第607号  2014/02/17

2月14日(金)に人間発達文化学類スポーツ・芸術創造専攻の卒論発表会が行われました。陸上競技部からは9人の4年生が、自ら興味を持ち4年間大学で学んできたことの集大成である卒業論文を発表しました!

まず最初に中田に話を聞いてみましょう。
題目「大学女子スポーツ選手の骨密度と生活習慣や食習慣、月経異常との関連について」

このテーマで研究を進めた理由はなんですか?

中田「女子スポーツ選手で問題となってる月経異常と骨の問題を知り、将来の骨を丈夫に保つため今できることは何か気になったからです」

女性ならではの研究テーマでしたね!
発表会当日、あまり緊張した様には見えませんでしたが、どうでしたか?

「毎年聞く側だったので、壇上に立つことが不思議でした。しかし緊張はあまりなく、自分の研究してきた事を思い返しながら落ち着いて話すことができたと思います。真剣に聞いてくれる後輩の姿を見て凄く嬉しくなりました!」

中田の競技人生が今回の研究にどう関わっているのか教えてください。

「陸上部で本気でスポーツを行って来た上で、最高のパフォーマンスを発揮するために体調面にも気を遣ってきました。そのこともこの論文に取り掛かるきっかけになりました。自分にも仲間にも当てはまることなので、興味を持って取り組みました」

ありがとうございます!


堂々と発表する中田

凛々しい岡部
続いては少し変わったテーマを研究した岡部に聞いてみました!

題目
「チャンバラ映画史」


なぜそのような研究をしようと思ったのですか?

「もともと藤沢周平とチャンバラ映画に興味がありました。変わったテーマだとは思ったものの、どうしても取り組みたいと思い今回の研究にしました。発表当日は非常に緊張しましたが、自分のこれまでの学びを形にすることができた、という達成感が大きかったです。また発表後、多くの人に感想を言ってもらえたのもとても嬉しかったです」

陸上競技部での活動が、卒論を作成する上で生かされた様なことはありますか?

「内容的には陸上とは全く関係ないものでした。しかし、卒論の作成に生きてくる部分は多々ありました。今回の卒論で取材は、大雪に見舞われ月山道を夏タイヤで進まねばならぬ事態に陥ったり、スケジュールがかなり立て込んでいたりと多くの困難が伴いました。しかし、それらの困難も、陸上部での4年間があったからこそ、乗り越えられたのだと思います。内容面以外のところで、陸上部の経験が多く生かされました」

内容とは裏腹に激しい卒論作成となったようですね。陸上競技部での活動が、いかなる困難をも乗り越える事に繋がったようです!
続いて高橋に話を聞いてみましょう。

題目「投擲物の形状の変化によるオーバーハンドスローへの影響〜生態学的心理学の視点から〜」


高橋「わたしはこれまで様々なスポーツと関わってきました。その中でも陸上競技のやり投や野球など、投げるスポーツを主にやっていました。様々なスポーツを経験し、様々な用具を扱っていた経験から、投擲物の形状が変化したら、『投げること』の基本であるオーバーハンドスローにどのような影響があるのか疑問に思いました。そこで、自分の所属してしる研究室で学んだ、生態学的心理学の考えを基に、研究してみたいと思いこの研究テーマにしました」

実際に発表した感想を聞かせてください!

「発表練習は何回も練習していましたが、やはり本番はとても緊張しました。しかし、陸上競技の後輩たちが見に来てくれたので、せっかく来てくれた後輩たちに下手な発表を見せるわけにはいかない!という気持ちで発表しました。いままで自分が研究してきたことを出し切れたのではないかと思います。発表会を終えた時は、とても充実した気持ちでした」

お疲れ様でした!!


緊張の中、研究の成果を発表する高橋
下級生にとっては研究室・ゼミ決めや、将来の研究内容を決めるための大切な日になりました!!
そこで、下級生にも話を聞いてみました!


大学3年目の卒論発表会。霜触にとってはどのようなものとなりましたか?

霜触「陸上部でも多くの関わりを持ってきたひとつ上の4年生の方々の発表、とても素晴らしかったです。今回は司会という形で運営に携わり、会を成功させるために活動してきました。その活動が大いに報われた、そんな姿を拝見することができました。
特に僕の所属する研究室の先輩の発表は素晴らしいものだと思いました」

そのような発表をすることができた秘訣はどのようなことだと思いますか?

「同じ研究室で、論文を何度も何度も推敲して、みんなで確認し合う姿を見続けてきました。どうしたらいい発表にできるか、ということを考えてきた努力の結果が今回の素晴らしい発表に繋がったのだろうと感じました。来年は僕自身もあの場に立つことになります。ノー原稿と素晴らしい発表態度で、陸上部をはじめ、全員を魅了できるよう、スキルアップを図っていきたいです!笑」


来年、素晴らしい発表を期待しています!



1年生の後藤にとっては初めての機会となりました。先輩の発表を聞いての感想を聞かせて下さい。

後藤「普段競技場で見る先輩方とは少し違った姿を見ることができて新鮮でした!論文を書くということは、単純に実験等をしてデータをまとめるではないということが分かりました。テーマを決め、実験結果を分析し、そこから何が分かるかを示し、それを分かりやすく報告する。その一連の流れはとても大変な作業であると感じました」

後藤は研究したいことなどは決まっているのですか?


「私はまだ研究したいテーマなどは、はっきり決まっていません。ですが今回発表を聞いて、自分の競技に関わる研究をしたいと思いました!これから3年後、私たちも行うことになる卒論発表を聞くことができて、とても参考になりました」


これからの大学生活の参考になるような、貴重な機会を体験できたようですね!

ホワイト・バレンタイン!
先日2月14日は雪が降り、ホワイト・バレンタインとなりました!みなさんはどのようなバレンタインデーをお過ごしだったでしょうか?学生同士では個人個人でチョコ(義理)を渡したようです。

さて、今年も川本先生へ女子部員よりチョコレートが贈られました!

日頃の感謝を込めたチョコのプレゼントに、先生も満面の笑み。カカオパワーでこれからもご活躍を期待しています!


女子代表の川崎と山本から感謝のチョコ♪
先週に続き記録的大雪 
2月14日、「戦後最大級」と噂され、しんしんと積もり始めた雪は、翌日晩まで降り続きました。外に出てみれば股下まで積もった雪が。それでも私たちは練習するためには、トラックに降り積もった雪をかく必要があります!雪かきというより雪堀り?状態でしたが、体力と時間が許す限り雪をかき続けています!その様子を数枚の写真でお伝えしようと思います。


陸上競技場・・・?


車が埋もれてしまうほど


雪かき開始!!


レーンの内側には高い雪の壁が


前回の雪かきに比べ、今回は高さもそうですが水分も多く部員たちは雪かきに苦戦しています・・・


人の体が隠れてしまうほどに積みあがった雪の壁!

今週の人 編集後記

鶴崎大輔→
松尾祐里




女は愛嬌!いつも笑顔で元気いっぱい。愛知県出身の原菜月から紹介されました、短長ブロック1年の鶴崎大輔です。今回僕が紹介するのは同じ短長ブロックの松尾祐里です。松尾は福岡県からはるばる福島大学へやってきました。なぜこの遠い福島大学を選んだのかと聞いたところ 、『陸上3年しかせんのはもの足りんかったけん、 国公立大学で理系の勉強しながら陸上にも専念したかったけんかな(笑)
あとは、福島大学のOB・OGの方々に憧れて来たっちゃ』と答えてくれました。陸上に対する思いは人一倍強い松尾。また、先ほどのコメントからもわかるように、松尾はいまだによく博多弁を口にします。東北色には未だに染まらない、一本筋が通った女ということでしょうか。かわいらしく、どこか和むところがある博多弁。その博多弁を駆使し、一生懸命に話をしてくれる松尾の周りは、いつもたくさんの友達で溢れています。『受験のブランクを取り戻すには1年はかかるって高校の先生が言ってたけん、今は我慢して頑張るっちゃん!』とある夏の日に話してくれた松尾。進化を続け、着実に力をつけている松尾の、来シーズンに期待大です!
雪の影響で金谷川に閉じ込められました。雪を見てはしゃぐ後輩を見ると若さを感じてしまいます。今回の作成は1年生の2人が大活躍でした!(鈴木)

雪からは縁の遠い場所に来たと思ったら、この大雪で力が抜けてしまう今日この頃です。まだまだスキルアップ目指して頑張ります!(門脇)

雪焼けしてしまいました!!(松尾)