第814号 2018/3/12
忘れてはいけない日
~東日本大震災から7年~

東日本大震災から7年が経過しました。多大な被害を受けた岩手県、宮城県、そして福島県。各県では、復興が進み街は明るくなってきたと思います。  
しかし、現在も行方不明者は約2500人、避難生活を送っている人は約7万人と、まだまだ手の届いていない部分も沢山あります。そこで実際に被害にあった学生と外側から見た学生に話を聞いてみました。

はじめに坂本に話を聞いてみましょう。

坂本「7年が経っても爪跡の残る被災地や人々の姿から本当に大きな震災であったと改めて感じさせられます。こういった震災による被害、被災者の方たちの苦しみが忘れられてはいけないと思います。多くの人々がこの震災のことを忘れずに後世に残していかなければいけないと思います」

歴史に残る震災でしたね。語り継がれるべき出来事だと思います。

「僕自身も3月11日にはあの日のことを思い出し、そして考える時間を福島に来てからは作るようにしています。福島で学生時代を送る者として、今の福島の確かな現状と震災の記憶を少しでも伝えていけるよう残りの学生生活を送っていこうと思います」

多くの犠牲者、福島第一原子力発電所事故をもたらした東日本大震災について、今一度考えることは大切ですね。

次に2年の高橋(洋)に話を聞いてみます。 震災が起きた当時、どのようなことを思いましたか?
高橋(洋)「僕が住んでいた場所では震度4程の揺れでしたが、最初はどこでどのくらいの地震が起こったのか全く分かりませんでした。その後ニュースで震災や津波の映像を見た時はその被害の大きさに本当に驚きました。また、それまでは心のどこかで、自分には大きな災害は降り掛からないだろうと思ってしまっていましたが、震災後は自分がその立場だったらどうするか、ということを改めて考え直すようになりました」

いつ自分に重大なことが降り掛かるか分かりませんね。 今住んでいる福島のために自分でもできそうだと考えていることを教えてください。

「僕が福島に来て被災地の現状を学んだときに、福島産の食品の現状を知りました。それは安全なのに売れないということです。お米に関して言えば、ここ最近、基準値を越えるものは出ていないにも関わらず、生産量や価格が震災前と比べてかなり落ちているそうです。その理由は、安全であるということが正しく認知されていないがために、不安に思ってしまっている人がいるからです。今でこそ当時よりはかなり認知されているとは思いますが、より多くの人に正しい情報を知ってもらうため、まずは家族や地元の知り合いからでもこのことを伝えていきたいと思います」

とても素晴らしい考えだと思います。 ありがとうございました。


次に2年の菅野に話を聞いてみます。 震災から7年が経ち、どのようなことを感じていますか?

菅野「7年の月日があっという間に過ぎたと感じています。今でもあの大地震を昨日のことのように鮮明に覚えています。ただ、その反面、仕方のないことかもしれませんが、この震災という出来事が年々、風化してしまっているというようにも感じています。私たちは毎年3月11日だけでも、年に一回はこの出来事を思い出し、今の復興の状況と向き合わなくてはいけないと感じます」


絶対に忘れてはいけない出来事ですね。 福島を元気付けるためにどのようなことができると考えていますか?

「私は大学卒業後、体育教師になりたいと思っています。私たちは、まだ学生で今復興に向けてできることは限られています。将来、その職に就いた時に震災で被害を受けた人たちに元気を与えられるような、元気で明るい子どもたちを育てていけるよう、さまざまなことを学び、力をつけることが今の自分にできるとことだと思います」

ありがとうございました。



最後に1年の佐藤(皇)に話を聞いてみましょう。当時を振り返ってみてどのようなことを思いますか。

佐藤(皇)「当時僕は小学6年生でした。出身が気仙沼市ということもあり、地元の町が津波に飲み込まれて行く姿を学校から目撃しました。もし1人で低地にいたら、なんの知識も無い当時の僕はどうなっていたか分かりませんね」

「地震が来たら津波が来る」ということは、しっかり覚えておかなければならないですね。

「このことは後世に受け継いでほしいです。また、復興が大幅に進んでいる町を見て7年という月日の長さをしみじみと感じます。震災を忘れず、今不自由のない生活を送れていることに改めて感謝をしたいと思います」

当たり前のように過ごせている日常が大切なものであるということですね。そのことに感謝の気持ちをもって過ごしていきましょう!
陸上競技を始めたきっかけ

この時期になると進学先で何の部活に入ろうかなど、悩むことがあったと思います。そこで今回は、数あるスポーツからなぜ陸上競技を選んだのか始めたきっかけを聞いてみました!!

競歩を専門としている藤田にきっかけを聞いてみました!

藤田「実は僕は中学までサッカーをやっていました。しかし、高校のサッカーだとフィジカル面・技術面についていけないと思ったため、高校から陸上競技に転向し長距離ランナーになることにしました。競歩を始めたのは1年生の夏休みからです。怪我もあり新人戦の選考から落ちてしまった事、競歩なら枠が空いているという事で、顧問に勧められ競歩を始めました」


様々な想いと事情から競歩を始めたのですね!成績はどうでしたか?

「始めて2週間後の新人戦ではそこそこのタイムを出せて、そこからどんどん記録を伸ばすことができ競歩にハマっていきました。3年生の東北インターハイでは自己ベストを2分以上更新して6位入賞することができました。それで競歩人生はやりきったと思っていましたが、まさか大学でも続けるとは思ってもみませんでした(笑)ここまで来たら大学卒業後も社会人ウォーカーとしてやっていこうと思います!」


次々に記録を更新するとは流石です!藤田の歩みはまだまだ止まることなく前進するでしょう!!

高校時代の藤田

中学時代の安倍(左から4番目)

次に2年の安倍に話を聞いてみましょう。 陸上競技を始めたきっかけを教えてください。

安倍「僕が通っていた中学校には陸上競技部がなかったため、中学生の頃は野球部に所属していました。しかし、僕たちの地域では春にだけ臨時で陸上競技部を作り、生徒たちが大会に出場していました。僕は3年生の時に走幅跳に出場しました。その結果、地区大会、県大会と勝ち残り東北大会まで行くことができ、それがきっかけで陸上競技に夢中になりました」


偶然出た大会で才能が開花したのですね! 陸上競技のどのようなところに惹かれましたか?

「野球でのチームプレーというのも楽しかったのですが、自分の記録を伸ばしていくことができる陸上競技に惹かれました。また、父が学生の頃、陸上競技をしており三段跳の秋田県記録を持っているので、それを追い越したいと思い、高校から陸上競技部に入部し、今も大学でその記録を越すために陸上競技を続けています」


簡単なことではないと思いますが、頑張ってください!

次に1年の佐藤(未)に聞いてみました!陸上競技を始めたきっかけを教えてください。

佐藤(未)「中学では、ダンス部に入るか陸上競技部に入るか悩んでいました。中学校の陸上競技部には私の兄のお友達が所属していて、大会で活躍している姿やお話を聞いて小学校の時少しだけ走るのに自信があったので陸上競技部に所属することに決めました」

陸上競技は中学から本格的に始めたのですね!

「はい。中学校の顧問の先生にも誘われたのが入部するきっかけとなったので、あの時誘われていなければ今がないと思います。中学生の頃は沢山の種目を経験させてくださり、走ることの楽しさを教えてもらいました。今でも、伸び悩んでいる時などはお話を聞いてくださったりアドバイスをくださったり助けて頂いてます」

お世話になっている人に良い報告が出来るように、シーズンインに向けて頑張っていきましょう!

中学時代リレーを走る佐藤(中央バトンを渡す方)
今週の部屋
~短長ブロックSさんの部屋~

今回紹介するのは、短長ブロックSさんです。いつも真摯に練習に取り組む姿はとてもストイックで常に真剣に取り組んでいる彼女はどのような部屋に住んでいるのでしょうか。さっそく覗いてみましょう!


落ち着いたお部屋
お部屋を見せてください!


「部屋は全体的に物を少なくし、茶色で統一しました。あまり女の子らしくない部屋ですが私はこの空間が落ち着き気に入ってます。ベットを窓際に寄せた分手前を正方形にして広く見えるようにしました!座椅子に座りながらゆっくりテレビを見る時間が大好きです」



整理されたお部屋ですね!!

こだわりはありますか?


「この写真入れは、私の愛犬だったり友達と遊んだ時の思い出の写真を入れています。壁に何もなく少し寂しかったので少しいい感じになるかなと思い飾ってみました」



思い出もおしゃれに飾っていて素敵です!


思い出の写真


リラックスの必需品

これは、何に使うものですか?


「これは、アロマディフューザーで夜時間がある時などによく活用しています。私はベルガモットの匂いがお気に入りで柑橘系の香りが気分をリラックスさせてくれます。今は2種類の香りしかありませんがもっといろんな種類の香りも試してみたいです!」



リラックスすることは大切なことですよね!

お気に入りのものはありますか?


「ベッドで寝ているサリーと犬の抱き枕は寝る時の必需品です。 犬の抱き枕は小学生の時からずっと使っていてこれがないとなかなか眠りにつけない時もあります。サリーは触り心地がとても良くフワフワで片方にはサリー、もう片方には犬を抱いて毎日寝ています」



かわいいぬいぐるみですね!


かわいいぬいぐるみたち
今週の人
高橋桃華→千葉桃香

前回、下山翔大くんから紹介を受けました跳躍ブロック1年の高橋桃華です。 今回私が紹介するのは宮城県の名門柴田高校出身の美人ハードラー千葉桃香さんです。 しばた。シバター。アバター。 彼女はあの有名映画に出てくる謎の生物のように素早く、華麗に、かつダイナミックに目の前の障害(ハードル)を越えていきます。 彼女は高いハードルもSF映画のCGと錯覚してしまうほどすり抜けるかのように飛び越えていきます。 彼女のハードリングにハリウッドも目をつけているだとか… 冗談はさておき、彼女の華麗なハードリングは他を魅了し、日本中を震撼させること間違いありません。 そんな彼女ですが、実は1年生の中でいちーばんオシャレで料理が得意で女子力の高い誰もが頼れる存在です。ファッションセンスが高く服装に困った時にはついつい彼女に相談してしまいます。また、彼女の作るフルーツタルトはたまらない美味しさで、みんなに食べて欲しいほど見た目も味も完璧です! 彼女は宮城県出身ですが、名字に千葉が。千葉県といえば大部分を占める房総半島ですね!彼女は話し出すと止まらないまさに宮城出身の暴走半島。 そんな達者な彼女に毎日みんなが笑顔にさせられています。 そんな彼女は今シーズンも素晴らしいハードリングと女子力を発揮してくれることでしょう!今シーズンの彼女に期待大です!
 新入部員募集中!!
 
福島大学に合格された皆さん、おめでとうございます!!私たち福島大学陸上競技部は部員はもちろん、マネージャーも募集しています!陸上競技が好きで興味のある方は、一度競技場に足を運んでみてください!部員一同心よりお待ちしております!!
編集後記

きっかけは小学6年生の陸上競技大会でした!(安藤)

僕は兄の影響で陸上競技を始めました!(樗澤)

僕の陸上競技は走り幅跳びから始まりました!(佐藤皇)

走ることが好きで陸上競技を始めました!(千葉)