第518号 2011/05/21 |
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女子総合優勝 〜第65回東北学生陸上競技対校選手権大会〜 |
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5月18〜20日に、仙台市陸上競技場で行われた第65回東北学生陸上競技対校選手権大会において、福島大学陸上競技部が、女子総合の部で優勝しました! トラックの部、フィールドの部ともに優勝し、男子は総合第6位でした。 |
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全日本インカレへの切符獲得! | |
渾身の一投! |
4年生の佐藤(深)は、女子砲丸投に出場して優勝し、全カレ出場を決めました。 「今回、全カレを決められたことはとても嬉しいですが、優勝者に相応しい記録とは言えません。学生個人選の参加標準記録も切ることができませんでした。東北で優勝するためには…ではなく、全国で戦うためにはという考え方が足りなかったので、今回のような結果を招いてしまったのだと思い、反省しています。それでも、全カレに出場するチャンスを手にすることが出来たので、このチャンスを無駄にしないよう、4年間の集大成として納得できる試合をするために、練習していきたいと思います!」 昨年は全カレに出場できず、悔しい想いをした佐藤。大学最後の全カレで、その悔しさを晴らしてくれることでしょう! |
同じく4年生の菊田は円盤投で優勝しました。 |
全カレへの想いを込めて… |
福大の伝統を引き継い |
昨年は400mの標準記録にあと1歩及ばず、全カレに個人種目で出場できなかった武石。今年は東北インカレで優勝し、全カレへの切符を手にしました! 「9月の全日本インカレでどう戦うかと考えると、今のままではまだまだ力不足な状態です。今回の東北インカレでたくさんの課題が見つかったので少しずつ課題を克服していき、福島大学の名に恥じないよう、決勝でしっかり戦える力をつけていきます!」と、話してくれました。 先輩方が全日本インカレで戦う姿を間近で見てきた武石が、今年の全カレでどんな戦いをするのか、今から楽しみです! |
同じく3年生の岡部は、女子混成七種競技に出場し、優勝しました。 「優勝できたことはよかったのですが、それぞれの種目を見ると、得点のとりこぼしが多くありました。特にやり投は、大学の試合の中で最も悪く、そこで得点を取りこぼしてしまったことが標準を切れずに終わってしまった原因の1つです。今回の試合の大きな反省点です」 全カレで戦うにはより成長することが必要ですね。 「全カレに向けて、自分の弱い部分を練習でしっかり補強していき、自信を持った状態で本番を迎えられるようにしたいです! 一日目は雨、二日目は晴天と対称的な天候の中ではありましたが、皆さんの応援のおかげで最後まで頑張ることができました。応援、本当にありがとうございました!」 チームの応援が岡部を支えてくれたようです! 体を変えるために努力している岡部の姿に、周りも刺激されています。国立で満足のいく戦いができるように、準備していきましょう! |
笑顔の表彰台♪ |
ラストスパート! |
2年生の田村は女子1500mで優勝しました。 昨年の東北インカレでのレース展開の反省を生かし、ラスト1周で後続をぐんぐんと引き離し、1位でゴールしました。 「今回のレースはタイムは納得がいきませんが、去年の東北インカレの反省をしっかり活かすことが出来たレースだったと思います。全カレで今のままでは通用するわけがないので、今大会で見つけた、持久力の足りなさ、ウエイト管理などの課題を改善していき、全カレで上位を狙えるよう頑張ります。応援ありがとうございました!」 全国で戦える力をつけていきましょう! |
女子の4×100mRと4×400mRは、ともに全日本インカレの標準記録を突破することができましたが、内容を振り返ってみてどうでしたか? 武石「女子の4継は、標準を切ることはできましたが内容的には私達の力を出し切ることなく戦いが終わってしまいました。2位という結果も、私たちの気持ちの弱さが出てしまったのだと思います。マイルは優勝することはできましたが、全国のライバル達の記録を見るとまだまだです」 全日本インカレに向けての意気込みを教えてください! 「全日本インカレに向けての課題としては、まず4継はひとりひとりの走力をあげ、バトンを無駄なく正確に渡すことです。みんなで頑張れば絶対にインカレの決勝で戦えるメンバーだと思うので仲間と一緒に切磋琢磨しあって力をつけていきます!マイルは、それぞれがこれまでのチームを超えていくという気持ちをもっともっと強く持って、これからの練習に取り組んでいこうと思います」 |
4継 齋藤(衿)から五十嵐へのバトンパス |
全カレ決められず… これからの成長を誓う!! |
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白木から治部へのバトンパス |
男子4×100mRは東北インカレでの標準記録突破、優勝を目指していましたが、標準記録も切れず、2位という結果で終わってしまいました。 土屋「優勝を目指していたので大変悔しいです。今回の結果はメンバーが全力で挑んだ結果ではありますが、まだまだ気持ちが足りません。私はこのメンバーなら40秒台、全カレの標準が必ず出せると思います。結果を真摯に受け止め、バトンワークや個々の能力に磨きをかけ、これからに向かっていきます」 |
メンバーの治部と齋藤(啓)は、個人種目で自己ベストを更新しました。 それぞれがより走力を上げ、気持ちを高め、標準記録の突破を目指していきましょう! |
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齋藤「今回の大会では200mで自己ベストを出すことができました。しかし、まだまだ記録は伸ばせると思うので、しっかり練習して200mも最後まできちんと走れるようにしたいです。またその走力をリレーにも生かして全カレ標準を切りたいです」 |
治部「100mに出場し、自己ベストが出せて、今できることはできたと思います。しかし、まだまだ実力が足りず次のラウンドに進むことができませんでした。これから改善すべきところをしっかりと変えて、4継の力になれるよう、次の試合でまた自己ベストを更新していきたいと思います」 |
4年生の土屋は、男子100mに出場し、個人種目でも全カレ出場を狙っていましたが、4位という結果で終わり、東北インカレで全カレへの切符を獲得することはできませんでした。 「今回の東北インカレは100mにとって風が終始追っていて、記録の出やすい大会であったと思います。それでも全カレへの標準に届く記録を出すことができなかったことは、悔しいの一言です。これから夏に向けてもっと調子をあげて試合ごと挑戦していきます」 大学最後のシーズン。4年生として、国立の舞台に立って戦ってくれることを期待しています。 |
必ず国立へ… |
自己ベスト更新、入賞! | |
応援を力に気合いのジャンプ! |
男子走幅跳では3年生の久慈が追い風参考ながらこれまでの自己ベストである7m14を跳び、3位入賞しました! 「走幅跳では、踏切前のブレーキを最小限にすることを意識しました。最後の6本目で、速い助走スピードで踏切ることができ、7m14を跳ぶことができました」 また、男子三段跳で大幅に自己ベストを更新し、14m46で5位入賞を果たしました。6回の跳躍の中でこれまでの自己ベストを上回る跳躍を3本跳び、安定した跳躍を見せてくれました。 「三段跳では、速い助走スピードを意識して行いました。6本目の跳躍でステップが少しうまく決まり、自己新を出すことができました。まだまだ課題はたくさんあるので、これからも練習を頑張っていきます!そして何より、みなさんの応援が力になりました。走幅跳の表彰の時に、たくさんの人が来てくださって、とてもうれしかったです。今日の喜びをもっと味わいたいので、これからももっと頑張ります」 1年生で入賞して以来、なかなか東北インカレで結果が出せていなかった久慈ですが、今回、成果を出すことができました! 表彰台に上がれて本当によかったですね! |
昨年、1年生ながら大活躍した白木は、今年の東北インカレでも200m、400m、4×100mR、4×400mRと、4種目に出場し、400mで自己ベストを更新して6位に入賞しました。 「僅かでしたが、自己ベストを更新することができました。しかし、順位は不本意なものでとても悔しいです。完全な力不足です。今回のレースをしっかり反省して、次にいかします!」 全国で戦う選手になるべく、これからまだまだ成長していってくれることでしょう! |
まだまだ成長し続ける白木! |
国立の舞台で戦うために… | |
まだまだこれから! |
走高跳2連覇!MVP受賞! 走高跳と三段跳に出場し、2冠を果たした今村は、今大会の女子最優秀選手賞を獲得しました。走高跳では1m70をクリアし、去年に引き続き2連覇しました。 160で優勝を決めると、バーを一気に170に上げた今村。 「全カレを想定した試合がしたかったので、170以上に上げてからが勝負だと思っていました。170をクリアした時の跳躍が繰り返せないことが私の弱さです。大学最後の全カレを、必ず笑顔で終えるために、まだまだやるべきことがたくさんあります。皆さんの応援にもっとしっかりと応えられる選手になります」 国立での今村の跳躍に期待しています。 |
五十嵐、6m超えで優勝! 昨年優勝を逃し悔しい思いをした五十嵐は、しっかりと優勝を決めてきました。 「今回は1、2本目を連続でファールをしてしまい、自分で自分を追い詰めることになってしまいました。今回の戦い方では全カレでは通用しないので、1本目からしっかりと記録を残して攻めの試合が出来るようにしていきます」 100mでも5位に入賞し、走力もアップした五十嵐。まだまだ記録更新が期待できます! |
さらなる成長を! |
今年の全カレでは表彰台へ…! |
今シーズンの勢いをつける走り! 100mHに出場し優勝した伊藤は、 「今回私は100m、100mH、4継に出場しました。今シーズン初の走りは課題が見つかったレース、次へと繋がるようなレースでした。これから大会が続くので、しっかりと走りの感覚を戻して、今回の課題が生かせるように練習に励んでいきたいと思います!」 とすでに気持ちは次の試合に向かっており、強い気持ちが伝わってきました。 全カレの決勝で戦う力をつけていきましょう! |
糸原、400mH・800m・4×400mRで3冠! 「今回は、補助員や応援の方たちのおかげで、自分の競技に集中して走ることができました。しかし今回の記録では、全国の舞台に出れば自分の前を走る人がたくさんいるなと感じました。もっともっと、自分の力を120%出しきれるレースが出来るよう練習していきます。 800mでは早くベストを更新して、各大会で上位を狙っていきたいと思います!」 全カレを見据え、これから続いていく試合で糸原の力を見せていってくれることでしょう。 |
3冠王糸原の800m |
A標準に迫る投げ!自己ベスト更新☆ |
高橋、やり投で3連覇! 3年生の高橋は、やり投に出場し、自己ベストを更新して優勝を決めました。 「今回の試合では自己ベストを出して優勝するという目標を達成することができて嬉しいです!ケガなどで不安もありましたが、2年ぶりの自己ベスト更新ということで、冬期練習の成果が出たのではないかと思います。試合内容としては2投目で記録を出すことができたので全カレや学生個人選に繋がるような投てきだったと思います。全カレと学生個人選では3投目までにしっかり記録を出して決勝に残り、勝負していけるようにがんばります。今回の結果に満足することなく次に向かってがんばります!応援ありがとうございました」 A標準である50mにはあと1cm及びませんでしたが、確実に全国で戦う準備ができているようです。高い目標に向かって、成長していくことでしょう! |
たくさんの方々からの応援が力になりました! | |
今年の東北インカレにも遠くから多くの方々が応援に駆けつけて下さいました! 応援、本当にありがとうございました。 |
応援ありがとうございました! |
最後に… | |
主将:今村久美子 主将として臨んだ東北インカレでしたが、インカレが始まる前の段階から勝つこと、チームの力を出すことの準備ができず、悔しい思いが残る最後の東北インカレとなってしまいました。今回の結果を受け止め、主将として、チームがより高いレベルで戦っていけるように変えていきます。 また、女子チームとしては、これから全日本インカレに向けてまだまだ力をつけていかなければなりません。結果として総合優勝、トラック・フィールド優勝はできましたが、その内容は満足できるものではありません。それぞれが、もっと強くなりたいという気持ちを前に出し、どうしたら勝てるのか、チームの役に立てるのかを考えて行動し、必死に、貪欲に、勝ちにこだわっていかなければなりません。 応援して下さった方々に本当に感謝しています。 より強い福島大学を見ていただけるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!! |
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副主将:戸崎孝則 今回の男子の結果をしっかりと受けとめなければいけません。全体的に見ても入賞数が少なく、入賞しても上位入賞者は少ない結果でした。男子は課題がたくさんありますが、これからもっと全員で必死になり1つ1つの課題を克服して、もっと男子全員の記録が伸びるように練習をしていきたいです。強くなるためには、勝つためにはどうしたら良いのか具体的に考えていかなければならないと思います。東北インカレは終わってしまいましたが、まだこの後も試合は続きます。もっと高い意識をもって練習に取り組み、これからの試合に向けてもっと必死にやっていきたいと思います。 |
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編集後記 | |
充実した東北インカレとなりました。次の大会に向けて気持ちを切り替えてまた頑張りたいと思います!!(伊藤) ブルータータンは新鮮でした!宮城は海の香りがしました!(麻央) 東北インカレが終了しました。この東北インカレで感じたことを胸に、これからの練習に励んでいきます。(今村) |