第379号  2009/07/27

真夏の米沢で熱い戦い!
第60回東北総合体育大会in山形県米沢市
7月25日(土)26日(日)に山形県米沢市営陸上競技場で第60回の節目を迎える東北総合体育大会が行われました。
天候が心配されましたが2日間夏の熱い日差しを浴び、選手は精一杯のパフォーマンスをしました!!
女子総合優勝!!男子は悔しい準優勝に
女子は総合優勝!男子は連覇がかかったこの大会で悔しい準優勝でした。
この二日間の戦いを日付を追って振り返っていこうと思います。
大会第一日目
〜大会新・自己新連発!!〜


片山の試技
女子円盤投で片山V!

1日目最初の決勝種目は女子円盤投でした!片山は41m45で優勝しました。優勝した片山にコメントをもらいました。

片山「記録を狙って臨んだ大会でしたが、思うような投げが1本もできませんでした。コンスタントに45mを投げられるように、1投1投修正し、質の高い練習をしていきたいと思います!」

片山・菊田が二人ともB標準を突破し、二人で全日本インカレに出場を目指して記録を狙ったようでしたが、片山は悔しい思いをしたようです。
しかし、この優勝で福島大学には勢いがついたことも事実です。片山の今後の投げに期待しましょう!!
千葉・女子400mで大会新!

続いては男女400m決勝です。女子400mでは千葉がOG吉田真希子さんの大会記録56秒21を0秒28更新する55秒93で優勝しました。千葉からのコメントです。
千葉「課題だった前半から怖気ずに走れたのでよかったです!しかしこの記録に満足せず、気持ちを切り替えてしっかりと練習していきたいと思います」と課題を改善しての記録に嬉しそうでした。
また武藤も56秒30で大会記録に肉薄する2位でした。武藤は「練習の足りなさを痛感しました。今回の課題を練習によって生かしていきます」と悔しさを滲ませていました。
二人とも全カレに向けて気持ちを高めているようでした!

男子は石川・矢内・一関が出場し、一関が自己ベストを更新しましたが、決勝には進めませんでした。決勝に進んだ矢内は4位・石川は5位という結果でした。石川は「順位もタイムも満足のいくものではありませんでした。一からやり直します」とコメントをくれました。



優勝:千葉 2位:武藤


優勝した瓜生、2位の古瀬

右:佐藤 左:小郷
男女1500mで入賞ラッシュ!

チームに一段と勢いをつけてくれる1500mでは、男子が神谷(卓)・佐藤(瞬)・小郷(和)が出場し、佐藤が2位、小郷が3位、神谷が7位。女子は瓜生・古瀬・亀田が出場し、瓜生が大会新で優勝、古瀬も大会新で2位、亀田が4位と全員が入賞しました!!

自身の持つ大会記録を3秒以上更新し、4分31秒78で優勝した瓜生「自分でレースを引っ張ってもベストに近いタイムで走られるようになったので良かったです!全カレや駅伝では思いっきり力を出せるようにします!これからさらに自分に自信が付くように練習していきます!」と力強くコメントをしてくれました。最近1500mの走り方がわかってきたという瓜生から目が離せません!!

佐藤小郷「ラストスパートにキレがないレースになってしまいました。しかし、しっかりと得点をとれたのでよかったです!」と課題を残しつつも、チームに貢献できよかったということでした。夏場さらに集中し、後半戦にむけて練習していきましょう!!

男子100mで自己新連発!

男子100mは絶好の気候(晴れ・風+1.5)の中行われました!加藤(祐)・神谷(航)・土屋(健)が出場し全員が自己ベストを更新しました!加藤は10秒91で2位、土屋は10秒94で3位、神谷は11秒03で5位でした。加藤「3人が決勝に残ることができました!決勝でもしっかり勝負ができベストも出せてうれしかったです!」と短短ブロック長としてブロックを引っ張ってきた加藤は本当に嬉しそうでした!
神谷はいつもできていたスタートに課題があったようです。土屋もスタートが改善されればさらなる成長が期待できそうです!俄然この入賞でチームは大盛り上がりを見せました!


加藤(右から4人目)・土屋(左から2人目)・神谷(左)

自己ベストの斎藤と吉田
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高校以来の自己ベスト!斎藤がV!!

女子三段跳において斎藤が12m29での自己ベストで優勝を果たしました!また吉田も斎藤に1cm差の12m28の自己ベストで2位でした!優勝した斎藤からコメントをもらいました。
斎藤「自己ベストがやっと出せたことはうれしかったのですが、A標準を切れなかった ことが本当に悔しいです。また、試合内容に課題が多く残ったのでこれからの練習で改善していきたいと思います」と語ってくれました。斎藤、吉田からは自己ベストの喜びがひしひしと感じられた一方で、全カレA標準を突破できなかった悔しさが表れていました。

また男子三段跳では松島が3位、蓮沼が7位、菅野が自己ベストで8位でした。大学で初めて点数を取った菅野「最後の対校戦でチームに貢献できて嬉しい」と語っていました。
男子4×100mRで2連覇!

初日一番の盛り上がりを見せたのは、この日の最終種目である4×100mRでした!決勝のオーダーは中島、加藤、傍島、中村の順でタイムは41秒37でした。
1走中島「昨年に引き続き優勝できましたし、タイムも昨年を上回ることができました。この結果は走った4人の力だけでなく、卒業された先輩から受け継いだ気持ち、皆さんの応援のお陰です」と話し、結果は福島大学というチームを創ってきてくださった方のお蔭ですと感謝の気持ちを表していました。
勢いが増した短短ブロックは今後さらに記録を伸ばせるように頑張っていきます!!

4走・中村と表彰台にて
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新田 粘りの走りで2位に!男子10000m

一日目は男子10000m決勝も行われ、新田・吉田・藤井が出場しました!新田が2位、吉田が3位でした。
新田「記録的には納得のいくものではありませんでしたが、しっかりチームの力になれたと思います!また熱い中最後まで諦めずに走り切れたのもチームのみんなのおかげです!米沢に先輩も応援に駆けつけて頂き、本当に皆さんありがとうございました!」と主将として、また長距離ブロック長としてチームのために粘り強く走りぬいた新田。タイムは良くなかったものの、チームに貢献でき良かったと話してくれました。
長距離は東北インカレでは力をあまり発揮できなかったものの、着実にレベルアップしています!
今後さらなるレベルアップをしてくれることでしょう!

大会第二日目
〜女子総合優勝〜


優勝した吉江
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男子走幅跳で吉江優勝!

男子走幅跳で、吉江が7m11の記録で優勝しました!
また松島も6m78で5位、中島も6m65の7位でした。
優勝した吉江「内容的には最初の3本で記録を残せず、納得のいくものではありませんでした。しかし、3人でベスト8に残りチームに貢献できてよかったです。今後はまだまだな技術面を磨いていこうと思います」と語ってくれました。

また女子走幅跳では、斎藤が自己ベストの5m58で4位、山内が5m33で7位でした。

古瀬、悪条件でも大会新!

気温が非常に高く、湿度も高い中で行われた女子5000m決勝では古瀬が大会新で優勝しました!また、中山が6位、中軽米が7位でした。
古瀬「レースを引っ張る中でペースが落ちてしまうところを留めることができました。みんなからの応援で、まだまだ落ちるところじゃないぞ!とペースを保つことができたからです。いい試合をした仲間がたくさんいて力をもらうとともに、自分はまだまだ頑張りが足りない!と奮起することができました」と仲間の力を感じた試合となったようです。
古瀬は全カレ、駅伝にむけてもっと進化していくことでしょう。

男子5000mでは新田・佐藤(瞬)・三澤が出場し、佐藤が2位、新田が4位、三澤が7位とチームに得点を加えました!佐藤は「スタミナ不足が課題」と話していました。


優勝した古瀬


左:清水 中央:千葉 右:加藤
女子400mHで表彰台独占!!

女子400mHでは福島大学が表彰台を独占しました!千葉は400mに続いての優勝で2冠を達成、加藤は自己ベストを更新しての決勝、清水は最上級生としてチームに貢献する走りを見せてくれました!
3人ともチームに加点できたことはとても嬉しかったようでしたが、それぞれに課題があり決して満足していませんでした。

清水のコメント
「前半から攻めてスピードに乗ったのですが自分のイメージしていたレースができずに、まとまりのない走りをしてしまいました。この夏でしっかり力をつけたいです!」
200mで表彰台ラッシュ!

女子200mでは紺野が25秒03で優勝、また武藤が2位になりました。そして男子200mでは松岡が22秒18の自己ベストで2位、中村が22秒23で3位と健闘しました。
紺野「前日の100mのタイム(12秒06)を考えると、200mはもっとタイムが出せたと思います。後半もしっかり走れるようにしたいです!」と話していました。

松岡は「大幅な自己新でこのスピードを専門の400mに繋げたい」と話しており、中村は「次の大会では21秒台を出せるように練習がんばります」とコメントをくれました。

 
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右:長沢 左:高橋
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左:一関 中央:只木 右:金森
女子800mで長沢・高橋が1位2位!

800mでは長沢(2分10秒93)・高橋(2分11秒91)のコンビがまたしてもワン・ツーでした!
長沢「全カレ前の数少ないレースでしたので、前半の積極的な走りと、大会記録を意識して走りました。攻めの姿勢を前面に出すことを忘れてしまいがちなのですが、仲間の応援が後押ししてくれました!」と積極的なレースだったようです。しかし「全カレで戦うにはまだまだ」と課題もあったようです。

男子は只木・一関・金森が出場し、一関が1分55秒33で2位、金森が1分55秒71で3位、只木が1分58秒25で4位でした。
対校戦初の決勝を走った只木「イメージ通り走ることができ良かったです。また3人で決勝に挑み、上位をとれたことも良かったです」とコメントをくれました。
今後も切磋琢磨していくことでしょう!
シーズンベストで全カレに弾み!女子4×100mR

女子4×100mRで、村上・紺野・武藤・清水のオーダーで46秒90のシーズンベストで優勝しました!
村上「47秒台を通り越して46秒台に入ることができ嬉しいです!」また清水武藤「今シーズン一番のタイムで走れたことは素直に嬉しいです!」とタイムが出たことに喜んでいるようでした。
紺野「これから一人一人、もっともっと気持ちを高めて、全カレで勝負できるように練習していきます!」と力強くコメントしてくれました!

笑顔でピース☆
(左から清水・武藤・紺野・村上)

結果は女子が総合優勝。男子が準優勝という結果でした。
この結果について主将・新田は男子は前年度優勝校として臨んだ試合でしたが、2位という結果でした。まだまだチームとして至らない点があるのだと思います。今後男子の全員の力が試される機会はありません。この先は一人ひとりの力を高めていく必要があるように感じます。夏を越え秋へのシーズンに向けて努力することが来年のチームの土台になるでしょう。また女子に関しては、全日本インカレに向けてやれることはまだまだあります。この夏しっかりと積み直すことで全日本インカレで全力を尽くすことができるでしょう!悔しがこみあげているようでしたが、今後に向けて指針がはっきりしたとも話していました。

これでだいたい2日間の熱戦を振り返ってみましたが、ここでは載せることが出来なかった熱い戦いがまだまだありました。
この大会で明確になった課題や問題を改善し、これからのシーズン、来年にむけ頑張っていきます!
おまけ 編集後記

米沢は今話題の天地人で人気になっています!
写真はHP委員長小西と委員の杉田です♪
独眼竜・伊達正宗はどちらに似ているんでしょうね♪笑


金森:いつになったら梅雨明けなんですかね・・・もう雨と雲は見飽きました…

杉田:愛媛は梅雨明けしたと思います!事実かどうかは分かりませんが…

金森:そうなんですか!?僕はてっきり明けたのかと思っていました。

杉田:異常気象なんだと思います!皆さんどうぞ体調だけは崩さないように!!