第800号 2017/11/27
福島大学陸上競技部納会
11月25日(土)、ザ・セレクトン福島にて、平成29年度福島大学陸上競技部納会が行われました。各地から多くの卒業生の方々に足を運んでいただきました。お忙しい中お集まり頂き、ありがとうございました。
川本監督の挨拶からはじまり、OB会・松村賢剛会長の挨拶、平成29年度主将挨拶、各賞表彰式、学生による余興、ビデオ上映等が行われ、今年1年を振り返る盛大な会となりました。学生たちは、卒業生の方々と交流を通じて、貴重なお話をお聞きし、刺激を受けるとともに、多くのご支援を頂いていること、そして期待と応援をして頂いているということを改めて感じたと思います。来年度の納会では、良いご報告ができるよう学生一同頑張っていきます。
それでは、今年度の福島大学陸上競技部納会を振り返ってみましょう!
 平成29年度主将挨拶
今年度、主将を務めた4年の浅澤に話を聞きました。
主将として1年間、チームを引っ張る存在でありましたが、自身はどう感じていますか?

浅澤「川本監督、コーチはじめ、様々な方のご指導とご支援を頂いたおかげで、今年1年間戦い抜くことができました。 代が変わり、自分たちが福島大学の看板を背負っていくということは喜びでもあり、プレッシャーでもありました。それでも同学年はもちろん、各学年との連携を取り、勝つための行動をスローガンとして活動してきました」

勝つための行動とは、具体的にどんなことを行ってきたのでしょうか?

「今まで曖昧だったところを明確にしたり、練習に取り組む姿勢や、環境づくりなど様々な面で勝つためにはどうすればいいのかを考えたりしていました。残念ながら成果が実ったとは胸を張って言えないかもしれませんが、強くなるための土台づくりはできたと思います。やってきたことを無駄にせず、来シーズン以降より良い、強いチームになってほしいです」


先輩方に強くなった姿を見せられるように、3年生以下は頑張りましょう!

主将として1年を振り返ります
各賞 表彰式
学生の中からは、福大記録賞4名、優秀選手賞2名、監督賞1名、新人賞1名が表彰されました。
それでは順に、受賞者の話を聞いてみましょう!
福大記録

同じハードルブロックの先輩から
4年の荒井です。荒井は5月に行われた東北インカレにて、110mH14秒40の記録を出し、優勝。福大記録更新となりました!
プレゼンターは平成27年度卒業の山本千裕さんにして頂きました。


荒井「福大記録賞を頂けて、本当に嬉しく思います。福大記録賞は自分が大学に入った時から目標としている賞でした。ここまで記録が出せたのは必死に努力したことも要因の1つかとは思っていますが、周りの方々の力添えがあってこそだと思っています」

努力が導いた結果だったのですね!
福大記録を出すことができた要因は他にはありますか?

「この記録を出した東北インカレは特にチームが勝ちへ向かって1つになっていた大会でありました。その流れこそが記録を出せた1番の要因であると思っています。後輩の皆にはこのような良い雰囲気をいつでも作り続け、好記録を沢山作って欲しいと思っています」

チームの雰囲気作りは大切ですね!
練習でも勝ちに向かっていく姿勢を全員で作っていきましょう!

同じく4年の荒です。荒は8月に行われた福島大学トラッククラブ競技会にて、やり投げ52m99の好記録をマーク。福大記録更新とともに、福島県記録更新となりました。
プレゼンターは平成25年度卒業の高橋梨穂さんにして頂きました。

荒「前の福大記録が、お世話になった先輩である高橋梨穂さんの自己ベストと共に福島県記録でもあったので、 いつかは自分が塗り替えたいなと思っていました」

それをついに更新できたのですね!

「福島大学トラッククラブ競技会での更新だったので、 順位は付きませんし、 4年もかかってしまいましたが、後輩とともに全日本インカレに出場できたので良かったです。今後は後輩にこの福大記録を更新してもらうのみだと思います! ありがとうございました」


託された後輩は、先輩の期待に応えられるように頑張りましょう!
 
お世話になった先輩から思い出話を!
 
偉大な先輩から!
2年の清水です。 9月に行われた東北学生個人選手権大会にて、走幅跳7m60の記録で優勝。福大記録タイ記録でありました。来年度はさらに記録を更新してくれるのではないでしょうか!
プレゼンターは平成26年度卒業の五十嵐麻央さんにして頂きました。

清水「福島大学の記録を更新出来たことは素直に嬉しく思います。入学した頃に、卒業までには歴代ランキングの3位以内には入りたいと思っていたので、2年生でタイではありますが、偉大な先輩の記録に並ぶことができて光栄に思います」

福島大学陸上部の歴史に残る偉大な記録を打ち立てましたね!
来シーズンはどのように競技に取り組んでいきたいですか?

「今回の納会で様々な方のお話を聞く中で、多くの方々に支えられて競技ができている事を再確認できました。その事を忘れず、上級生という立場らしく他を牽引し、チームを盛り上げていきたいです。まずは、東北学生新記録を目指して日々の練習に取り組んでいきたいと思います」

これからも記録を伸ばしていってください!
同じく2年の仁井田です。仁井田は9月に行われた東北学生個人選手権大会にて、ハンマー投げ39m61の記録で優勝。福大記録更新となりました。ハンマー投げを始めてまだ1年、更なる記録の更新に期待です!
プレゼンターは平成2年度卒業の小野友史さんにして頂きました。

仁井田「今回このような形で福島大学記録賞を頂くことができ、本当に嬉しく思います。私は1年前からハンマー投げを始めましたが、たくさんの人のご指導や支えがあったからこそ、今の自分があります」

福島大学を更新することで、見事にその恩を返すことが出来ましたね!
来シーズンの抱負を教えてください。

「福島大学の記録を更新することはできましたが、正直記録は全く戦えるものではありません。
来シーズンまずは全国出場の夢を果たせるよう、冬季練習を継続して積んで行きたいと思います。本当にありがとうございました」


仁井田の更なる活躍を楽しみにしています!
 
更なる記録の向上を目指して!
優秀選手賞 
 今年度の優秀選手賞には4年の浅澤と、同じく4年の矢走が選ばれました。受賞された2人に話を聞いてみましょう!
 
主将としてもチームを引っ張ってくれました!

優秀選手賞を受賞しての気持ちを教えて下さい!

浅澤「この度、優秀選手賞を頂けたことを嬉しく思います。中学からこれまでずっと混成競技に取り組んできました。大学に入学して、初めて記録が伸びなくなりました。中途半端な結果しか出せず、何度も悔しい思いもしました」


4年間、様々な想いがあったようですね。

4年生になってからは、主将を務めさせて頂いたので、より競技で引っ張っていかなければならなかったのですが、結果も出せていなかったので、僕が表彰に該当するとは考えていませんでした。 それでも川本先生が評価してくださったのは素直に嬉しかったです。卒業まで残り少なくなってきましたが、できるだけ後輩にいいものを伝えていければいいなと思います!」

おめでとうございました!
優秀選手賞を受賞してどう感じましたか?

矢走「このような賞を頂き、大変嬉しく思います。今シーズンを振り返ると、始めの方は思うような結果が出せませんでした。目標にしていた大会にも出れずに、悔しい思いもしました。しかし、シーズン後半でしっかり調子を整え、自己ベストを更新していくことが出来たので、4年間の締めくくりとしては良かったと思います」

活躍の裏にはどのような陸上生活がありましたか?

「僕は高校ではあまり結果が残せませんでした。また、大学でも始めの方は競技面もそれ以外の部分でも強い選手になっていく意識が足りませんでしたが、先生やコーチのご指導のもと、意識改善をし、選手としても人間としてもこの4年間で大きく成長出来たと思います」

残りの大学生活、そして卒業後も多方面で活躍して頂きたいですね!

2年連続での受賞!
監督賞
 
女子主将として、チームを牽引してきました!
今年度の監督賞は4年の高橋(英)が受賞しました。
監督賞を受賞しての気持ちを教えて下さい!

高橋(英)「まさか自分が頂けると思っていなかったので、非常に嬉しいです。この4年間は記録に伸び悩み、苦しい時期が多かったです。しかし、最後の年で、大学では初の全国入賞をすることができました。そこを評価していただけたことは素直に嬉しいです」

今年度、唯一の全国入賞者でありましたね。
結果から感じたことはありますか?

「これも日頃から熱心にご指導いただいている川本先生をはじめ、コーチの方々のご指導、そして多くの方々の支えのお陰です。素晴らしい環境で4年間自分の大好きな陸上競技に全力で取り組むことができて、幸せでした。本当にありがとうございました」

おめでとうございました!
新人賞 
今年度の新人賞は1年の金井が受賞しました。
新人賞を受賞しての気持ちを教えて下さい!

金井「新人賞を頂くことができて、とても嬉しいです。自分1人の力だけではなく、多くの方々の支えがあったので、全国の舞台でも走ることができました。新人賞に選ばれた意味をよく考えてこれからも頑張りたいです」

新人賞おめでとうございます!
来年への意気込みを聞かせてください。

「全国の舞台では自分の走りができなかったので、今年の結果には満足していません。来年は全国で勝負できるように、強い気持ちをもって冬季練習を頑張り、自分を変えていきたいと思います」

来年も金井の活躍を期待しています!


 
プレゼントを受け取る金井
新主将の話

緊張感が伝わります
新主将として、卒業生の方々へ挨拶をした3年の宮越に話を聞いてみましょう!
納会に参加してどう感じましたか?

宮越「改めまして新主将になりました、短長ブロック所属3年宮越裕太です。 納会では、歴代の主将の方とお話をすることができました。その中で、主将としてチームをどう引っ張っていくのかを教えて頂いたり、競技面だけではなく、他の面でもチームを統率していかなければならないなど、ありがたいお話をたくさんして頂きました」

貴重な経験が出来たようですね。

「人生で初めての主将を務めさせて頂くのでな、不安はありますが、卒業生の方々から頂いた言葉を糧に、チームとともに成長していこうと思います。 挨拶の際にもお話ししましたが、現状維持は後退であり、私たちは求める一歩先へと常に進み続けるチームを作っていこうと思います」

新しいチームはどうなっていくのでしょうか。
卒業生の方々に良い結果報告ができるようにみんなで頑張っていきましょう!
学生たちによる余興


今年は、2017年を締めくくるような一芸を
各班に披露してもらいました!

今年話題になったあの人や
あの出来事…等々

今年を准えたものが多く取り上げられました!


時には肌寒くなる場面もありましたが、
会場の皆さんには楽しんで頂けたようでした。 

来年度はきっと
もっと面白い一芸を用意してくれるでしょう。

期待していてください!



身体を張った一芸も!
ビデオ上映
今年のビデオ制作は、2年の安倍、五十嵐、菅野が行ってくれました。
中でも中心となってビデオを制作してくれた五十嵐に話を聞きました。

五十嵐「今年は各大会で入賞者がとても多く、ビデオを作成するうえで時間の上限もあったのでまとめることに苦労しました。他にも音楽のタイミングなど大変な部分がありましたが、納会で無事に上映することが出来てよかったです」

会場は盛り上がっていましたね!

「全員の活躍を映すことが出来なかったのは少し残念でした。ですが、多くの選手が活躍する姿を1つの作品にしていくのはとても楽しかったです」


今シーズンの戦いが伝わったと思います!
お疲れ様でした。
  幹事&司会より
幹事を務めた3年の安部(美)に話を聞きました。

安部(美)「本年度納会の幹事を務めさせて頂いた、跳躍ブロック3年の安部です。 例年になく多くの卒業生の方をお迎えして、嬉しい反面不安な気持ちもありました。 不手際は多々ありましたが、来てくださった方々が楽しそうにお話されていて安心しました。先輩方の姿を見て、私も卒業後納会に参加することが楽しみです。大学を卒業してしまうと、就職先などの影響もあり、なかなか仲間と会える機会は少なくなってしまうと思います。 しかし、この納会という会を毎年開催することで、陸上競技部の繋がりや伝統が年を追うごとに強く良いものになっているのではないかと感じました。 また、作業をすすめる中で自分やチームの至らない点が見えてきました。 せっかく、勉強する機会を頂いているのでしっかり吸収して、経験を無駄にしないよう精進して行きたいと思います。 今年度も多くの卒業生の方々に支えて頂いたことを学生一同感謝しています。来年度に向けて、新チーム一丸となって先輩方に胸を張れるよう、今後も頑張っていきたいと思います!ありがとうございました」
司会を務めた3年の遠藤に話を聞きました。

遠藤「広い会場で大勢の人を前に話すというのは、あまり経験がない状況だったので、とても緊張しました。会場の皆さまにお力添え頂きまして、無事に納会を終えられたことで今はほっとしています。 参加して下さる方々が、楽しみながら、この一年を締めくくれるような会を目指して、幹事や司会をはじめとした学生達も、精一杯準備に励みました! 準備は大変でしたが、先輩方からお褒めの言葉をかけて頂いたり、最後の挨拶では多くの方から拍手を頂けたりしたことがとても嬉しかったです! また、普段お話する機会がない卒業生の方々から、とても為になるお話を伺う事ができ、自分達がいかに期待され、注目して頂いているのかを改めて実感する事ができました。 僕自身、今回の納会で来シーズンに向けて意識を切り替える事ができました。来シーズンしっかりと期待に応えられるように、上級生として主務として役割を果たし、チームを纏めて冬期練習を頑張っていきたいと思います」
終わりに
 
最後は全員で肩を組んで大きな輪を作り、学生課を歌いました。今年度主将である浅澤の掛け声で、全員で恒例の挨拶をして納会は終了しました。今年度も、お忙しい中多くの卒業生の方々にご出席頂き、ありがとうございました。卒業生の方々と過ごす時間は、学生たちにとって、貴重であり充実したものとなりました。学生一同、福島大学陸上競技部の名前に恥じないよう、これから精一杯精進したいと思いますので、今後ともご指導のほど、よろしくお願い致します。
 
 祝!800号記念!!
皆さんお気づきになられたでしょうか?そうです!今回は記念すべき800回目の更新となります!
そこで、今企画は、<8>に着目し、様々なランキングから8位にランクインしている都道府県の出身者に、題に関するエピソードを話してもらいました!それではさっそくいってみましょう!

全国高校数ランキング8位に入った千葉県を代表して4年の房田に話を聞いてみましょう。
千葉県は高校数が多いようですね?

房田「千葉県が高校数で全国8位というのは初めて知りましたが、進学する高校の選択肢が多かったり、スポーツでは激戦区だったりするので、そういった面では刺激を受けやすい県なのではないかと思います(笑)」

あまり知られていない千葉のランキングかもしれませんね。
高校が多いと生徒の数も多そうですね。

「僕の出身である幕張総合高校は学区に関係なく県内全域から通学できることができ、全校生徒数も県内トップクラスのマンモス校だったので、色んな人と交流することができました!」

多くの人との交流は良い経験になりますね!

全国中学校数ランキング8位に入った兵庫県を代表して、3年の岸元に中学時代のエピソードについて聞きました。

岸元「私は中学の頃も陸上をしており、特にリレーに力を入れていました。それも、ある先生の言葉がきっかけでした。当時の監督の先生に入学式の日に、『リレーで全国制覇目指さんかぁ、制覇したら焼肉おごったる』という一言により、私は焼肉を食べるという可愛い目標のため、日々全国制覇目指して練習に励んでいました」

どんな練習をしていたんですか?

「その練習も古典的なものがあり、例えば、自転車にタイヤをくくりつけ、変速ギアを一番重くした状態でグランド中を漕ぎ回るといったメニューで、なかなか他には無いと思います。 さて、結果は全国制覇はならず、全中入賞で終わってしまいましたが、その日のために全力でやってきたことが、今の自分を繋がり、こうして鮮明に覚えている理由であると感じます。ちなみに、制覇しなかったので本当に焼肉を食べることができませんでした...」

独特の練習方法で、全国入賞まで辿り着いたのですね!
これからもその努力を忘れずに頑張ってください!
全国学力調査ランキングにおいて8位に入った山形県を代表して、2年の三上に学業に関するエピソードを聞きました。

三上「僕は高校に入るまで殆ど勉強をせずにきました。しかし高校1年の時に夏休み明けの課題テストがあり、そこで過去最低点を叩き出しました。そこから何か変わらなければまずいと思い、そこから課題をちゃんとやるようになり、冬休みも毎日3時間くらいしっかりと勉強しました。その結果、テストの平均点が一気に上がりました」

高校時代がターニングポイントとなったのですね!
おすすめの勉強方法があれば教えてください!

「定期テストなどで、なぜその答えにたどり着くのかしっかりと解説を読み込むなどしていました。普段も答えを出す時は論理的に考えるようには心がけています」

みなさんも参考にしてみてはいかがでしょうか!
中学男女総合体力テストランキングにおいて8位に入った新潟県を代表して小林に話を聞いてみたいと思います。
体力テストの思い出は何かありますか?

小林「小学生の頃から体力テストは大好きでした!小学校の体力テストでは80点、つまり満点を取ったことがあります!」


小学生の頃から運動神経抜群だったのですね!

「得意だったのは反復横跳びで、苦手だったのは握力でした。反復横跳びは男子の得点表に合わせても10点だった記憶があります。小学校から高校までの体力テストはとても楽しかったです!」

その運動神経を陸上競技でも存分に活かしていって下さい!
ありがとうございました!
編集後記
先日の納会では、多くの卒業生の方とお話をすることができ、とても充実した時間を過ごすことができました(吉田)

来年は納会のビデオに出演します!(五十嵐)

しゃぶしゃぶがたまらなく美味しかったです(浅野)

福島の夜空は星がとても綺麗です!!(佐藤)