第400号 2009/12/21 |
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400号企画第1弾! 「あの人はいま!?」 〜Wher Are They Now!?〜 |
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この企画では300号から400号までに卒業された方にスポットを当てて、福島大学陸上競技部で培ったことが現在どのように活かされているのかなど、卒業生にインタビューをしました!! | ||||||||||
まずは2008年3月卒業、投擲混成ブロックの長谷川加奈子さんにお話を聞きました! 長谷川さんは福島大学在籍中、福大歴代記録において砲丸投で2位、円盤投で4位の活躍をされました! 長谷川さんは現在、千葉県の西松屋チェーンミーナ津田沼店で店長をしているそうです!店長ですよ!?すごいですね! そんな長谷川さんに近況を聞いてみました! ●学生時代でいうところの陸上と同じように、今、頑張っているお仕事についてお聞きしたいのですが!?卒業されてからはどんな仕事をされてるんですか? ○長谷川さん「私は今、育児用品を扱う西松屋チェーンミーナ津田沼店にいます。関東に来て半年になります。店長になって一年がたった今でも怒られてばかりですが、近くにある競争店に負けないようにパートさんたちと協力して頑張っています」 ●やはり日々精進なのですね!今のお仕事に就職されたきっかけというのはなんですか? ○長谷川さん「大学で服や下着について研究していたので、衣料に関わりのある企業に入りたいと思っていました。西松屋チェーンは子ども服やマタニティ用品を扱っていて、企業説明会で経営理念や目指すものを知り、「これだ!!」と直感で決めました」
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●なるほど!大学での研究が為になったのですね!また直感というのもすごいですね!それでは陸上をした経験を活かせたことはありますか? ○長谷川さん「質問とちょっと違うかもしれませんが、活かすことができたのは「自由と責任」です。投擲・混成ブロッ クはみんなほぼ毎日自分で練習内容を決めてやっています。それで結果が出なければただ時間を無駄に過ごしたことになります。自由に動ける分、それにかかる責任は全部自分にあり、誰のせいにもできない。経験といえるのかどうか分かりませんが、今の自分には活きていると思います」 ●社会にでた人からの言葉には尚更重みがありますね。今陸上競技部にいる私たちにはとても為になります!今後長谷川さんの夢はなんですか!? ○長谷川さん「今は、2店舗、3店舗の店長になったときに職務をきちんとこなせるよう、管理が出来るようになることです。出来ていないところがまだまだ沢山あるので、勉強します!」 ●店長は何店舗も管理できるようにならないといけないんですね…すごいですね!私たちもしっかり勉強します!!それでは最後に一言お願いします!! ○長谷川さん「冬はライバルを追い越せるチャンスです!!怪我などしないで、乗り切ってください。千葉から応援しています!」 ●お忙しいなかご協力本当にありがとうございました!! | |||||||||
続いてインタビューに答えてくださったのは、2009年春卒業の駒田惇さんです! 駒田さんは2008年度の主将を務め、男子砲丸投福大記録保持者です。 東北インカレではMVP!全日本インカレでは8位入賞という活躍でした! |
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現在お住まいのアパートだそうです! 陸上競技部お馴染みのあのアパートに似てます! 研究をされている施設だそうです! ここは福島大学の体育棟?なわけないですよね… 駒田さんのオフィスだそうです! やっぱり福島大学の体育棟でしたね! 駒田さんのデスクだそうです! 駒田さんの…デスクです!! |
●今駒田さんは大学院生ですが、今勉強されていることを始めたきっかけを教えていただけませんか?
○駒田さん「大学の講義で、「生涯スポーツ」という言葉を初めて聞いて、スポーツへの携わり方がいくつもあることを知りました。それまでの私は、競技スポーツとしてスポーツを「する」ということしか頭になく、生涯スポーツとしてスポーツを「する」だけでなく、「見る」、「支える」といった多様なスポーツへの取り組み方があるという考えは新鮮でした。そういったことがきっかけですかね」
●なるほど…競技者としてだけでなくそういった見方でスポーツを考えることもできるのですね!どういった研究なのですか? ○駒田さん「競技スポーツとしてスポーツに取り組むことができる期間は人間の一生のなかで限られた僅かな期間であり、生涯スポーツとしてスポーツに取り組む時間の方が多く、大切な事であると気付きました。ただ、そのような機会を多くの方々が望んでいるにもかかわらず、なかなか機会が無いという現状があることを知り、そのような機会を作るための環境を整えたり、機会を作る方法を研究しています」
●今研究されていることは、私も歳をとったら役に立たせていただくことがあるかもしれません(笑)福島大学陸上部での経験が活かせたことはありますか? ○駒田さん「4年生の頃、毎日のように夜遅くまでミーティングをしていたので、研究室で日付が変わる頃まで研究をしていても何にも違和感なく、「遅くまでやっている」という気にならないことは直接の経験したことが活かせているのかな…と思います。ただ、川本先生が、福島大学陸上競技部を通して行っている、「ももりんダッシュ」などの地域貢献は研究という観点から考えると、凄いことをされていると感じます。「ももりんダッシュ」は実際に走る人がいれば、準備する人がいる。さらに応援したりする人がいます。これは、一つのイベントで「する」、「見る」、「支える」の全てが揃ったもので、今多くのスポーツクラブが目指しているものです。このようなことを、スポーツクラブでは専属の方が仕事として企画・運営されて大変苦労されているのに、川本先生を始めOGの方々、そして学生がそれぞれの本来の仕事、勉強、練習があるなかでやってのけることは本当に凄いことだと思います。今更ながら、そのような運営に参加すればよかったと後悔しています」 ●私も、「ももりんダッシュ」は本当にすごいイベントだと思います。そういった活動に参加できる今を大切にしたいです。今後駒田さんは何を目指していくんですか? ○駒田さん「今研究していることを活かした職業に就き、スポーツによる地域の活性化ができれば良いと考えています!その前に、修士論文を書き上げて、卒業しなければいけませんが…」 ●論文ですか…夢のためにも頑張ってください!最後に後輩へ一言お願いします! ○駒田さん「福島大学陸上競技部で経験したこと、聞いたり、学んだりしたことは卒業してから、とても貴重な経験が出来たと思うはずです。私はまだ社会に出ていませんが、研究や調査などで社会に出て、いろいろな方と話をすると、とても強く感じます。今は、実感が無いかも知れませんが、陸上競技部での経験をすべて吸収するつもりで何事も頑張って下さい」 ●研究・勉学がお忙しい中時間を割いていただき、本当にありがとうございました!! |
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続きましてインタビューに答えていただいたのは2009年春卒業の益田憲幸さんです。 | ||||||||||
TCの名簿をみて仕事をしている模様です! |
益田さんは福島大学在学中はH20年度の副主将と短長ブロック長を務め、2008年の東北インカレで男子800mで3位入賞という活躍をされました! ●益田さんは現在どのようなことをされてるんですか? ○益田さん「今は福島大学TCのコーチと市内の中学校で手伝いをしています。どちらも今後の為になるいい機会です」 ●日曜日は毎週TCの練習をみてくださっていますよね!どうしてコーチをされているんですか? ○益田さん「小学校の教師を目指していて、その勉強のためにもこういったことを活かせたらと思いコーチをしています!」 ●コーチをしていて陸上部に在籍していたことが活かされたことはありますか!? |
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○益田さん「たくさんありますよ!技術的な面も体力的な面も子供たちにうまく伝えられていると思います!それから中学校の職場では、大学時代に人として成長させていただいたことで、お褒めの言葉を頂くこともありました!」 ●競技面だけでなく生活面でも成長できたことが活かされてるんですね!今後の夢を教えていただけませんか? ○益田さん「教員採用試験を合格し、念願の小学校教師になることが決まりましたので、今後は指導者としての腕を磨き日清カップで活躍できるような選手を育てたいと思っています!!」 ●試験合格おめでとうございます!益田さんならきっとできますよ!!応援しています!最後に一言よろしくお願いします! ○益田さん「福大陸上部だ!というアツい心、ハートをもって貪欲に頑張ってください!!」 ●年末でお忙しい中インタビューに答えてくださり有難うございました! |
2007年春卒業の熊谷さん(右)と資料を整理中です! |
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2009年春に卒業された阿部哲也さんは、2008年の全日本インカレを始め、日本選手権リレー出場といった学生時代でした! | ||||||||||
●阿部さんはいまどのような職に就かれているのですか?
○阿部さん「私は今、NOK株式会社という総合部品メーカーに勤めています!今は実際に工場の生産ラインに入ることで製造の現場を学んでいます!」 ●製造業は経済の中でも重要な仕事ですよね!どうしてその仕事に就かれたのでしょうか? ○阿部さん「表立って現れませんが、なくてはならない部品を数多く作っている部署にいます。私もそういった、目立たなくとも、無くてはならない人材になりたい!と思いこの仕事を選びました!」 ●なくてはならない人に…私もそんな人になりたいです!そんな仕事の中で陸上部で学んで活かされたことはありますか? ○阿部さん「普段の掃除やテントを上手に張る事など、陸上部で培った一つ一つの行動や考え方、学んだことが、社会人になってとても役に立っています。本来であれば社会人になってから学ぶことを、学生のうちに数多く学ぶことができ、人より先にスタートを切ることができました!」 ●その時は実感がない細かいことも社会に通じているのですね。阿部さんは今後何を頑張っていきたいのですか? ○阿部さん「一番は仕事ですね!立派な社会人になれるよう頑張っていきたいです。次に家事をこなせるようになること。初めての一人暮らしを充実させていきたいです。あともう少し陸上を続けたいです。実は先週から冬期練習も始めたんです!」 ●立派な男になりたいですね!陸上を続けるということは来年の大会で一緒に戦えるかもしれませんね!最後に後輩に一言お願いします! ○阿部さん「部内、大学内にいると気付きづらいですが学生の居る環境はとても恵まれていると思います。トラックがある事だけでも十分幸せなことです!欲を言えばきりがありません。謙虚な心で常に感謝の気持ちを忘れずに頑張ってください。それから学生のうちにしか出来ないことがたくさんあります。学業も私生活も陸上競技も充実させて、後悔だけはしないように精一杯頑張ってください!!」 ●仕事の合間にインタビューを受けていただき本当にありがとうございました! |
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