第824号 2018/05/21
女子総合優勝!!!
〜第71回東北学生陸上競技対校選手権大会〜
5月17日(木)〜19日(土)に宮城県総合運動公園ひとめぼれスタジアム宮城にて、第71回東北学生陸上競技対校選手権大会(通称:東北インカレ)が開催されました。男子はトラック51点、フィールド11点、総合66点で6位でした。そして女子はトラック113点、フィールド84点、総合で197点を獲得して見事優勝に輝き、9連覇を達成しました!


9連覇達成!!

吉田「先輩方が築き上げて下さった伝統を、今年も受け継ぐことができ、嬉しく思います。
試合に出場した学生、審判や補助員として大会運営を支えてくれた学生、全力でエールを送ってくれた学生、個々の頑張りがあったからこそ、総合優勝を成し遂げることが出来ました。
この3日間でそれぞれ感じたこと、考えたことを行動へ移し、全日本インカレ総合入賞の目標に全員で向かっていきたいと思います。
また大会期間中にはお忙しい中、卒業生の方々が応援に駆けつけて下さいました。多くのご声援を頂き、私たちの活力となりました。ありがとうございました。これからも、良いご報告が出来るよう学生一同精進して参りますので、変わらぬご支援、ご声援をお願い致します!」
女子4×400mリレー、24連覇!

見事24連覇を果たした女子4×400mリレー!チームを引っ張った菅野(杏)にインタビューしてみましょう!

菅野(杏)「24連覇を達成したことに関しては、嬉しいというよりも連覇を守り抜いたという安堵の気持ちが大きいです。試合前では絶対に連覇をすることをリレーメンバーと誓い、練習してきました。不安要素もありましたが、優勝することができ、ホッとしています」

24連覇という偉業を成し遂げましたが、戦い方などに関して何か感想はありますか?

「勝ち方に関しては決して納得のいくものではありませんでした。目標にしていたタイムよりも大きく下回り、また、レース展開も2位と圧倒的な差をつけて優勝することを目標としていましたが、結果的には2秒差というギリギリの優勝でした。全日本インカレで戦えるチームになるためにも、今の自分たちの実力を受け止め、チーム一丸となって練習に励んでいきたい思います。応援ありがとうございました」

全カレでの活躍に期待です!
 
24連覇達成!!
左から、小林、中村、金井、菅野(杏)
宮越、400m、福大記録更新!!


大会記録更新!

宮越は見事400mと400mHの2種目で2冠を達成しました。また、それぞれの種目の記録は、全日本インカレA標準記録を突破する好記録でした。宮越に話を聞いてみましょう!

宮越「400mでは自己ベストを大幅に更新し46秒台で走ることが出来、その上優勝したのですがゴールした直後はあまり実感が無く、表彰台に立ってやっと喜びがこみ上げてきました。
良いタイムと優勝でチームに貢献出来て良かったです」


大幅な自己ベスト更新おめでとうございます!
400mHは大会新記録でもありましたが、どのようなレースになりましたか?

「400mHでは、昨年も優勝していたこともあり、プレッシャーとの戦いでしたが、自分の走りを貫き最後意地の粘りで優勝する事が出来ました。
昨年よりもタイムを1秒近く縮め、最後の東北インカレで優勝もすることが出来、2連覇することも出来たのでとても気持ちよかったです」


更なるベスト更新期待しています!
新田、2種目で優勝!
4×100mリレー、100mの2種目での優勝おめでとうございます!まずは、4×100mリレーを終えての感想を頂きたいと思います!

新田「昨年は2位という順位でとても悔しい思いをしました。そのため、今年は差をつけて必ず1位をとるという気持ちで望みました。自分の区間では絶対負けないという強い気持ちと確実にバトンを渡すことが出来れば優勝すると思っていたので、1位でゴールした瞬間は正直ホッとしました。しかし、タイム的にはあと約1秒縮めなければ全日本インカレで勝負することができないので、メンバー全員で高め合いながら個々の走力をしっかり上げることと、攻めのバトンパスができるように練習していきたいと思います」

ありがとうございます!続いて、100mを終えての感想をお願いします!

「昨年まではずっと怪我をしていて、練習も積めず結果を残すことができませんでした。しかし、冬季の後半は怪我なく練習を積むことができたので、昨年とは違う形で東北インカレを迎えることができました。予選の走りで手応えがあったので、決勝では例え競ったとしても落ち着いて走ろうと思い、レースに挑みました。スタートはかなり出遅れてしまったのですが、後半は力むことなく走れたので良かったと思います。スタートが課題なので、次の大会に向けて練習の中で改善していきたいと思います」

全日本インカレで更なる活躍に期待しています!ありがとうございました!

2冠達成!
各ブロックの熱い思いを込めて
〜東北インカレ ダイジェスト〜
 駆け抜けろ、短短


これぞ4年生の意地!

200m、400m、4×100mR、4×400mRの4種目に参加し、3日間走り切った安藤に話を聞いてみましょう!

安藤「昨年の東北インカレでは400mを除く3種目の参加でしたが今年は4種目のエントリーだったので、これまでより脚の状態を確認することに注視しました。沢山のサポート、応援があったおかげで競技に集中することができました。手助けしてくれた皆様に感謝です」

多くの応援があってパフォーマンスすることが出来たのですね。競技の方はどうでしたか?

「400mでは自己ベストを更新し、宮越と表彰台に登れたのでとても嬉しかったです。しかし、他の種目では最善を尽くしたつもりですが良い結果ではありませんでした。全日本インカレ出場を目指してまた練習をやっていきたいと思います。応援ありがとうございました!」

3日間お疲れ様でした!

次に100mHで優勝した吉田に競技の感想を聞いてみましょう!

吉田「優勝を逃してから1年。リベンジを果たすことができ、素直に嬉しいです。レース直前、男子400mで主将の宮越が福島大学新記録で優勝をした姿を見て、刺激を受け、改めて『やるしかない!』と強く思いました。 レースを振り返ると、一瞬たりとも諦める事なく、勝利に向かって突っ走ることが出来ました」

今大会の原動力は何でしたか?

「『チームのために1点でも多く稼ごう!』という仲間の頑張り、選手の代わりに運営に携わってくれている仲間、応援してくれる仲間の存在が、私の原動力となりました。とても感謝しています」

仲間がいたからこそ、勝ち取れた優勝だったのですね。
これからの目標を教えてください!

「今大会で優勝したとは言え、私が目指しているのは全日本インカレで点数を取ることです。全日本インカレA標準記録を切り、女子チームの目標を達成する為に精進していきます!」

是非、目標を成し遂げて下さい!
期待しています。
 
女子主将として、駆け抜ける!
立ち上がれ!短長
 
力強い走り!(左側:小林、右側:坂本るみ)
次に400mHで2連覇を果たした小林に聞きました。

小林「今回リレーを含め3種目で優勝できたこと、400mハードルの2連覇達成は素直に嬉しく思います。
特に400mハードルでは、順位やタイムだけではなく、準備の過程や気持ちの面で学ぶことが多く、自分にとって本当に価値のある大会にすることができました」


良い経験になったようですね!
これからの練習について教えてください!

「これから全国大会で勝負できるよう、ポイントを絞って練習を積んでいきたいです。
補助役員や応援、サポートをしてくれたチームのメンバーに感謝しています。本当に応援ありがとうございました」


2連覇おめでとうございます!
男子400mHで5位に入賞した1年の小橋に今回のレースを振り返ってもらいたいと思います。今回のレースはどうでしたか?

小橋「元々のベストが歩数のミスがあった時の記録だったのですが、今年の目標を『大事な舞台で自己ベストを出す選手になる』と設定していたため、有言実行できて嬉しかったです。それが結果としてチームの点数を入れることにつながって良かったと思います」

しっかりと自分の走りができたようですね。次の大会に向けてなにか目標などはありますか?

「5台目まで14歩でいくのが理想形だったのに対して、3台目までしか14歩でいけなかったので修正したいです。まだ走力だけしか生かしておらず、ハードリング技術が伴っていないので練習を積みたいと思いました。今の記録は胸を張って言えるような記録でないため、次の大会では53秒台に乗せていきたいです」

小橋の今後の活躍に期待ですね!ありがとうございました!
 
堂々の走り!
 
悔しさをバネに!(中村は一番右側)
女子800mで優勝した中村に話を聞きたいと思います!
初めて東北インカレに出場しての感想をお願いします!

中村「初めての東北インカレは少し緊張していましたが、気持ちを落ち着かせて挑みました。私は400mと800mに出場し、どちらも優勝しか考えていませんでした。しかし、400mは2位に終わってしまい、とても悔しい結果となってしまいました。800mでは絶対に優勝するために気持ちを切り替え、競技に専念しました。実際に優勝することができてよかったと思います」

見事400mでの悔しさを晴らし結果につなげることが出来たのですね!そんな中村は思うことがあるようで…

「優勝したことは素直に嬉しいですが、タイムには全く満足していません。全国で活躍するには、まだまだ力不足なのでこれからさらに自分の力を伸ばすために試合をイメージし、緊張感をもって練習に取り組みたいと思います」

更なる高みを目指しているのですね!今後の中村の活躍に期待です!
 競り勝て、中長

10000mWで7位で入賞し、自己ベストを更新した藤田に話を聞いてみました。

藤田「昨年の東北インカレぶりに10000mWの自己ベストを更新することができました。昨シーズンはフォームが安定せずタイムも思うように伸びませんでした。正直、結果が出ないことについて焦っていたと思います。しかし、冬季からは原点に戻ってフォームを一から見直すことにしました。そうすると今までできなかった動きが少しずつできるようになってきました。今回はそれがタイムに現れたのだと思います」

自分を見つめ直したことが自己ベスト更新に繋がったのですね!

「今回は自己ベストこそ更新できましたが目標には全く届きませんでした。努力が足りなかったという事を受け止めて、さらに練習を積んでいきたいと思います」

これからも頑張っていきましょう!

改善した藤田の歩き!
 羽ばたけ、跳躍

3人で表彰台へ!
女子三段跳で見事、優勝した室谷に話を聞きましょう!おめでとうございます!

室谷「ありがとうございます!対校戦で初めて優勝することができたのはとても嬉しかったです。また、表彰台を福島大学で独占することができたので、チームの役に立てたのではないかと思います。このように勝つことが出来たのも、仲間の大きな声援や支え、活躍があったからこそです。改めてチームで闘うことの素晴らしさを感じることができました」

これからの目標を教えてください!

「優勝はできたものの、全日本インカレの標準記録Aを突破することができませんでした。全日本インカレで優勝するには、限られた時間の中で記録を伸ばしていかなければなりません。これからの練習で1つずつ改善点を克服していき、さらに成長していきます」

まだまだ伸びしろはありそうですね!
力をつけていきましょう!
続いて、1年生ながら走幅跳で優勝した高橋(瑞)に話を聞いてみました。
大会を終えての感想をお願いします!

高橋(瑞)「私は2日目に行われた女子走幅跳に出場し、優勝することができました。大学に入学して初めての大きな大会で緊張しましたが、結果を残しチームに貢献出来たことは素直に嬉しいです。しかし、自分の納得のいく記録が出せず、まとまった跳躍が出来てもファウルで記録として残せない場面があり、自分の欠点だと思いました」

自分の欠点がより明確になったのですね!初めて東北インカレに出場して感じたことや今後の抱負があるようです!

「自分の跳躍が回ってきた時に、『 高橋ー!、一本!』という大きな声援に感動しました。沢山の応援が力になり、思いっきり跳ぶことが出来ました。全日本インカレにつなげることが出来たので、今回見つかった課題を克服し、6m目指して練習を頑張りたいと思います。応援ありがとうございました」

ぜひ、自分の欠点を克服し、全日本インカレでの活躍に期待しましょう

高橋(瑞)の跳躍!
燃えあがれ、投混 

1年の杉山と
女子やり投げでの優勝、おめでとうございます!今回の東北インカレでは、どのような目標を掲げていましたか?

高橋(奈)「今回の東北インカレでは、自己ベストの更新とともに、様々な標準記録の突破を目標として臨みました。結果としては、優勝することができチームに得点を入れることができたことは良かったのですが、記録としては、50mも投げることができず、目標も達成できなかったので、素直に喜べませんでした。試合の中で今の自分に足りないもの、練習すべきことがわかったので今後の大会で安定して50mを投げられるようにしていきたいと思います」

東北インカレを終えての、今後の抱負をお願いします!

「全国大会でしっかりと勝負をして行くことができるよう、これから記録を伸ばしたいです!」

これからの活躍に期待です!ありがとうございました。
次に女子円盤投に出場し、4位に入賞した1年の菅野(由)に話を聞いてみましょう。今回出場した円盤投について感想をお願いします!

菅野(由)「今回、東北インカレで自己ベストを8センチ更新することができました。たったの8センチですが、私の自己ベストは高校2年生の時に出したものだったので、約1年6ヶ月ぶりの自己ベスト更新であり、大きな8センチでした。しかし、4位で表彰台に乗ることができなかったので、素直に喜べないところがありました」

自己ベストおめでとうございます!しかしまだまだ納得出来ないようですね。

「今大会では、後半の3投で逆転されてしまい、逆に私は記録を伸ばすことができませんでした。これからの試合でも、勝負に勝つためには後半3投で記録を伸ばしていくことがとても重要になります。ですので、日々の練習の中でも、後半になればなるほど記録を伸ばしてやるという気持ちで練習していきます。6月30日から行われる北日本インカレでは、更に記録を更新して全日本インカレ出場の切符を手にしたいと思います」

これからも頑張ってください!ありがとうございました

菅野(由)の投擲!
 主将のお話  
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写真館はこちら
 宮越「東北インカレが1番大切な大会です。冬季から部員全員が一丸となってやって来ました。その成果を発揮できた人が比較的多く個人の成績は良かったと思います。これも、補助員やサポートに徹してくれた学生が頑張ってくれたおかげだと思います。競技に集中できる環境が作れたことはよかったです。しかし、全体としては精彩を欠く結果になったと感じます。まだシーズンは始まったばかりです。
ここからまた次の大会へ4年生を中心とし強くなって行くことを目標として戦っていきます」

編集後記  

たくさんのご声援ありがとうございました(安藤)

来年の東北インカレでリベンジします!(芦野)

初めての東北インカレ楽しかったです!(高橋瑞)