第537号  2012/10/1
今シーズン最後の公式戦が終わる・・・
~第41回東北学生陸上競技選手権大会
9月28日(金)~30日(日)に、第41回東北学生陸上競技選手権大会が、仙台市陸上競技場にて開催されました。今シーズンチームで戦う最後の試合であり、4年生にとっては大学生活最後の大会となりました。
最初で最後の、復活の、独占の、初の…
表彰台へ!
女子4×100mR、優勝!!
4継は、伊藤、武石、齋藤(衿)、小原のオーダーで臨み、47秒50で優勝しました!
4年生の小原にとっては最後の4継。競技を終えての今の気持ちを聞きました。

「今持っている自分の力はしっかりと出せました。私は、この4年間目立たない選手だったと思います。なので、この最後の大会で一花咲かせて、4年間頑張り続ければ最後は笑えるよということをみんなに伝えたいという気持ちがありました。最終的には感動して泣いてしまったのですが(笑)。特にリレーは最高に気持ちよく走ることができました。今まで、出たくてしょうがなかった4継で47秒50というタイムを出せて自信もつきました。本当に良い後輩たちに出会えたなーと思っています。」

4年女子のトラック種目の選手は、小原1人です。強い気持ちを持って練習に取り組む姿に後輩たちもついてきてくれたのだと思います。
今大会の小原の活躍は、トラックを走る選手に良い流れをもたらし、4年生らしい姿を見せてくれました!

みんなで笑顔の表彰式☆


思いを繋ぐ!

来年は、今の3年生が引っ張っていくことになります。小原の思いを受けて、3年の武石に来年に向けての抱負を聞きました。

「来年はやはり、全カレで戦えるチームになっていきたいです。私が福島大学に入学してから、4継で全カレには出場してません。今の仲間なら、決勝で戦える力は絶対つけていると思うので、今年出場できなかった悔しさを胸にみんなで切磋琢磨しながら頑張っていこうと思います!」

今回の大会で得た自信、全カレで感じた悔しさを胸に、来年こそは福島大学が全カレで4継を走る姿をぜひ見せてください!
 伊藤100m、100mH、4継で三冠!

今シーズン前半は、怪我で苦しんだ伊藤。
しかし、この大会では、100m、100mH、4継の3種目で優勝を果たし、復活の兆しを見せました。

「100mと100mHは記録的にはまだまだで、課題が残るレースとなってしまいましたが来年に向けてまた頑張っていこうと決意しました。4継の優勝は本当に嬉しかったです。小原さんの、『気持ち良く走れたよ!』という言葉を聞いてまたさらに嬉しくなりました。来年も連覇できるように毎日の練習に励んでいきたいです!」

今大会では、伊藤の笑顔がたくさん見られました。
苦難を乗り切って強くなっていくこれからの伊藤に注目です!
 

伊藤、復活!
齋藤(衿)は4冠☆初挑戦の400mH で優勝 !

 
福島大学、表彰台独占♪

齋藤(衿)は、400mHに初めて挑戦し、優勝を果たしました!

「今回初めて400mHに挑戦し、イメージしていたレースはできたと思います。まさか優勝できるとは思っていなかったので、素直に嬉しく思います。今大会では、400m、400mH、4継、マイルに出場して、全て優勝することができました。400mとマイルに関しては、力を出し切れなかったと感じています。日本選手権リレーに向けて、しっかり改善していきたいです」

新たな可能性を広げる大会になりましたね。
日本選手権リレーに向けて、本職の400mでも、齋藤(衿)の力を思う存分発揮できる走りを期待しています!
鈴木(真)、自己ベスト記録に挑んだ試合!

男子走高跳では、2m00の高さで優勝を決めた鈴木(真)。
その後は、自分との戦いになった試合でした。

「勝てたことは素直に嬉しく思います。しかし、次の2m07は2本惜しいものがあったものの、跳べませんでした。ですが、感覚は掴んできていると思います。次はジュニア選手権があるので、照準を合わせていきベストを狙おうと思います。たくさんの応援ありがとうございました。」

2m07の高さでは、観客の視線を集めていました。
10月の3週目に行われるジュニア選手権に向けて、更なる飛躍が期待できそうです!
 

自己ベストの跳躍が見られる日は、近い!
 大瀬、400mH 自己ベストで、2位入賞!


大瀬(左)、戸崎(右)最後の勝負!
またまた自己ベストを更新した大瀬。チームで戦う試合では、個人種目で初の表彰台に上りました!

「今シーズンを締めくくる最後の大会であり、4年生の戸崎さんと走ることが出来る最後の大会だったため、安心して4年生が引退できるように、今もっている力を全て出し切るつもりで臨みました。今回は自己ベストではありましたが、優勝も狙うことができただけに少し悔しい気持ちがあります。来年までにハードリングの技術をもっと磨き、1つでも多く自己ベストを出せるように頑張ります!」

自己ベストを出しても満足しない大瀬は、まだまだ伸びそうですね!冬を乗り越えて進化する大瀬が楽しみです!
 竹谷、三段跳で初の表彰台!

竹谷は、三段跳で2位に入賞し、大学初の表彰台へ上がりました。追い風参考ながら、記録は自己ベストを大幅に上回るものでした。

「気温が低く、風も強い中での競技だったため、記録よりも勝負に集中しようと思って臨みました。調子も上がっている感覚があったため、追参だったものの自己ベストを超える記録を出すことが出来たのは良かったです。しかし、記録も内容も納得はしていません。今大会で味わった感覚や気持ちを忘れずに今後練習に励んでいきます。」

今シーズンは、自己ベストを連発した竹谷。
まだまだ、記録の伸びが期待できそうです。

 
まだまだ伸びる!
4年間の思いを胸に…
集大成の試合!
 女子円盤投、菊田、佐藤(深)が念願のワン・ツー!

念願のワン・ツー!


女子円盤投では、菊田優勝佐藤(深)2位に入賞し、念願のワン・ツーで競技を終えました。

菊田「ずっと自己ベストを更新できていないままだったので、集大成として自己新を狙って大会に臨みました。なので、記録が出せなかったことは悔しく思います。しかし、雨でも工夫して落ち着いて投げられたのは、4年間やってきたからこそだと思います。ずっとチャンスを逃してきた深奈美との1・2位を最後にやっと達成できたことは良かったと思います!」


佐藤(深)「記録は決して良くありませんでしたが、これまで経験した雨天時の試合の中で、一番落ち着いて投げることが出来ました。最後ということで、今までやって来たことを出すだけだ!と思えたからだと思います。菊田のアドバイスのおかげで、うまく修正出来ました。菊田と臨む最後の円盤投だったので、必ず菊田に続こうと思っていました。」

4年間一緒に練習してきた仲間とだったから、4年間の経験があったからこそ、悪条件でも落ち着いた投擲ができたようですね。
お互いにアドバイスし合い、高め合う姿が印象的でした。
念願のワン・ツーおめでとうございました!

山内、4年間の思いを跳躍に込めて… 

山内は、走幅跳三段跳の2種目に出場し、両種目とも2位でした。

「どちらの種目も、優勝を狙って臨んだ試合でした。三段跳は、悔しい2位でしたが、走幅跳は最後まで記録を伸ばし、自分の力を出し切ることができたので、悔いはないです。スタンドから聞こえる応援の声や、トラックで走る仲間の姿など…全部が力になって、本当に楽しく試合ができました。これまで、私を支えてくれた人のために!と思って臨んだ試合でしたが、逆に試合中にも支えられました。本当に感謝の一言です。最後、笑顔でピットに立てました。ありがとうございました!」

4年間の思いをしっかりと出せた試合となったようですね。
お疲れ様でした☆
 

山内渾身のジャーンプ!
手嶋、最初で最後の勝負!記憶に残る試合に!

中長距離ブロックを引っ張ってきた手嶋

長距離ブロックの手嶋は、中長距離ブロック2年の鈴木(智)、1年の角田とともに挑んだ試合でした。
1500m
では、角田5位、手嶋7位3000mSCでは、手嶋5位角田が10位でした。

「今回、まず男子中長距離ブロックの2人と一緒に走ることができて、素直に嬉しかったです!それぞれ目標とするところがあったと思いますが、最後に僕と一緒に走りたいと真剣に勝負してくれる2人は最高の後輩だと思います。僕自身も結果はともあれ、一番よい記憶に残る大会だったな、と感じています!」

数少ない中長距離ブロックの中で切磋琢磨し合う姿がレースの中でも見られました。3000mSCについては、角田にとって初めてのレース、手嶋にとって最後のレースでした。後輩にも、何か残すことのできるレースになったのではないでしょうか。

それぞれが、シーズンや大学生活の集大成として試合に臨むことができました。
この試合で感じたことを胸に、来シーズンも頑張ります!!

応援ありがとうございました!!

その他の結果は、こちらから!
締切迫る!
~東邦カップ 第1回ふくしまリレーズ~

10月20日(土)に開催される、ふくしまリレーズ。
申し込みの締め切りは明日10月2日(火)です!
まだ申し込みの済んでいないチームはお急ぎ下さい!

応募方法などの詳細はこちらへ!
編集後記

台風・・・久しぶりに来たなあ・・・と思いながらの編集でした(笑) (田村)

地震・・・久しぶりに来たなあ・・・と思いながらの編集でした(笑) (渡部)

電車・・・久しぶりに止まったなあ・・・と思いながらの編集でした(笑)
個人選、お疲れ様でした!これからはイベントシーズンに突入です!! (山内)