第817号 2018/04/02
 平成29年度卒部式 
~卒業生からの最後の言葉~

3月26日(月)に福島大学では学位授与式が行われ、多くの卒業生が笑顔と共に福島大学を旅立っていきました。そして、学位授与式のあと、福島大学陸上競技部では卒部式が行われ、13名の先輩方が卒部しました。そのあと、卒業生から監督、コーチ、後輩達へと最後の言葉が贈られました。卒部式についての感想を、さっそく5人に聞いてみましょう!


笑顔で写真を撮る卒業生たち!

まずは立派に主務としての役割を全うし、常にチームのことを考えて行動してきた卒業生の豊澤に聞いてみました!
大学での陸上生活はどうでしたか?

豊澤「この4年間を振り返ると、やはり生活の中心は陸上競技部での活動がありました。中学から始めた陸上競技でしたが、大学での練習や活動は今までとはまるで異なり、本当に充実したものであったと思います。目標にしていた結果こそ残すことはできませんでした。結果が全てではありますが、成長させてくれた福島大学陸上競技部に本当に感謝しています。卒部式では先生や他の4年生のお話を聞いて、本当にこのチームで、みんなと戦うことができて良かったなと改めて感じることができました」

良い環境と仲間に恵まれたのですね!
卒部式ではいったいどんなことを話したのですか?

「いざ、みんなの前に立つと涙こそは我慢していましたが、やはり今までの楽しかったことや辛かったこと、様々な思いが込み上げてきたことを覚えています。僕は本当に別れが苦手で、もっとためになる面白い話をしたかったのですが、寂しさのあまり、堂々と話せなかったなぁと後悔しております。みんなと離れるのは本当に寂しいですが4年生はそれぞれの新天地で、後輩たちはまた福島大学のグラウンドでそれぞれ成長し、たくましくなって会える日を楽しみにしたいと思います」

お互いにこれからも頑張っていきましょう!

大学での4年間を振り返る豊澤


後輩へ伝えたいことを伝える荒井
続いて卒業生の荒井に話を聞いてみましょう!
大学での4年間の陸上生活を振り返ってみてどうでしたか?

荒井「福島大学陸上競技部で4年間やってきたことは僕の人生の中で最も誇れることの1つです。振り返ると、本当に毎日が充実していて、今の僕を作った4年間だったと強く感じます。この4年間は本当にたくさんの力がついたと感じています。競技力はもちろんですが、何か1つの目標、物事に向かいみんなで協力する力や、問題を解決する力が身に付いたと感じています。そしてその力は思いもよらない力を発揮する事があるという事も身をもって知れました」

人としても成長できた4年間だったのですね!

「皆で励まし合い、努力を重ねたことにより、僕が在籍した4年の間にチームの大きな成長を身をもって実感することが出来ました。その結果、僕が4年生時には全国に手が届きそうなチームまで成長することが出来ました。その成長した時間の中で中心となって行動出来たことは自信になったと思っています。僕は本当にこの4年間深い時間を過ごしてこれたと思っています。それはたとえ誰かが『そんな4年間しか送ってこなかったのか』と蔑もうと、笑おうとも僕にとってはかけがえのない4年間です。その事には変わりありません。今後は大学4年間で手に入れた力、そしてその力を得ることが出来た誇りを持って人生を楽しんで行こうと思っています」

それがきっと今後の荒井の生活の中できっと活きてくると思います!
自信を持って次の舞台へ向かってください!
次に司会を務めた4年の遠藤に話を聞いてみましょう!

遠藤「まず司会として、卒業生の皆さんに少しでも喜んでもらいたいという思いでいっぱいでした。それぞれの想いを後輩に引き継ぐ、有意義な時間になるように準備をしてきました」

4年生からのメッセージは後輩の私たちの心に響きましたね。

「やはり自分のやってきたことを自信をもって話している姿はかっこいいと感じました。先輩方が堂々とお話ししている姿を見て、1年後自分もあんな風に話せるように残り1年間頑張っていこうと思います」

良い話が出来るように、新4年生として活躍していきましょう!

卒業生と笑顔で写真を撮る遠藤(左)

有意義な大学生活にすると改めて誓った室谷(右)
次に3年の室谷に話を聞いてみます。
卒部式を経て感じたことはなんですか?

室谷「昨年の卒部式からもう1年が経ってしまい、時が経つのは早いなと感じました。昨年もそうですが、多くの先輩方が、大学生活はあっという間だったと言っていました。なので、1日1日を大切にしなければいけないと改めて感じました」

有意義に日々を過ごしていきたいですね。
卒業生の先輩方の話を聞いて、大学生活残り2年間、どう過ごしたいと感じましたか?

「陸上競技ができていること、仲間がいることなどに感謝しながら、残りの2年間、更に飛躍し自分の目標を達成できるように過ごしていきたいです。また、陸上競技をもっともっと楽しんで、充実した生活を送ります!」

充実した2年間を過ごしていきましょう!
ありがとうございました。
最後に2年の福島に聞いてみました!
卒業式での4年生の姿はどうでしたか?

福島「卒業式での先輩方は、4年間の大学生活を終えた達成感に満ち溢れ、キラキラ輝いて見えました。そんな姿を見て、充実した4年間を過ごされたのだなと感じました。卒部式で先輩方のお話を聞いて、自分も3年後あの場で後輩のためになるような話ができるように、今一生懸命頑張ろうと強く思いました」

4年生の先輩方に一言お願いします!

「4年生の先輩方、今まで本当にお世話になりました。新天地でも、先輩方らしく頑張ってください。私も良い報告ができるように頑張ります!」

良い報告が出来るように頑張っていきましょう!
 
同じブロックだった房田とポーズする福島(中央)
平成29年度卒業コンパ
~卒業生へ感謝を~
3月26日(月)、卒部式のあとに珍満賓館にて平成29年度福島大学陸上競技部卒業コンパが行われました。卒業生との最後の会ということで、一芸や過去の話などで大いに盛り上がりました。卒業生への感謝の気持ちを伝えることが出来たのではないでしょうか?さっそく各学年を代表して4人に話を聞いてみたいと思います!

主将として役割を果たし終えた浅澤(右から2番目)
まずは前主将の浅澤に聞いてみましょう。

浅澤「まず初めに、遠方の大学に進学させてくれて、なおかつ陸上競技を4年間取り組ませてくれた両親に感謝したいです。指導してくださった監督、コーチ、東邦銀行の方々、先輩ありがとうございました。また、後輩のみんな、ついてきてくれてありがとう!本当に充実した4年間でした!大学の陸上は、高校までとは違って取り組む姿勢や組織体制なども比べ物にならないほど質の高いものでした。そのなかでも主将を務めさせていただいた最終シーズンがなんといっても楽しく、辛く、考えることが多かったです」

やはり主将となった4年目が一番濃いものとなったようですね!主将にしか分からないことも多かったことと思います。

「主将なりたての時は不安でいっぱいでしたが、やるからにはしっかりやろうと心に誓いました。今まであやふやだった事の徹底や、新しい試みにも挑戦してみて、より良いチームづくりをみんなで一生懸命やってきました。みんなの気持ちが高まってシーズンを迎えられたからこそ勝てなかったのは本当に悔しくて、間違ったのかなぁと本気で悩みました。そのような中でも多くの人の支えがあり、やり遂げることができました。しかし、結果を残すことができなかったので、胸を張って強いチームを作れたとは言えません。それでも、チームとしての土台や基礎は確実に良いものになったと自負しています。あとはそれ以上の働きかけを後輩がして、より強いチームを作っていってくれること、また現状に甘んじず、高い意志を持って福島大学陸上競技部をさらに発展させてくれることを期待しています!」

後輩達の今後の活躍に期待ですね!4年間、本当にお疲れ様でした!
次に4年の夏井に聞きました。先輩方が卒業されましたね。どのようなお気持ちですか?

夏井「先輩方と過ごす最後の時間だったので、一人一人のお話を聞きました。練習中では後輩の僕たちをリードし、プライベートでは一緒に食事に行き楽しい思い出を作り、僕にとっては大きな存在でした」

頼もしい先輩方でしたね。
そんな先輩方の姿をみて学んだことが多いのではないでしょうか?

「多くの先輩方が仲間を大切にしようというお話をされていました。様々な場面で4年生が協力している姿を僕たちは見てきました。先輩方を見習って、僕たちも仲間と協力しながら、良いチームを作り上げていきたいです。」

先輩方から学んだ沢山のことをしっかりと実現させていきましょう!

会話が弾んでいる様子のテーブル(夏井は手前左)

宮城チームで写真を撮る高橋(奈)(右から2番目)
今回卒コンで幹事を務めた3年の高橋(奈)に話を聞いてみましょう。
幹事を務めた感想を聞かせてください。

高橋(奈)「今回、卒コンの幹事を務めさせていただき、当日に4年生に感謝の気持ちを込めて送り出すことができるようにと様々な準備をしました。未経験の仕事は慣れないことが多く、幹事としてはまだまだ未熟で力不足を感じる場面が多々ありました」

初めては難しいことばかりになってしまいますよね。
幹事をしていてよかったと感じたことは何ですか?

「卒コンで先輩方が楽しそうにしている場面や多くの方々とお話をしていた場面を見て、幹事として卒コンに関われて良かったと感じました。楽しんでいただけたかどうかは定かではありませんが、少なくとも会は盛り上がったのではないかと思います。4年生の皆さんご卒業おめでとうございます。そして、ありがとうございました!」

幹事お疲れ様でした!
次に、2年の能戸に話を聞いてみました!
先輩方の卒業どう感じましたか?

能戸「僕にとって卒コンは初めてのことでしたが、4年生の先輩がご卒業されるということで、非常に寂しく感じました。1年間という短い時間でしたが、その時間の中で時には厳しいお叱りを受けたり、時には練習だけにとどまらず、遊びにも連れ出してくれたり、もちろん練習のアドバイス等をくれたりと、時間の密度はとても濃かったです。なので、お世話になった先輩がいざ卒業するということを突きつけられると、まずとても寂しい気持ちが出てきました」

やはりとても寂しいですよね。
先輩方が卒業するにあたり、私たちも学年が1つ上がりますが、今の気持ちを教えてください。

「卒業生が語った話を聞いて、先輩達も前に進まなければいけないし、また僕らも新チームで戦っていかなければならないと思いました。先輩達が最後に残した言葉を教訓に、良い報告ができるように、また、少し気が早いとは思いますが、自分が卒業する時に胸を張ってこれまでのことを語れるように、今シーズンを精一杯頑張っていきたいと思いました」

新チームでも頑張っていきましょう!ありがとうございました!
 
渾身の一芸を披露する能戸
ご祈祷

3月28日(水)、私たち福島大学陸上競技部は福島稲荷神社でご祈祷をお受けしました。 
気持ちをまた引き締めて日々の練習に取り組んでいこうと思います!

 

男子目標「東北インカレ総合優勝」
女子目標「全日本インカレ総合入賞」

編集後記

卒業生の皆さん、今までありがとうございました!(安藤)

皆さん、ご卒業おめでとうございます!(樗澤)

最近はお花日和の天気ですね!(千葉)

桜がもうすぐ満開ですね!(佐藤皇)