896号 2019/10/14
第48回東北学生陸上競技選手権大会
~シーズンの集大成を~
 10月11日(金)~10月13日(日)に福島県のとうほう・みんなのスタジアムにて「第48回東北学生個人陸上競技選手権大会」が開催されました。悪天候の中多くの選手が激闘を繰り広げ、いくつもの好記録が生まれました。それでは、出場した選手に話を聞いてみましょう。
堂々の優勝!!
初めに、400m、800m、4×400mRで三冠を成し遂げた菅野(杏)に話を聞いてみましょう。今回の大会はどうでしたか?

菅野「国公立に引き続き、最優秀選手賞をいただけことは本当に嬉しいです。400m、800mともに自分の目標としていたタイム、レース内容とは程遠いものとなってしまいましたが、個人の最後のレースで優勝して終わることができ、ほっとしています。また、今回は私の地元である福島での開催であったため、今までお世話になった地元の方々に少しだけ成長した姿を最後に見せることができたのかなと思います。さらには悪天候の中、このような場をつくってくださった、大会運営に携わってくださった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」

地元の方々に成長した姿を見せることができたみたいですね!

「個人の競技生活はこれで終わりですが、2週間後には北九州で行われる、日本選手権リレーがあります。ここからまたチーム一丸となり、3分42秒50を出して決勝進出ができるよう、練習に励んでいきます!引き続き応援よろしくお願いします!」

日本選手権リレーでの入賞期待してます!

中村と1,2フィニッシュ!!

来年へ期待を込めて
(左から小杉、新田、金井、茨木)
次に、女子4×100mRで優勝した新田に話を聞いてみました。

新田「私にとって今回の個人戦が最後の大会となりました。2日目は台風の影響で大雨が降っている中の競技になりましたが、歩数調整を行い、確実にバトンを渡すことを最前提として臨みました。私は大学で初めての3走でしたが、コーナーの走りは得意な方なので自信を持って走ることができました。3年生以下のメンバーには、このような悪条件の中でも46秒台を出せるように来年以降頑張って欲しいと思います。そして、チームベストと今年叶わなかった45秒台を出して欲しいです」


最後の大会お疲れ様でした!

「今回、タイムとしてはチームベストを出せませんでしたが、私にとっては、最後の4継で1位の表彰台に上れたことが素直に嬉しいです。まだまだこのメンバーで走りたい気持ちはありますが、来年以降後輩のみんなの活躍を期待したいと思います」

来年の4継にも期待ですね!
ありがとうございました!
次に200mで優勝した3年の小杉に話をききました!
200mを終えての感想をお願いします!

小杉「今回、200mで念願の優勝することができてとても嬉しく思います。
後半の走りが自分自身の課題だったので不安でしたが、リラックスして走ることができスピードも維持できたので内容もいいレースだったと思います」


自分なりのレースができたのですね!

「しかしタイムにはあまり満足はできないので、来年はもっと力をつけて24秒台を常に出せるよう頑張ります。今後の練習では自分の課題である後半の失速を防ぐために力強い走りと持久力をつけて来年に向かいたいと思います」

来シーズンの活躍を楽しみにしています!

課題を克服し、頂点へ!

来シーズンへ期待が高まる跳躍
次に3年の高橋(桃)に話を聞いてみました。
三段跳での優勝おめでとうございます!

高橋(桃)「ありがとうございます!自己ベストタイ記録優勝することができました。ここ最近の大会で、12m台を跳ぶことができていなかったのですが、今回の試合で6本中4本、12m台を跳ぶことができました。また、今シーズン最後の大会で自己ベストタイ記録を出すことができ、確実にアベレージは高くなってきているなと感じた試合でした!」

流れのいい試合だったようですね!

「ですが、もう少し跳べそうな感覚があったことや、大会記録まであと4センチだっただけに少し悔しい部分もあります。
来年はこの大会の大会記録を破ることと、目標としている記録を跳べるよう、これから始まる冬季練習で自分の課題と向き合っていきたいと思います。
今大会は走幅跳、三段跳共に福島大学で表彰台を独占でき、とても楽しい試合となりました!


今シーズンお疲れ様でした!
来年の戦いに向かってまた頑張っていきましょう!
   走幅跳に出場した2年の高橋(瑞)に話を聞いてみましょう。
今回の大会はどうでしたか?

高橋(瑞)「今回、女子走幅跳があった2日目は、台風と重なってしまい豪雨の中で行われました。私は高校の時から、雨の日に弱い傾向があり、大会が雨と重なると望ましい記録をなかなか出す事が出来ていませんでした。しかし今回は悪天候の中、ファールも含めて5m70~5m85くらいをコンスタントに跳ぶことが出来たので、少しは成長したのかなと感じました」

さらにレベルアップすることが出来たのですね!

「いつもであれば雨が降るとテンションが下がってしまうのですが、これもいい経験だとポジティブに考えるようになったのが、良かったのかなと思います。今後は、体力や技術を磨く事はもちろんですが、メンタル強化も行い、どんなことがあっても動じず、いつでもベストを尽くせるように、頑張りたいと思います!」

どんなことがあってもポジティブに、大会を楽しみながら戦いましょう!お疲れ様でした。
 
福島大学で表彰台を独占!!
(左から高橋⦅桃⦆、高橋⦅瑞⦆、室谷)

悪天候の中で堂々の1位!
100mHに出場した1年の茨木に話を聞いてみました!

茨木「今大会は不安定な天候だったのでタイムよりも順位を狙って挑みました。目標としていた優勝を掴むことができて素直に嬉しかったです。予選でスタートが出遅れてしまいましたが、決勝では修正して1台目から突っ込んで走ることができたので、この感覚をこれからも自分の走りに活かそうと思います」

いい感覚を掴むことができたのですね!
今後の目標は何ですか?

「次はU20があるので、そこでは確実に決勝に進めるように後半のスピードをつけていきたいです。まだまだ課題が残る試合だったので残り少ない期間で仕上げたいと思います!」

次も頑張ってください!
ありがとうございました!
次に、女子やり投げで優勝した高橋(奈)に話を聞いてみました!

高橋(奈)「今回の個人戦は、あまり考えすぎず今までやってきた事をそのまま出そうと思い試合に臨みました。あまり良くないコンディションの中、1本ずつ動きを修正して最後の6投目に50mを1本だけでも投げることができた点は良かったと思います。今年の目標としていた55mを投げ、東北学生記録を更新する事が出来なかったことや最後に自己ベストを更新する事が出来なかったことは少し悔しいですが、1年生の東北インカレぶりに仁井田と一緒にやり投の試合をする事ができた事は本当に嬉しく、とても楽しかったです!」


支え合った仲間と最後に競い合えたのはよかったですね!

「福島開催という事で、高校の時から私のことを知ってくださっている先生方もたくさんいらっしゃり少しではありますがお話ができました。台風が直撃すると言う大変な状況の中、今回の大会に協力をしてくださった、運営や審判・補助員の方には本当に感謝しなければいけないなと感じた3日間となり、これからあるいくつかのイベントや補助員などで地域へ恩返しをしていかなければと改めて思いました」

これからはこちらが恩返しをする番ですね!
大会やイベントで恩返しして行きましょう!
 次に円盤投に出場した2年の菅野(由)に話を聞いてみましょう!

菅野(由)「円盤投に出場し、35m87cmで優勝しました。今回は台風による欠場者が多く、出場者が2人しかいない状況の中だったので優勝することができましたが、記録としてはとても悔しいものとなってしまいました」

試合内容としてはどうでしたか?

「今回は雨が降っていて、サークルが水溜りのような状況でしたが、投げの感覚としては悪くありませんでした。最近の試合ではターンや振り切りの感覚がよくないことが多かったので、雨の中でもいい感覚で投げることができたのはよかったです。今大会でシーズンは終わったので、来シーズン飛躍できるよう、冬季練習頑張っていきます!」

冬季練習も頑張っていきましょう!
ありがとうございました! 
自己新記録更新!!
次に3000mSCで自己ベスト更新した遠藤に話を聞きましょう!

遠藤「今回のレースでは想定していたレースペース通りに走ることができ、5秒ほど自己ベストを更新出来ました。しかし、嬉しさより、最後のスパートで粘り勝つことが出来なかった悔しさの方が勝り、素直に喜べませんでした」

悪天候の中での自己ベストでしたね!
これからの目標を教えてください!

「大会を重ねる毎にタイムが良くなって来ているので、この調子で9分台まで持っていき、東北でしっかり戦える選手になりたいと思います」

遠藤のレベルアップに期待しています!
ありがとうございました!
 
二人同時に自己新記録更新!
(左から小山、遠藤)

長内の力強い走り!
(長内は中央)
始めに110mHで自己ベスト更新した長内に話を聞きましょう!
自己ベストおめでとうございます!

長内「今回の大会では、専門種目である110mHで0.13秒自己ベストを更新することができました。調子が良く、自己ベストを更新出来ると思っていたので無事に更新することが出来て良かったです」

自信を持って試合に臨めたのですね
これからの目標を教えてください!

「自己ベストを更新することは出来ましたが、目標としているタイムには届かなかったのでこれから冬季練習をしっかり積んでシーズンインでまた自己ベストで走れるように頑張りたいと思います」

来シーズンの活躍を楽しみにしています!
ありがとうございました!
次に2年の福本に話を聞いてみましょう!
100mでの自己ベスト更新おめでとうございます!

福本「ありがとうございます!今大会では、100mで自己ベストを更新することができました。僕の苦手としているスタートからの加速局面が少し上達したことが結果に繋がったのだと思います。また、今回は100mを3本走り、全て10秒台で走れたことで自分の成長を実感することができました」

課題の克服が自己ベストに繋がったのですね。

「今大会では、B決勝があったので3本走ることができましたが、それがない場合は準決勝で敗退しているタイムでした。シーズンオフが近づいてきているので、もっと上のレベルで戦い、勝てるように力をつけていきたいと思います」

冬季練習でのさらなるパワーアップに期待がかかりますね!

福本の周りに負けない力走!
(福本は中央)
次に1500mと3000mSCで自己ベスト更新した小山に話を聞きましょう!
まず、1500mについて教えてください!

小山「3秒だけですが、自己ベスト更新できました!
しかし、直前の刺激での1000mのタイムが良く、予選突破と大幅自己ベスト更新を狙っていたので、悔しい結果となりました。
スピードは付いてきていると思うので、来シーズンには入賞ラインで戦えるレベルまで引き上げたいです」

悔いの残る自己ベストだったのですね
3000mSCはどうでしたか?

「3年半ぶりに15秒ほど自己ベストを更新することができました!専門種目であることと、なかなか更新することができなかったことからゴール直後は嬉しすぎて思わず何度もガッツポーズをしてしまいました笑
また、少ない人数でしたが初めて入賞することができました!
台風が迫っている大雨のなかでしたが、前々から決めていたレースプランを貫いた結果です。ラスト2周でペースをあげることができたので、想定以上のタイムが出ました笑
まだまだ上位で戦うタイムには程遠いので、まずはしっかり9分台を出せるように頑張ります」

更に自己ベストを更新できるように頑張りましょう!
ありがとうありがとうございました!
今シーズン初出場!!
次に走幅跳に出場した1年の佐々木に話を聞きます!
今シーズン初の試合を終えての感想をお願いします!

佐々木「今シーズンは怪我の影響で、今大会が初の試合となりました。当初は試合に出場できるか未定でしたが、先生方やトレーナーさんの支えもありピットに立つことができました!ここまで体を作り直す事ができて素直に嬉しいです。また、常に怪我の状態を気にかけてくれていた同級生や先輩方にも、今シーズンの内に復帰した姿を見せる事ができてよかったです」

今シーズン中の復帰ができて良かったですね!
今後の取り組みを教えてください!

「今回は、怪我をした足が踏み切り足ということもあり逆足での出場でした。今後は自分の踏み切り足でベストな跳躍ができるよう、更に体づくりと技術の向上に励みたいです。来シーズンはチームのために得点を稼げる選手となれるように努め戦っていきたいです」

来シーズンの大きな跳躍を期待しています!
【参加者募集!】
11月3日(祝) 第13回ももりんダッシュNo.1開催!

今年も開催!ダッシュ王、ダッシュ女王を決定する第13回ももりんダッシュNo.1
日時: 11月3日(日祝) 10:00~15:00 (9:00 受付スタート)

場所: 福島駅前通り

参加費: 500円(保険料含む)

部門: 未就学児(男女区別なし)、小学1・2年生(男女区別なし)、小学3・4年生(男女区別なし)、小学5・6年生(男子の部)、小学5・6年生(女子の部)、中学生(男子の部)、中学生~30歳未満(女子の部)、高校生~30歳未満(男子の部)、30歳以上~40歳未満(男子の部)、30歳以上~(女子の部)、40歳上~(女子の部)、40歳以上~(男子の部)

 

         
 
体力に自信がある学生たち!
お父さんとお母さんも一緒に参加してみませんか?

ダッシュ王、ダッシュ女王にはあるプレゼントが…!?

参加者には限定お楽しみ抽選会ではプレゼントをゲットできるかも!!

様々な企画を用意しておりますので、是非ご参加ください!


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編集後記
寒くなってきましたね(盛田)

来シーズンに向けて頑張ります!(千葉)

もうすぐ冬がやってきます(芦野)

大変なシーズンでした(佐藤蓮)