第460号  2011/02/14
卒論発表会
2月10日(木)に、スポーツ・芸術創造専攻の学生の卒論発表会がありました。

発表をした4年生に話を聞いてみました!

研究を発表する高橋!4年間学業の集大成です!
初めに高橋に話を聞いてみました!

研究をしていく中で大変だったことはどんなところでしたか?

高橋「私は、女性競技スポーツに関して、文献を中心に研究をしました。『女性スポーツ』というキーワードで資料を探していたのですが、とにかく文献が非常に少なく資料収集に苦労しました」

女性スポーツに関しての研究でしたが何か考えが変わることがありましたか?

高橋「研究を通して、現在の女性のスポーツ環境は、非常に恵まれているのだなと感じました。『子供を産む女性には、スポーツは不向き』とか、『女性は家で家事』という社会の中では、スポーツをやりたくてもやることができなかった女性もいます。そのような時代があったことを考えると、現在、女性が自分の好きなスポーツに打ち込めるようになったことで、女性の生き方も多様化していくのだなと感じました」

なるほど!多様化する生き方まで研究されたんですね!凄いですね!


長沢「私も高橋と同じようなところが大変でした!文献研究だったので、研究分野に関する本を読みました。同じ分野の本でも著者によって様々な意見があり、その読んだ本の中から、自分独自の意見を固めていくのに苦労しました!でも楽しかったです!」



なるほど、女性に関する研究から多様化した現代を見ることってすごいですね!
長沢は学校体育に関係させた研究でしたが、将来教員を目指している人の多い陸上部員に、長沢さんの研究をどんなふうに生かしてほしいですか?

長沢「やる気をもつことによって、心から真剣に学ぶことができた子どもは、心とからだが育成されます!それは体育だけでなく、他教科や日常生活においても同じです!体育教師を目指す学生だけでなく、将来親になるみんなに生かして欲しいです!」

そうなんですね!私も子供たちに全力で取り組むことの素晴らしさを伝えたいです!


一生懸命発表する長沢!

左回りで一番だった中島!
(平成21年、個人戦男子200M)

次に「なぜ陸上競技は左回りか?」について研究した中島に聞いてみました!
卒論発表会を終え、今どんな気持ちですか?
中島「四年間が終わったなぁという気持ちです。いつも研究室に行けば会えたスポ科の四年生達に会えなくなると思うと、また、大学生活が終わると思うと寂しいです」

そうですか。卒論を書きあげる中で、いろんな思い出も詰まっているんですね!

研究していく中で新しく考えたことや今までの考えが変わったことはありましたか?
中島「陸上競技をするというだけでなく、知るという面白さを知ることができました」

素晴らしいことですね!陸上競技は奥が深いです!

 

中山は陸上部員に実験を手伝ってもらっていましたね。足部アーチへのトレーニングの研究でしたが、中山の研究を陸上に繋げて考えるとしたら、どんなふうに陸上部員に活かしてほしいですか?

中山「実は、足部アーチの機能を向上させることで、陸上部員の怪我を減らしたいと思って始めた研究なんです。この結果を見て、みんなが足部アーチのトレーニングの大切さに気付いて、取り入れてほしいと思います」

そうだったんですね!しっかり活かしていきたいと思います!
研究を進める中で大変だったことはありますか?

中山「研究を進める方法を全くわからなかったので、大変なことがたくさんありました。データ分析に慣れていないため、行き詰まったりしました。でも、困ったときは研究室の先生だけでなく、スポ科の先生や院生、同級生に助けてもらい、何とかやってこれました」




緊張しながらも研究結果を発表する中山
 
 
熱弁する武藤、聞く村上

武藤「私も中山と同じくデータの分析が大変でした。それはT検定の数です…私は比較するものがものすごく多かったので、つらかったです。とりあえず検定の数がどれだけあるか計算した時には、悲しくなりました」

どれだけ検定の数が多いのか伝わってきます…

武藤は朝と夜での有酸素運動の違いについての研究でしたが、研究によって今までの考えが変わったり新しい発見があったりしたら教えて下さい!

武藤「考察では朝と夜とでは差が強度以外には有意な差はなかったですが、夜の方がいい睡眠をとれる効果があり、それによって翌日には疲労も回復しているみたいです!ですが夜と言っても夕方〜8時くらいまでなので、陸上部の練習時間は理にかなってるんだなぁと改めて納得しました」
 
「僕もデータの集計だけで今年の正月は終わってしまうくらい大変でした!膨大なデータを集計していく作業なのですごく時間がかかりました」

ものすごい量だったんですね!
今卒論を書き終えての心境はどうですか?

「卒論発表会が終わって、とにかく安堵感でいっぱいです。しかし、あんなに毎日みんなで研究室に篭っていた日々を思い出すと、少し寂しい気もしますでも、ここでの大変な経験は、自分の22年間の集大成となったので、大きな自信として堂々と社会に出ていけます」

 
発表する姿も凛凛しいですね!
 
多くの調査を経て、発表する外川
達成感に溢れていますね!
 

外川は外部の方とたくさんお話をしたみたいですね。大変でしたか?

外川「全ての段階で大変な事はありましたが、一番大変だったのは外部調査を行った時です。地元、新潟にある総合型クラブを中心に調査をしていましたので、日程を調整していただき、何度も足を運ぶことがとても大変でした。しかし、たくさんの興味深い話を聞けて、とても楽しかったです」

なるほど!話してみて気づいたりしたことはありますか?

外川「実は、私もお会いしてわかったのですが、私がインタビューした方は陸上競技協会に関係していらっしゃった方だったので、陸上競技のお話もすることができました。たくさんの話をお聞きして、一番感じたのは、熱さです。インタビューした方はみなさん目標が明確で、大変なことでも活き活きと楽しんでいました。なので、私もこれからは社会人として、活き活きと頑張りたいと思いました」

そうだったんですか!?陸上関係者ともお話しができたんですね!お疲れ様でした!
 では最後に皆さんから後輩たちになにか一言あればよろしくお願いします!

高橋「自分でテーマを決め、ゴールまでとことん突き詰めていく卒論は、陸上に似ているなと思いました(笑)
そして、何事も一人ではできません。先生方にお話しをお聞きしたり、仲間に頼りながら、自分の納得のいくものを追求していって欲しいです」

長沢「卒論を書いたり、発表することは4年間の集大成として大切なことです。日頃からいろいろなことに興味を持ったり、自分の意見を主張できるようにこころがけてみてください」
後輩たちになにか一言あればよろしくお願いします!

外川「大変な事が多いけど、大学4年間で学んだことを自分で決めたテーマに沿ってまとめられる良い機会だと思います。だから、楽しみながら進めていってほしいです」

武藤「友達の力はものすごく大きいです!分からない所は教えあったり、プレゼンを見合いっこしたり、自分では完璧と思ってても友達にみてもらうことで視野が広がります!四年生になったらみんなで助けあって、いい卒論がかけるように頑張ってください!」

中山「研究に協力してくれて、本当にありがとうございました。春休みは来シーズンに向けて大事な時間です。怪我に気をつけて、頑張ってください」

中島「卒論を書き終えた時の達成感は、まるでエベレストを登りきった時のようです。なので自分の興味のあることを、とことん研究して納得のいく卒論を書いてください」

 
卒論発表会お疲れ様でした!

4年生の発表を間近で見た1〜3年生のスポ科の学生にも感想を聞いてみました!みなさんどうでしたか?

今後の自分に活かせたらいいですね!
菊田「二年生になって専門的な授業が多くあった分、去年より興味を持って発表を聞くことができ、とてもおもしろく感じました!私も先輩方のような卒論が書けるように、まず頑張って勉強します」
 


亀田「発表会は、司会進行係でした。四年生がいままで寝る間も惜しんで、一生懸命取り組んできた論文の発表を聞いて、一人一人の緊張感や想いが伝わってきました。司会も、キャスターのように流暢には話せませんでしたが、気持ちを込めて、元気に進めていきました。来年は自分たちの番なので、早めにテーマを決めて、取り組んでいきます」
久慈「卒論発表会に参加してみて普段一緒に練習している姿とは違い、スーツをビシッと決め、堂々と発表している先輩方の姿はかっこよかったです。また、僕自身将来、専門種目である走り幅跳びについて研究したいと思いました。しかし、実際に調べてみると難しい内容が多かったです。その中でも自分の跳躍に生かせそうな内容もあり、これから勉強していきたいです!」
バレンタイン
今日はバレンタイン!福島大学の競技場で短短、跳躍ブロック男子によるチョコ争奪戦が行われました!




一枚目:必死にチョコを求む男達
二枚目:選ばれたのは…?
男達「僕にチョコをください!!」

必死に手を差し伸べる男達

村上「え〜どうしよっかな〜」
小原「誰にしようかなぁ」


村上と小原が選ぶのは・・・

男達「どうか僕にお願いします!」

ドキドキ…ドキドキ…

村上・小原「じゃあやっぱここは…ブロック長の中村かな!」

中村「よっしゃ!はっはっは!お前らがもらうには十年早いわ!」

男達「ズーーーーーン(泣)」(写真にポイントを当ててください)


ブロック長には敵わないですね!

でもやっぱり今年も女子部員のハートを射止めたのは…
川本先生です!!
川本先生には誰も敵いませんね…!!



いちばん感謝の気持ちを伝えたいのは、いつもお世話になっている川本先生!女子全員から感謝の気持ちを込めて、チョコレートを贈りました。先生に喜んでいただき、プレゼントした私たちも嬉しい気持ちになりました!


こんな日だからこそ、気持ちを形にして伝えることが大切ですね♪

女子部員を代表して今村からのバレンタインチョコ☆
おまけ 編集後記 

雪のモンスターがいっぱいでした!!
by山形の蔵王に樹氷を見に行った山内
(金森)
今回の作成では今村、竹谷が大活躍でした!僕はチョコを隣で食べてるだけでした!笑


(今村)
ドキドキしながら先生にチョコを渡しました☆
卒論発表会は、堂々と発表する4年生の姿が格好良かったです!4年生のみなさん、お疲れ様でした!


(竹谷)
チョコの争奪戦に完敗してしまいました!まだまだチョコ募集中です!