第811号 2018/02/19
 川本先生の還暦祝い
昨年の12月5日に福島大学陸上競技部監督の川本和久先生が還暦を迎えられました。そして、2月17日(土)に『川本和久先生の還暦を祝う会』がホテルグリーンパレスで開かれました。福島大学陸上競技部の卒業生の方など多くの方々が川本先生の還暦をお祝いするためにいらっしゃっており、とても温かい雰囲気のなか会が行われておりました。 
還暦を祝う会に参加した2年の樗澤に話を聞いてみましょう。

樗澤「川本先生の還暦を祝う会に余興を行う学生として参加させていただきました。緊張していましたが、会場の暖かい雰囲気のおかげで、無事にやりきることができ、川本先生に日々の感謝を伝えることができたと思います。これからも川本先生のご活躍を心からお祈りしております」


感謝を伝えられたようですね!!

「また、僕たち学生も川本先生の熱いご指導に応えられるよう、日々の練習に熱心に取り組み、より良い結果を残すことができるように努力していきます。還暦を迎えられたことを心よりお祝いしております」


ご指導に応えられるよう頑張りましょう!!



先生の帽子には金の糸で60と刺繍されています!
 



鏡割りの様子
還暦本当におめでとうございます!!!
 
卒業論文発表会part1
先週、福島大学では大学生活4年間の集大成として行われる「卒業論文発表会」が行われました。発表会を終えた4年生に論文作成時の苦労や感想を聞いてみました!!
 
最初は「カテキン摂取が安静時および運動中のエネルギー代謝に与える影響」について発表した前女子キャプテンの高橋(英)に話を聞いてみましょう!

論文を作成する時に苦労したことはありますか?

高橋(英)「まず私は卒業論文のテーマがなかなか決まらず、ひたすら先行研究を読むところから始まりました。今思うとその時が一番大変だったかもしれません。実験、データ処理、そして論文と、そう簡単には進みませんでした。毎日パソコンとにらめっこする日が続きました。どう言えば相手に伝わるか、理解してもらえるかすべてを文字で伝えることの難しさを感じましたし、勉強になりました」

文字で伝えることは難しいですよね。
卒論発表会を終えての感想をお願いします!

「発表当日は非常に緊張しましたが、今まで自分が一生懸命やってきたことをしっかりみなさんに伝えることができたと思います。 人生で最初で最後の卒業論文だったので、何もかもが初めてで大変でした。しかし、全部が終わった今、達成感に満ち溢れています。卒業論文を通して勉強になったことは多く、今後にも活かすことができることがあると思います。あの大変な時期を乗り越えられたのも、研究室の仲間と先生の存在があってこそです。何か分からないことがある度に熱心に指導してくださった先生には本当に感謝しています」

仲間の存在は競技だけではなくどの場面でも大切ですね!!発表お疲れさまでした!

論文を発表する高橋(英)

発表のイメージトレーニングをする豊澤
次に「福島県におけるジュニア期の陸上競技の競技力の変遷を探る」について発表した豊澤に話を聞いてみましょう!!

論文作成中に苦労した点はありますか?

豊澤「今回『福島県におけるジュニア期の陸上競技の競技力変遷を探る』をテーマに卒業論文を書きました。 小学生と中学生の大会結果からその競技力の変遷とその要因について明らかにし考察することができました。 一番苦労したのはテーマ決めです。卒業論文は大学生活最後の勉強、集大成です。自分の好きなこと、疑問に思うことを研究するので困らないはずなのですが、僕はそれまでの勉強不足や論文に対する考えの甘さなどもあり、「研究」というもののイメージがなかなか出来ずテーマ決めに苦労しました。 既に周知の事実であったり、的はずれであったりとそれまで勉強を疎かにしていたり研究のことをきちんと考えていなかったりしたことをとても悔やみました」

論文作成にあたり今後に活かせることはありましたか?

「今後生かせることとしては、物事の捉え方とプレゼンテーションの仕方です。 僕は研究を進めるに当たって、自分の考えに固執してしまうばかりに効率よく研究をすすめることができませんでした。物事をより柔軟に、そしてきちんと順序立てて考える大切さを身にしみて感じることができました。プレゼンテーションの仕方はより人に訴えかけるための能力です。これらはこれから社会に出て働きにでるとき、必ずなくてはならない役立つことであると思いました」

苦労したことも多くあったようですが苦労があってこその素晴らしい論文ですね。発表お疲れさまでした!!

次に「体育におけるアクティブラーニング」について発表した斎藤に話を聞きました!

卒論発表会を終えての感想をお願いします!

斎藤「卒業論文を仕上げるまで何度も先生と話し合い、作り上げたものなので発表までとても緊張しました。リハーサルでの反省を活かした発表にすることができたのでその点はよかったです。書き上げたものを発表するのはとても達成感がありました。無事に終わって本当に良かったです」

論文作成と実験を行なって感じたことや大変だったことはありますか?

「私の論文は事例を分析するものでした。分析をするために様々な視点から考えなければならず、それがとても難しく大変でした。今まで自分が考えたり、思ったことが浅かったことに気づき、論文を書きながら何度も分析しました。 また、わかりやすく伝えるための文章を書いたり、パワーポイントを作ることも大変でした。他の人伝わるように意識して書くことの大切さが分かったので活かしていけたらいいと思います」


今後につながる発見があり、とてもいい経験になったようですね。発表お疲れさまでした!

発表前、笑顔の斎藤
 
発表内容を確認する房田
 最後は「ダイナミック・ストレッチングとバリスティック・ストレッチングがドロップ・ジャンプに及ぼす影響」について発表した房田に話を聞いてみます!

論文作成する時に工夫した点などはありますか?

房田「僕は競技現場に少しでも活かせるテーマになるようにストレッチングに関して卒業論文を書きました。 運動は多くの筋が連動して行われています。対象の筋を一つに絞り、できるだけ対象の筋しか使わない運動にしました。そのためには色々な影響を受けないようにすることが重要になっていました。そこで今回の研究では特に条件や環境を整えることを工夫しました」


その工夫が今回の素晴らしい論文につながっているんですね!!
論文の作成や実験を行なっての感想を教えてください!!

「実験を行なって、その結果から言えることを理由付けし説明する必要があります。そのため、先行研究から色々な知識を得て考察を練っていましたが、なかなかメカニズムが理解できず進まないこともありました。しかし、無事に書き上げることができたので今はとてもホッとしています」

たくさんの知識と時間が詰まった論文であることが伝わります。発表お疲れさまでした!
卒業論文を聞いてみて
司会を担当した坂本に話を聞いてみました!

坂本「司会という立場から先輩たちの発表を最も近い位置から見ることができました。予め、抄録を頂いて読み込んだので、内容はある程度把握して、当日のイメージを付けていました。しかし、実際の発表会は想定していたものと雰囲気が違い、とても緊張感がありました。司会としては先輩方が発表しやすいように、また、聞いている人がスッと発表内容に入り込んでいけるようアナウンスを心掛けました」

発表会の司会は重要な役割を担いますね。側で4年生の発表を見て何か感じましたか?

「先輩方の頼もしい姿を見て、来年は自分もこの場に立って発表をするのだと実感し、身が引き締まる思いでした。数多くの論文を読み、学生の集大成として相応しい研究をしていきたいと思いました」

素晴らしい発表が出来るといいですね!司会、お疲れさまでした。

司会を務める坂本(右)
 次に2年生の仁井田に話を聞いてみました!
先輩方の卒論発表会を聞いてみた感想は?

仁井田「去年よりも間近で卒業論文発表の準備をしている先輩方を見る機会が多かったので、2年後自分なんだ…、と少し緊張しながら聞いていました。専門的な内容で深い所まで研究してあり、聞いていてなるほどな、と思うことがありました」

2年後は自分達が卒業論文発表会ですからね!

「まだ何をテーマにしてやろうか決めることができていませんが、少しずつ興味関心のある内容を調べたり、視野を広げていけたらなと思います。4年生の先輩方、本当にお疲れさまでした」

先輩たちの発表会を聞いて学べることがあったと思います。今後に活かしていきたいですね!
 次に、初めて卒業論文発表会に参加した1年生の佐藤(皇)に話を聞いてみました。
卒論発表を聞いてみてどうでしたか?

佐藤(皇)「初めて卒業論文発表会を聞きに行きましたが、どの先輩もテーマや目的をしっかりと持っていて、自分なりの考察やまとめがされていました。多種に渡る発表を聞くことが出来て、非常に楽しく勉強にもなりました」

良い経験となったようですね!

「また、自分の興味や関心がどの分野に向いていたり、どんなことを研究テーマとするか考えるきっかけにもなりました。先輩方からも発表や資料作製についてなど話を聞いてみたりして、3年後の発表会に向けて、しっかりと学んでいこうと思います」

3年後の発表に期待しています! ありがとうございました。
バレンタインデー
先日、2月14日はバレンタインデーでした!日頃の感謝を込めて、女子学生から川本先生へチョコレートをプレゼントしました。とても喜んでくださいました!!


チョコレートを渡しました!!
大学改革アイディアコンテスト受賞!
本コンテストは、「大学はこうあるべき」「大学のここを変えたい」このような学生からのアイディアを募集し、福島大学における学修や研究、学生生活、施設などについて学生の目線から改革のアイディアを提案し、学生の大学運営参画への関心を高めることを目的としたコンテストです。


浅野のひらめきが福大を変える!?

アイディアコンテスト受賞おめでとうございます!!

「今回、このような賞を頂けてとても嬉しく思っています。大学改革アイディアコンテストということで、普段生活していて感じていた食堂での残飯の多さに対する改革案として『堆肥化』というものを挙げました」


とてもいいアイディアですね!!

「受賞に際して、なんと記念品として図書券3万円分を頂いきました!自由時間を楽しんだり、新たな知識を増やしたりできるように、様々な書籍を買おうと考えています。来年もこのような機会があれば、大学をより良くするためのアイディアを出したいと思います!」

今後も期待しています!
告知 
2月26日(月)は福島大学前期入試のため、次回のホームページ更新は2月27日(火)になります。よろしくお願いします。
 編集後記
僕も論文を読んでいきます!(安藤)

そろそろ自分の研究分野を絞りたいですね!(樗澤)

お姉さんからチョコが届きました!(佐藤皇)

チョコは美味しいですよね!(千葉)