第485号  2011/10/03
東北学生陸上競技選手権大会
〜シーズン最後の公式戦!!〜

仙台市陸上競技場はタータンがブルーに一新されていました


今大会は、今までトラック競技の選手たちにはおなじみであった
「位置について、よーい・・・」が
「On your marks、Set・・・」
という言葉に置き換わり、フライングも1発で失格という緊張感あふれる、ルールで開催されました。


仙台市陸上競技場で行われた大会でしたが、競技日程が、10月1日、2日ということもあり、これまでより少し肌寒く感じる中での競技でした。

それでも会場は熱気のある熱い大会となりました!

千葉、最優秀選手賞 獲得!
         
400m 1位   400mH 1位


千葉は今大会の、女子最優秀選手に選ばれました。
400m、400mHそれぞれで1位を獲得した千葉ですが、それぞれにどのような想いで臨みましたか?


千葉『400mに関しては、風の強い中での400mでしたが、武石の全カレ標準を切らせてあげたいという想いで走りました。もう少し引っ張ってあげることが出来ればと標準を切れたと思うと少し残念です。公式試合としては最後でしたが、まだまだ試合は続きます。頑張りたいと思います。

400mHは向かい風に立ち向かう体力がありませんでした。再来週にまた大会があるので、その場を借りてリベンジしたいと思います』


女子400m 4レーン 千葉

4×400mR 1走 斎藤(衿)から2走 武石へのバトンパス
女子4×400mR  圧巻の1位


千葉は4×400mRにも4走として出場しました。
結果は、堂々の第1位、優勝にて今大会の最終種目を制しました!

千葉『マイルでは優勝したもののタイム的にはとても遅い結果となってしまいました。全体として後10秒ほど上げて、日本選手権リレーに向けて全力で頑張りたいと思います』


今年最優秀選手賞を獲れたことには、どう感じていますか?

『今大会では、去年に引きつづき優秀選手賞をいただくことが出来ました。自分の獲るべきところをしっかり獲れたのがこの賞に繋がったと思います。4年生最後のこの公式戦で素晴らしい賞をいただけてとてもうれしく思います』

男子400m 白木1位 松岡3位

初日に行われた、男子400mではルーキー白木が優勝、松岡が3位入賞を果たし、東北インカレでは叶わなかった、2人そろって
表彰台に乗ることが出来ました。


白木は今回のレースをどのように感じましたか?


白木『400m1日3本走るのは初めてで、決勝に最高のレースが出来るように努力しましたが、納得のいく走りタイムではありませんでした。ですが、1位という結果は正直に嬉しかったです』


残りのシーズンでも、好記録を期待しています。

白木『今年はあと数回記録会などで走る機会があると思いますが、来年を見据えて今から練習など頑張っていきたいと思います』


松岡は、4年生として集大成の走りをしようと挑んだとのことですが、納得のいく走りはできましたか。


松岡『400mは10年間ずっと走り続けてきた種目です。本当に公式戦最後の400mで今年悔しい思いをしてきた分、今までの集大成の走りをしよう、4年生らしくブロック長としての走りを見せたいと思ってやってきました!!白木と表彰台に乗ることが出来て良かったです』


男子400m 3レーン 松岡 5レーン 白木

女子やり投 ワン・ツー!


〜女子やり投 高橋(梨) 1位、吉田(敦) 2位


女子やり投では、高橋(梨)、吉田(敦)が1位2位を獲得しました。二人に話を聞くと、

高橋『吉田とワンツーを獲れたことはとても嬉しく思います。しかし内容には満足していません!課題・目標を今大会で新たに認識することが出来ました。
また来シーズンに向かって冬季練習を頑張りたいと思います!』


と高橋は、来季への意気込みを語ってくれました。

吉田は、

吉田『今回が最後の大会ということで、記録を出したい気持ちが強くありました。技術的にはまだまだ課題も見えますが、気持ちで投げてシーズンベストを出すことが出来ました。競り合いになった時も、競り勝つことが出来て、福大らしさを表すことあ出来たと思います。冬季練習では、今回明確になった課題に取り組み、克服して、来年しっかり結果を出したいです!』

と、手ごたえを感じながら来季への決意をあらわにしていました。

女子砲丸投 佐藤(深)1位  菊田3位
  女子円盤投    菊田1位  佐藤(深)3位


砲丸・円盤投、双方で表彰台に上った2人にも話を聞きました。

佐藤『円盤投は最後まで調子を上げられずに、風に対応できなくて3位に終わっていしまいました。
きれを身につけるために円盤投も必要な要素だと思うので、もっと練習して、菊田の良い刺激になれるように頑張りたいと思います。

砲丸は来年のために、ここで記録を狙いに行きましたが、試合中に自分自身で気持ちを高めていくことができませんでした。これから今シーズンは残り少ないですが、自分が戦いたいステージをしっかり見据えて、取り組んでいきたいと思います』



菊田『円盤はフォームを改善してから、少しずつ良い投げが出来るようになり、今大会はシーズンベストを出すことが出来ました。記録はまだまだだと感じているので、練習からもっと安定して投げられるように、頑張りたいと思います。

砲丸投は初めて表彰台にのぼれて嬉しかったです。土台となる力が足りていないので、筋力アップを図って、円盤に活かしていきたいと思います』




今シーズンのまとめとして、先を見据えて臨んだ公式戦は来シーズン、2人にとって大学生最後のシーズンへむけての良い大会になったようです。

女子砲丸投 表彰台!

〜シーズン最後の公式戦で自己ベスト更新〜



〜五十嵐、大幅自己ベスト更新〜

五十嵐のコメント
『今大会では、10000m、5000mに出場してベストを大幅に更新することが出来ました。それでも目標のタイムや順位に届かず、練習でできていたペースを刻んで走ることが、本番で出来ませんでした。課題はありますが、冬季練習に活かして来春にはもっと大幅な自己ベスト更新を出来るように、練習していきたいです!』



〜西ノ明、専門種目800m自己ベスト更新〜

西ノ明のコメント
『800mで自己ベストを更新することが出来ました。最後の公式戦で自己ベストを更新出来とことは良かったです。しかし、決勝を狙うレ−スで攻めの走りが出来ず、少し情けない想いです。
800mはレ−ス展開が重要なので、どうすれば勝てるのかを常に考えながら、練習していきたいと思います!!』
〜4年生最後の公式戦〜
それぞれの想い
この1年、主将としてチームを引っ張ってきた金森は、どのような思いでこの大会に臨みましたか。


金森
『様々なことがあった4年間チームの、そして仲間と走ってきたこの1年間の集大成として、この大会には臨みました。主将として出来なかったことは数え切れないほどにあるのですが、少しでも来年に繋がる試合にできたのではないかと思います』


4年間の想いをこの大会に上手く繋げることができたのですね。


『この試合は、個人選手権ではありますが、みんなで臨む最後の試合でした。この1年、チームをけん引する立場となり試行錯誤繰り返してきたことや、当たり前に過ごしてきた仲間との日々のかけがえのなさを痛感した1年となりました』


最後に一言お願いします!


『競技場へ応援に来てくださった卒業生をはじめ、関係者の皆様、本当にありがとうございました。』


松岡も金森と同様、特別な思いでこの大会を迎えたようです。



松岡
『今大会400m、4×400mRに出場しました。特に、4×400mRは1年生の時全カレで戦う、先輩たちの姿を見て、絶対選手としてマイルチームとしてこの舞台に帰ってこようと強く持ったのを思い出します』

マイルには4年間の、様々な想いが詰まっているのですね。


『2年生の時からマイルメンバーとして走らせていただき、先輩たちとあの舞台に立つんだと、想い、戦って来ました。それから嬉しい想いや悔しい想いをたくさん経験し、自分が最後の年となった今、このチームに何か残したいと感じました』


今回、走り終わった後、何か感じるものはありましたか。


『走り終えて、1年生の時からのマイルへの想い、先輩のためにと思いマイルを走ってきた記憶や受け継いできた思いが交錯して涙が止まりませんでした。良い結果を残すことはできませんでしたが今シーズンを通して後輩たちが何かを感じてくれているといいと思います』



続いて、短短ブロック長として、4継チームも牽引してきた中村に4継チームへの想いを話してもらいました。


中村
『今大会は、4継に出場しました。4継結果としては2位と終わってしまい、タイムもあまり良いものとはいえませんでした。先輩たちの築いてきた連覇も止めてしまいましたが、この結果は真摯に受け止めて、今回一緒にリレーを走ったメンバーには、来年の公式戦に活かしていってほしいと思います』


後輩たちに、その想いが伝わっていくといいですね。


『公式戦最後の4継を短短メンバーでつなぐことが出来てとてもうれしく思います。思い出に残るレースとなりました』



個人選手権は、長距離陣にとっては、出雲駅伝・全日本大学駅伝の選考を兼ねた大切な大会でもありました。

選抜メンバーとして、選ばれた吉田は見事、10月10日に行われる、出雲駅伝の選手に決定しました。

吉田
『今大会、5000mに出場しました。5000mでは3000mを越えたあたりから、先頭についていけなくなってしまいました。長い距離を走る体力がまだまだ足りないと実感します。ですが、この後控える、出雲駅伝をしっかり見据えていきたいです』


残りシーズンの抱負を聞かせてください!


『残りの時間は少ないですが、しっかりと走りこみ、出雲駅伝では、昨年の力を出し切ることが出来なかった、悔しい思いを力に変えて、今年は悔いを残さないよう全力で走りたいと思います。チームの勢いになれればと思っています!』

編集後記
個人選手権も終わり、今シーズンも残りわずかとなりました。陸上人生の集大成として、10月末の駅伝では全てを出し切る走りをしたいと思います。(亀田)


毎年思うのですが、「今日は丁度いい気温」って思う日はほんとに1年で数回しかないです。あっという間に肌寒くなりました。
(土屋)

今回の大会では400mHで決勝に行くことが出来、とても良い経験になりました。(大瀬)

私は100mと4継で決勝に残ることができました。大会の後のホームページは眠くて大変でした。(山下)