力した経験は、必ず将来に生かしていきたいです!応援してくださった仲間や先輩方やサポートしてくださったOGの方々、本当にありがとうございました。」
東北学生陸上競技選手権大会
この大会で優勝を決め、2連覇を達成した山口にお話を聞きました。
「個人戦での試技のすべてが4年間の思いの詰まったものだったと思います。ただ、純粋に遠くへ飛びたい!2年生以上のみんなにはもう1度、1年生にも自分の跳躍を見てもらいたいという気持ちでいっぱいでした。優勝を決めてチームへ戻ったとき、みんなからあたたかい声をかけてもらいチームや仲間の大切さをより一層実感することができました。大学で最後の3段跳の試合でしたが、本当に気持ちのいいものでした。」

山口 自己ベストでの2連覇! 記録 15m11

菊田のコメント
「個人戦では、投げをしっかりまとめることができず、ベストとは程遠い結果に終わってしまいました。片山さんや小野さんと一緒に表彰台に上がりたかったのでとても残念でしたが、同時に試合でしっかりと力を出し切る先輩方の姿に感動しました。
この冬季でしっかり練習を積み、筋力・技術共にパワーアップして、来年は自分の力を出し切り自己ベストを更新できるようがんばっていきたいと思います。」
山内のコメント
「今シーズンは大学に入学し、新しい生活環境に慣れて体の感覚を取り戻すことからのスタートでしたが、夏までにしっかりと練習を積むことができ、秋のシーズンでは自己ベストを狙えることができるところまで来ることができました。特に個人戦では 自己ベストを出せる!という自信を持って挑むことができました。結果は、追い風参考でしたが、自己記録を上回る記録を出すことができました。しかし、個人戦を含め、今シーズンは風の強い試合が多くなってしまったのが反省です。来シーズンはどのような状況でも安定した助走をし、いい踏み切りにつなげ、記録を伸ばしていきたいです!」
今週の人 編集後記

菊田久美子→
松橋舞果
前回新潟から来た長身スプリンター土屋に紹介されました、投擲混成ブロックの菊田です☆私が紹介するのは地元福島県原町高校出身の、ハイジャンパー、松橋舞果です!同じ福島出身ということでよく話す松橋ですが…彼女は素晴らしい天然ちゃんです♪私のボケを流すどころではなく、気づいてすらくれません。しかし話をする時は真剣に聞いてくれるよい子です!誰よりもみんなのことを見て、声をかけてくれる、そんな素直でやさしい松橋だからこそ、小さな体でもあんなに高いバーを越えて行けるのでしょう☆走る練習も懸命に頑張る彼女がこの冬でパワーアップすることは間違いないっ!松橋のさらなる跳躍に期待です♪
明日で12月突入です!12月と言えばクリスマス☆サンタクロースはやってくるのかな?今年も楽しみに待っています!!(杉田)


寒さも本格的になってきました。もう12月ですね。最近、月日が流れるのを早く感じています。(土屋)