710号 2015/02/15
卒論発表会
~4年間の集大成~
2月12日(金)に人間発達文化学類スポーツ・芸術創造専攻の卒論発表会が開かれ、それぞれが各分野で研究したことを発表しました。発表を終えた皆さんに話を聞いてみたいと思います。
まず初めに、前キャプテンの鈴木(真)に今の素直な気持ちを聞いてみましょう。

題目「腹部圧迫ベルトが及ぼす陸上競技跳躍選手の鉛直方向及び水平方向のSSC運動への効果について

卒論を書き進めていくうえでどんなことに苦労しましたか。

鈴木(真)「卒業論文を書くにあたり非常に時間がかかったなと思います。こんなにも長い文章を書くということを今までしたことがなかったので文章の構成や日本語に悩まされました。自分の頭の中にある伝えたいことを筋道を立てて書くという作業がとにかく大変でした。卒業論文・抄録・発表用のパワーポイントなど準備や作業に追われる日々が続き4年間で1番大学にいた気がします(笑)」

人に伝わりやすい文章を書くのは難しいことですよね。
大変だった時期もあったと思いますが、それはどのようにして乗り越えましたか。

「卒論や抄録が完成しない時期もありましたが、研究室の仲間やスポ科の友人たちも一緒に頑張っていたのが励みになりました。やはり仲間の存在というものはいつでも心強いものですね!発表会はとにかく緊張してしまい、発表用の原稿も覚えていたのに頭から飛ぶなんてこともありましたが、今はとりあえずひと段落してほっとしています。残りの大学生活も限られていますが有意義に過ごせればと思います」

頑張りあえる仲間がいたおかげですね。
素晴らしい発表ありがとうございました!


堂々と発表する鈴木(真)


緊張な面持ちの山本(千)
続いて、山本(千)に話を聞いてみました!

題目「大学生陸上競技選手におけるセルフマネジメントスキルと動機づけとの関係

このテーマで発表した理由を教えてください!

山本(千)「この4年間思い返してみると、怪我や体調不良で練習をしっかりやり通したことがなかったと感じました自己管理しなさい、と先生方に言われていた言葉ですが、改めてアスリートとして過ごす上で自己管理がどれだけ大切なのかということを自らの体験から学ぶことが出来ました。またトップレベルの選手とそうではない選手の違いはあるのだろうかというところに疑問を持ちました。そこで、競技レベルと自己管理能力はどう影響しているのかということを調べてみようと思ったからです」

陸上部としての集大成としての発表ですね。
卒論を書く上で1番大変だったことは何ですか?

「卒論を書く上で大変だったことはひとつひとつの結果を細かくまとめて考察しなければならないので、文章力のない私にとってはすごく難しかったです。しかし、自分のやりたかった事なので結果が明確に出た時は嬉しかったです。また、卒論を通して、見通しを持って少しずつでも計画的に行うことが早く仕上げる近道だと改めて感じました。卒論発表会までの準備は意外にも順調でしたが、当日は緊張して足も声も震えていました。ですが研究室の皆と、スポ科のみんなと無事に終えることが出来て良かったと思います」

大変だった分とてもいい発表を出来たのですね。
本当にお疲れ様でした!
続いて、川崎に話を聞いてみました。

題目「複式学級における体育科授業の考察~良さと課題の視点から~

卒論を書くにあたって、どのように論文を進めていきましたか。

川崎「実際に小学校を訪れ、体育の授業を見学させていただいたり、文献研究などを通して、自分の研究を進めていきました。いざ作成となると、自分の言いたいことを上手くまとめることができず、書いては消してを繰り返しました。ですので、本論を書き終わった時の達成感は非常に強いものでした」

研究テーマあった手段で調べることが大事なようです。
卒論を書くというのはそう簡単なことではありません。

川崎は研究室の仲間に支えられたそうですね。

「はい。同じ研究室の仲間と助け合い、時にはキツイ事を言う時もありましたが、そうやって本気で話し合うことができたので、良いものを作ることができたのだと思います。ゼミ生や他の四年生と一緒に、遅くまで研究室に残ってパソコンと格闘していたのも、終わってみれば良い思い出です」

仲間の存在がいかに大きいか実感できますね。
本当にお疲れ様でした!


精一杯発表をする川崎


2年の研究成果を発表する新宮
最後に、院生の新宮に話を聞きました。

題目「代謝特性から見た女子800m走における効果的な疾走トレーニングの検討

無事に発表会を終えて、今どんなことを思いますか。

新宮「2年に渡り、川本先生のもとで研究を行ってきましたが発表を終えた今、ついにこの日を迎えることが出来たなという気持ちです。川本先生のところに何度も通い、こうでもない、ああでもない。ここはこうなんじゃないかと、データ分析から論文制作までずっと突き詰めてくださったことも支えになり、2年間の院生生活に胸を張れる論文が書けたと思います」

試行錯誤してやっと完成したのですね。
何か後輩たちにアドバイスがあったらお願いします!

「『時は金なり』です。終わりは必ず来ます。終わった時に、やりきったぞ!と思うために、早めに困難なことに向き合う力をつけるのが卒業試験だと身に染みて感じました。後輩のみんなも向き合うことから逃げずに頑張って下さい」


心に響く言葉をありがとうございます。
諦めずに最後まで頑張ることは大切なことですよね。
2年間本当にお疲れ様でした!
下級生にとって、卒論発表会は研究室・ゼミ決めや、将来の研究内容を決めるための貴重な機会です。
そこで、話を聞いた下級生にも感想を聞いてみたいと思います!
今回3年生は卒論発表会の運営に携わりました。
原は司会進行を担当したようですね。

原「はい!司会をして先輩方の発表を進めつつ、クリティカルシンキングをして多角的に発表を聞こうと意識したのですが、普段からしていないとやはり難しいなと感じました。また、自分も来年はここに立って発表するんだ、ということを考えると去年までとは違った緊張感がありました」

運営する中で、先輩方の大変さがわかりましたね。
来年に向けて一言お願いします。

「来年はいよいよ私たちが卒論を発表する番です。先輩方の発表のなかで、すごい!こんな風に発表したい!と思えるものもありました。後輩たちにそう思ってもらえるような発表ができるよう、頑張って研究していきたいと思います」


自他共に納得のいく研究ができるように頑張ってください!
今回、発表を聞くだけではなく、運営する側として参加してみて、どのように感じましたか。

鶴崎「僕は抄録を作る係だったので、当日は目立った仕事はありませんでしたが、先輩方の発表会がうまくいくようにという思いのもと、自分の役割に責任を持って臨むことができました。思っていた以上に大変なこともありましたが、同じ係の仲間と協力し、乗り切ることができました。また、昨年まで何気なく参加していた卒論発表会でしたが、今までよりも体育系についての知識がある程度ついてきたため、先輩方の発表により興味を持って聞くこともできました」

誰にも見えなくても、裏で支える仕事も大切ですね。
来年に向けて、今どのような気持ちですか?

「来年は、ついに僕たちが卒業論文を発表する番です。まだ明確なテーマは決まっていませんが、自分の興味があることについて深く追求していき、将来の自分に活かせるようなものにしていきたいと思います」

先輩方の発表から学び、さらに後輩たちにも多くのことを伝えていくことが出来たらいいですね。
運営お疲れ様でした!
2年生は中村に話を聞いてみます。
2回目の卒論発表会を聞いて何か変化はありましたか。

中村「去年は先輩たちの話をただ聞いて納得するだけで終わっていました。しかし、今回は自分が今まで勉強してきたことなども踏まえて発表会を見ることができ、考えや知識を深めることができたと思います」


話の内容を深められると楽しいものですよね。
今年は研究室も決まりますね!

「はい。研究室を選ぶのにも今回の発表会はかなり大切な機会でした。自分の中でだいたいの方向性が決まったので参加してよかったと思います。2年後の自分が想像できませんが、いい刺激をもらうことができたので今後の勉学の励みにしていきたいです」


2年後に胸を張ってこの場に立てるよう、頑張って行きましょう!
1年生からは安藤に聞いてみましょう!
初めての卒論発表会でしたがどうでしたか。

安藤「初めて卒論発表会に出てみて、先輩方がどのような研究をしてきたのかを見ることができました。どの研究も興味が湧き、陸上競技に関わらず運動のメカニズムやルールについての検討、保健体育の教育の指導法について知ることができました」


卒業論文から得る物が多いですね。
将来はあの場に立つと考えるとどう思いますか?

「僕はまだどのような研究をするのかは決めていませんが、今回の卒論発表で陸上に関する研究をしてみたいと思いました。また、先輩方のように研究・発表が出来るように改めて勉強を頑張りたいと思いました」


先輩方に負けない論文を発表してください!
第7回いわきサンシャインマラソン
2月14日(日)に小名浜港アクアマリンパークにて第7回いわきサンシャインマラソンが行われ、2年の矢走が10kmの部に出場し、優勝しました。
前回大会優勝者として走ってみてどうでしたか?

矢走「今回は大会2連覇と30分台で走ること2つを目標にして走りました。レース中は風が強く他の選手も牽制気味で、前半の5kmはかなりスローペースとなりました。後半はタイムを意識して、かなりペースを上げましたが、目標タイムには届きませんでした」


レース展開があまり良くなく、目標には届かなかったのですね。
久しぶりに地元でのレースでしたが、どのように思いましたか?

「今回は高校時代の友人や恩師にも応援していただき、自分なりにいい走りが出来たと思います。特に、2連覇を達成出来たことが応援してくださった皆様の期待に応えられたかなと思います。まだまだタイムは満足出来ないので、シーズインまで力をつけて、全国目指して頑張っていきます」

シーズンインまでもう少しですね。
今年は昨年より良い走りを期待です!
 

表彰を受ける矢走
ハッピーバレンタイン

 
2年生からチョコのプレゼント
 日頃の感謝の気持ちを込めて、女子部員から川本先生へチョコが贈られました。

川本先生に大変喜んでいただけたので良かったです!
編集後記
雪が溶けて幸せです。(照内)
春休みに突入しました(中村)
春が待ち遠しいです!(吉田)
暖かくて5月と勘違いしそうです(渡邉)