第523号  2012/06/25
全日本インカレにLockOn!!
〜2012日本学生陸上競技個人選手権大会〜

6月22日(金)〜24日(日)にかけて、神奈川県の神奈川・Shonan BMW スタジアム平塚で、2012日本学生陸上競技個人選手権大会が開催されました。福島大学からは10名の学生が出場し、五十嵐が走幅跳で4位、今村が走高跳で8位に入賞しました。

<出場者名・種目>
種目 名前 学年
100m 渡部 1年
200m
400m 武石 3年
800m 糸原 2年
1500m 田村 2年
100mH 山本 1年
400mH 阿部(綾) 1年
走高跳 今村 4年
走幅跳 五十嵐 2年
やり投 高橋 3年



神奈川・Shonan BMW スタジアム平塚
チーム全体としては「全日本インカレの前哨戦」として臨んだ今大会。しかし出場した選手の多くが新たな課題を見つけることができたようです。また自分が今、全国でどれくらいの位置にいるのかを再確認できたと思います。

それぞれの課題を明確に持って、全日本インカレまでの練習に全力で取り組んでいきます!!
 


〜五十嵐 女子走幅跳4位入賞!!〜

入賞した五十嵐に話を聞きました。
今回はどのような試合になりましたか?

五十嵐「今回の3本目までの記録では、全カレでベスト8に残ることは出来ません。6m10台は追い風参考じゃなくてもポンポン跳べなきゃいけない記録だと思っています。自己ベストは勿論、全カレで戦うには今のままの跳躍では駄目です」

4位に入賞しましたが納得がいっていないようですね。
これからの課題は?

「まずは、助走スピードを上げてしっかり跳ぶことを課題に、全カレまでの1つ1つの機会を無駄にしないように取り組んで行きたいです」

全カレに向けて改善点を明確にした五十嵐でした!
〜今村 女子走高跳8位入賞!!〜

試合を終えての感想を聞かせてください。

今村「今回の試合は決めるところで決められず、8位で終わってしまいました。自分の課題をクリアできないまま、変われていないのが今回の結果です」

全カレに向けての意気込みを聞かせてください。

「全カレは笑って終えられるように、自分の跳躍を見直して準備していきます!」

全カレでは4年間の集大成を見せてくれることを期待します!




 




〜全国での手ごたえと今後の課題〜
高橋 女子やり投げ、武石 女子400m


今回この2人は、教育実習の真っ最中または直後の大会となりました。

思うように練習が積めない中での試合でしたが、振り返ってみてどうでしたか?

高橋「今回出場したことで、自分がいまどの位置にいるのかが分かりました。結果には全く満足していませんが、改善すべき点が明確になりました。それを改善することができたら全国で戦えるという手応えはありました。また一から出直して、全カレでは上位入賞を目指してがんばりたいと思います」 


武石「今回、自分の力がきちんと出せていれば、決勝には残れた試合でした。このような結果になってしまい、今は悔しい気持ちでいっぱいです。それと共にインカレでは決勝に残りたいという気持ちが今まで以上に強くなりました。これからの練習では、自分のイメージ通りの走りがきちんとできるように、一本一本を大切に取り組んでいきたいと思います」

インカレまでまだ改善する時間はある、という気持ちをもって、今回の課題を生かして練習を詰めていきましょう!!
 
〜新たな力に芽生えた気持ち〜
山本 女子110mH、渡部 女子100m、200m

女子110mHに出場した山本は、課題と共にしっかりとした手ごたえを感じたようです。

山本「予選では大雨の中でしたが、今までの中で上位に入るような動きができました。準決勝ではスピードにのった走りを心がけ、予選からタイムを伸ばすことはできましたが、やはり納得のいくものではなく、課題が数多く見つかりました。まずはスプリント力をつけることが第一だと考えています。全カレまでしっかりと走り込み、ハードル練習では1本1本技術の面で意識しながら走っていきたいです。そして全カレでは13秒台で走れるよう取り組んでいきたいです」 

山本は女子100mと200mの2種目に出場しました。
改善に取り組んでいるスタートが、自分にとっての課題であることが明確になったようです。

渡部「今回の結果から見えた課題は、まずスタートです。反応が遅く、技術もまだまだ未熟なので、そこで差を付けられてしまいました。また上体をすぐに起こすことも、私の弱点だと再認識しました。本来足が当たるところより手前に着いてしまい。前に進まない走りとなってしまいました。そして体をもっと絞り、切れのある動きを身につけたいと思います。練習により緊張感を持って臨み、精神的にも強く戦えるようになりたいです」
各地県選手権!結果速報!!
久慈、大活躍
〜岩手県選手権〜
6月22日(金)〜24日(日)に、岩手県営運動公園陸上競技場にて、岩手県陸上競技選手権大会が開催されました。福島大学からは久慈(男子走幅跳、三段跳)と古里(女子100m)の2名が出場しました。



走幅跳の表彰台!!(中央)
走幅跳1位三段跳では3位入賞した久慈にコメントをもらいました!

走幅跳にはどのような意識で臨みましたか?

久慈「1本目に7m06を跳ぶことができました。とにかく1本目が大事だと思い、集中していたのでイメージ通りの跳躍ができて良かったです。

自分の思った通りの跳躍ができたようですね。
今大会を振り返って、これからの課題は何でしょうか?

「走幅跳は、1本目以降は7mを跳ぶことができませんでした。まずは、いつでも7mが跳べるように、これから練習していきます
。三段跳は、安定して14m30くらいを跳べるようになってきました。良い感覚も掴むことができました。課題はステップです。そこでもっと弾めるように練習していこうと思います」

これからの久慈のビックジャンプに期待します!
地元での大会を通して感じたことはありますか?

「親や兄弟、高校の時の顧問の先生なども試合を見に来てくださっていました。教育実習の時の担当教員からも『優勝おめでとう』という連絡を頂きました。
たくさんの人に感謝したいと思います。ありがとうございました」

古里は女子100mに出場しました。
念願だった故郷でのレースを終えて、どうですか?

古里「大学に入って、地元に対する思いが強くなりました。岩手に帰って走ることを励みに、冬から頑張ってきました。今回の競技場は私の思い入れのある場所でもあり、もう一度その場所で走りたい、そのような気持ちで臨みました。レース構成は自分らしいものにすることができましたが、結果はまだまだです。心機一転頑張っていきます」


苦戦を強いられた故郷での激戦
〜新潟県陸上競技選手権大会〜
平成24年度6月22日(金)〜24日(日)に、新潟市陸上競技場にて、新潟県陸上競技選手権大会が開催されました。福島大学からは土屋(男子100m)、伊花(十種競技)の2名が出場しました。

昨年のようにうまくいきませんでしたね。
今回はどのような気持ちで大会に臨みましたか?

土屋「今大会は、順位よりも記録の結果を優先して考えて出場しました。いつもいい結果を残させてくれる大会だったので、そのジンクスも活かしてタイムを狙いましたが、今年は思うような結果が残せませんでした。風は例年より強く追っていて、グラウンドコンディションも悪くなかったので悔しくはありますが、一重に原因はわかっているので次につなげたいと思います」


自己ベストであれば、より上位も狙えた大会でしたね。
どのような位置づけとして大会に臨みましたか?

伊花「今回新潟県選手権に十種で出場しまして、4968点の4位でした。久しぶりの地元新潟での試合で、今までお世話になった先生方を始め、家族に恩返しする機会だと思い、競技しました。僕の中で県選は、これから北日、総体につなげる試合と考えていたので、記録的には残念です。今回の取りこぼしをなくすため、福島に帰ったら気を取り直して、練習に励みます!」
それぞれ思うような結果にはつながらなかったようですが、原因や課題がはっきりとしているようなので、今後の大会でその点を改善した姿を見せてくれることに期待しましょう!!

自分を見つめなおす良いきっかけに
〜群馬県陸上競技選手権大会〜 
平成24年度6月23日(土)〜24日(日)に、正田醤油スタジアム群馬にて、群馬県陸上競技選手権大会が開催されました。福島大学からは霜触(男子200m)が出場しました。

男子200mに出場した霜触は、確実に力をつけ、ベスト更新に近付いているようです。
大学に入ってから初めての地元でのレースはどうでしたか?

霜触「今回は地元ではじめて、福島大学のユニフォームで走りました。結果は大学ベストでしたが、自己ベストにはまだまだ及びませんでした。自分に何が足りないのかをもう一度見つめ直して、これからの練習に励みたいと思います。久々の地元の競技場で駆け抜けるのはとても気持ちがよかったです!」

        この調子で来年からは、大学でより大きく成長した霜触の姿が見せられるといいですね!!

編集後記