881号 2019/07/01
第103回日本陸上競技選手権大会での奮闘
~日本トップレベルでの試合を終えて~
6月27日(木)から福岡県福岡市博多の森陸上競技場で第103回日本陸上競技選手権大会が行われました。福島大学からは3人の学生が出場してきました。3人に日本トップレベルでの試合を終えて、今の気持ちを聞いてみましょう!

まず初めに、女子800mに出場した菅野(杏)に話を聞きました!

菅野(杏)「結果としては、決勝進出を目指していただけに悔しさでいっぱいです。緊張もありましたが、連戦で練習をうまく詰めることができていなかったということもあり、調子を日本選手権に向けて上げていくことができませんでした。しかし、連戦の中でも調子を維持していくことができるのが真の強い選手だと思うので、調子を合わせられなかったことを言い訳にせず、またゼロから再出発していこうと思います」

全国の舞台で、速さだけではなく強さも必要だと感じたのですね。

「これで私の最初で最後の日本選手権は終わってしまいましたが、この悔しさを忘れず、全日本インカレで3位以内に入賞できるよう、誰よりも強い選手を目指して頑張りたいと思います。また、今回いろんな方々から応援や励ましのお言葉をもらいました。応援してくださる方々に結果で恩返しができるよう、1日1日を大切にしていきたいと思います。本当に応援ありがとうございました」

全日本インカレで雪辱を果たせるよう頑張ってください!ありがとうございました!

次に自己ベストを更新した中村に聞いてみましょう!
今回の日本選手権を終えてみてどうでしたか?

中村「決勝に行くことが出来ず、悔しい結果となってしまいましたが、2.07.70の自己ベストを更新することが出来ました。ずっと自己ベストを更新することが出来なかったのですが、今回やっと更新することが出来て、素直に嬉しかったです!」

手応えのあるレースだったのですね!

「日本選手権は今回で2回目だったのですが、とても緊張していて手がずっと震えていました。自分らしい走りが出来るかどうか不安でしたが、落ち着いてレースに挑むことを意識して走りました。その結果、自己ベストに繋げることが出来たと思います。来年は、決勝で勝負が出来るように、まずは全日本インカレに向けて力をつけて、来年の日本選手権に繋げられるような走りをしていきたいです」

更なる飛躍に期待しましょう!ありがとうございました。

 前に食らいつく菅野(杏)と中村
初めて日本選手権に出場した茨木に聞いてみました!

茨木「初めての日本選手権でしたが、情けない結果で終わってしまいました。期待してくださった方には本当に申し訳ないです。でも、今までずっと目標としていた大会で走ることができてとてもいい経験になりました。感覚的にも悪くないので、まだまだいけると感じました」

まだまだ伸びしろがありそうですね!これからの目標を教えてください!

「5台目まではトップの選手に着いていくことができたので、それを自信にして後半でもっとスピードに乗れるようにフォームなど改善していきたいです。次は山形県選手権があるので、そこでもう一段階上げていけるように頑張っていきたいと思います」

次も頑張ってください!ありがとうございました!
 
最後まで駆け抜ける茨木

全選手の結果はこちら
 
栃木県陸上競技選手権大会での活躍
~地元での試合を終えて~
6月22日(土)から栃木県陸上競技選手権大会が行われ、福島大学からは、4人の学生が出場しました。今回は、その出場した4人に話を聞いてみました!

初めての県選手権で、初の賞状!

十種競技に出場し、自己ベストで2位になった五十嵐に話を聞いてみましょう!
県選手権を終えての感想を教えてください。

五十嵐「大学に入学してから初めての県選手権でした。怪我や大会等でなかなかタイミングが合わず出場することが出来ていませんでしたが、大学最後の年に地元で競技が出来たこと、僅かですが自己ベストを更新して2位になれたことはとても嬉しいです!また、共に県選手権に出場した福島と板井の活躍も見ていたので、僕も頑張ろうと思うことが出来ました」

地元での大会は何か特別な思いがありますよね!

「大学に入学してから顔を合わせる機会がなかった旧友とも会うことができ、昔と変わらずみんなが一生懸命に陸上競技に取り組んでいる姿を見ることが出来たことも県選手権に出場してよかったと思えた理由のひとつでもあります。様々な土地でみんなが頑張っていると考えると、僕も残りの時間を有意義に使い、陸上競技を楽しみたいと思いました!」

多くの人からパワーをもらった大会になったのですね!

200mで3位に入賞した福島に聞いてみましょう!
今回の栃木県選手権に出場してみてどうでしたか?

福島「今回、200mに出場し、大学セカンドベストで3位入賞しました。個人では大学に来て初めての表彰台に登ることができたので、とても嬉しいです!予選は土砂降りの中のレースでしたが、準決勝からは天気が回復し、風には恵まれませんでしたが、ラウンドが上がるごとにタイムも上げることができました」

なにか良い感覚を掴むことが出来たようで…?

「スタートから最初の100mまでで差をつけることができ、自分の中でとても良い感覚が得られました。しかし、その分、後半失速してしまうので、そこを修正し、必ず今シーズン中に自己ベストを更新します!昔戦っていた場所での地元の選手たちとのレースは初心を思い出すとても楽しいレースでした!」

地元だからこそリラックスして挑めたのですね!
ありがとうございました。

笑顔で大学個人初の表彰台!


自己ベストタイの大きな跳躍!
最後に棒高跳に出場した板井に話を聞いてみましょう!
今回の栃木県選手権に参加しての感想をお願いします。

板井「なかなか天候に恵まれず、かつ自分の試技までに一時間半ほどかかるという状況でしたが、いつもより硬いポールで踏み切ることができ、自己ベストタイの記録で優勝することが出来ました!僕はスランプに陥り非常に困っていたのですが、その中で記録を出せたことは自信になりましたし、非常に嬉しく思います!」

自信に繋がった跳躍が出来たのですね!

「しかし、今回の身体の浮きは、自己ベストを遥かに超える高さでした。本数を重ねてもブレない身体作りと、高さが上がっても跳びにいこうとする精神力が必要だと痛感しました。まだまだ上を狙っていけると思うので、土台の部分から大きくなれるように、これからの練習を頑張りたいと思います。そしてスランプから完全に脱却し、より強い自分になりたいと思います!」

スランプを脱却した板井の活躍に期待です!ありがとうございました。
編集後記 

最近は涼しいのでよく眠れます。(佐藤悠)

来週の県選手権頑張ります!(菅野由)

最近鼻水が止まりません(高橋瑞)

さくらんぼが美味しい季節です。(茨木)