第963号 2021/07/05
第43回北日本学生陸上競技対校選手権大会
7月3日(土)~7月4日(日)に新潟県新潟市の新潟市陸上競技場で第43回北日本学生陸上競技対校選手権大会が行われました。各競技で様々な活躍が見られ、男子総合3位、女子総合2位に入賞しました。多くの選手が好記録を出すことができ、自己ベストを更新する選手も多く見られました。
それでは、出場した選手たちに話を聞いてみましょう。
 高橋 今季日本ランキング5位のビッグジャンプ!!
  女子走幅跳に出場し、今季日本ランキング5位相当となる6m28をマークし、女子最優秀選手に高橋が選ばれました!
日本インカレでの活躍にも期待がかかります!早速、高橋に話を聞いてみましょう!!
高橋「今回、走幅跳で大会記録を更新した事が評価され、最優秀選手に選んでいただきました。私自身、まさか最優秀選手に選んでいただけると思っていなかったので、名前が呼ばれた時は素直に嬉しかったです!また、大会新記録だったのと同時に、2年ぶりの自己ベスト更新でもあったので、今ある力を出し切れた結果だったのではないかと思います」

自己ベストだったことと、最優秀選手に選んで頂いたことの二重の嬉しさがあるのですね!

「はい。今回の試合は100mの決勝と走幅跳の競技時間が被るというハードスケジュールだったため、1本目で絶対に記録を残そうという気持ちがありました。結果的に、1本目から守りに入ることなく攻めの跳躍ができ、6m17と日本インカレでもトップ8に残れるような記録を跳ぶことができました!私自身、このことはとても自信に繋がりましたし、4年目にしてやっと成長したなと実感しました。私一人の力だけでなく、監督やコーチ、両親やチームの支えがあったからこそ、このような結果を出せたと思います。ありがとうございました」

日本インカレでは、更なる跳躍に期待しています!
ありがとうございました。
 
力強い踏切!
男子4×400mR、日本インカレB標準突破!!
今大会で男子4×400mRで日本インカレのB標準を突破しました!
この種目での日本インカレ出場は2008年以来となります!早速、4×400mRを走ったメンバーに話を聞きました!

自信のあふれるスタート!

始めに1走を務めた小橋です!
日本インカレの標準記録突破おめでとうございます!

小橋「今回の4×400mR予選では、1走を務めました。1走は多くの経験があり、2,3,4走も信頼できるメンバーだったので自信を持ってバトンを繋ぐことができました」

自信を持って臨んだレースだったのですね!
今回の結果につながった要因はどこにあると思いますか?

「今回標準記録を突破できたことは、個々の走力が上がったこともそうですが、バトンパスが上達したことが大きいと思います。
標準記録を突破したことは嬉しかったのですが、優勝できなかったので悔しい気持ちが強いです。日本インカレでは各々がタイムを上げ、堂々と戦えるようになりたいです」


日本インカレでの活躍期待しています!
次に2走を務めた島倉に話を聞きました!
今回のレースを振り返ってみて、どうでしたか?

島倉「4×400mRで日本インカレ出場の切符を手にするチャンスは今回の北日本インカレが最後だったので、何とかして標準を切ろうと意気込んで望みました。レースを振り返るとまだまだ課題が多く、日本インカレまでに改善していかなければならないと感じました」

まだまだ伸び代がありますね!

「今回、4×400mRで3分14秒86というタイムを出すことはできましたが、このタイムのままでは全国では相手になりません。レースの展開も見たことのないようなスピードで進むと思います。そこで、食らいついていけるように個々の走力やバトンの部分を上げていけるように練習を頑張ります。
また、今回でB標準を切れたのは、走った4人だけでなくサポートしてくれた仲間や、応援してくれたり、試合でいい流れを作ってくれた仲間がいてこその結果だと思います。日本インカレではチームの思いを背負い、全力で頑張ってきたいと思います」


更なるタイムの更新期待しています!

前に食らいつく!

チームのための走り!
次に3走を務めた川又に話を聞いてみました!
日本インカレ参加標準記録を切ることができ、どうでしたか?

川又「東北インカレが終わってから絶対に北日本インカレで標準記録を切ろうと励んでいたので、とても嬉しかったです!タイムもチームとしてのベスト記録を大幅に更新することができたのでよかったです!」

目標達成おめでとうございます!
自分の走りはどうでしたか?

「朝一のレースだったので、いつもより入念に準備をしたことで、個人のラップタイムは今までで1番良かったです。また、ラスト粘り、いい位置でつなぐことができました!日本インカレでは今のタイムだとまだまだ戦えるものではないので、これからさらに一人一人の力をつけて、パワーアップしたいと思います!」

日本インカレに向けて頑張りましょう!
最後にアンカーを務めた青木に話を聞いてみました!
レースを終えて、率直な感想を聞かせてください!

青木「今大会の4×400mRが日本インカレの標準を切る最後のチャンスだったので、東北インカレからの3週間、マイルメンバー一丸となって練習に取り組んできました。特に東北インカレで課題となった、バトンパスの改善には力を入れて練習しました。練習の成果が実を結び、とても嬉しく思います」

練習の成果が出たレースになったのですね!
レースを振り返ってみて、どうですか?

「今大会では、メンバー全員が1日目に競技がなかったため、とてもフレッシュな状態で走ることができました。また、予選は朝でしたが、決勝は夕方になり疲れが溜まるため、予選からタイムを狙っていこうという気持ちで臨みました。予選で日本インカレの標準記録を突破することができましたが、決勝ではタイムを落としてしまい、3位となってしまいました。日本インカレではもっとレベルの高いチームと走ることになるので、そこで戦えるようにするためにも個々の走力やバトンパスの技術を向上させていきたいと思います」

日本インカレでのタイム更新、活躍、楽しみにしています!
ありがとうございました!

アンカーの意地!
優勝!!!

試技に集中する杉山
やり投で優勝した杉山に話を聞きました!
優勝、おめでとうございます!

杉山「女子やり投に出場し、47m60で1位でした。エントリーランキングでは4番でしたが、東北インカレのときよりも記録を伸ばして
優勝することができました。6投中46mを2本、47mを2本投げられた試合はやり投を始めてから初めてだったため、今までの練習が確実に力になっていると感じています」

成長を実感できた試合になったのですね!
これから何を目標に取り組んでいきたいですか?

「後半の3投は、小雨が降る中での試合でしたが、記録を伸ばすことができ、天候に左右されず今持っている力を全て出しきることができました。改善すべきところを改善し、次の大会では自己ベストを更新できるようにこれからの練習に取り組んでいきたいです」

自己ベスト目指して頑張ってください!
次に1500mで日本インカレC標準を突破した谷中田に話を聞きました!
今大会を振り返ってみてどうですか?

谷中田「1500mに出場して、4'03"79で優勝することが出来ました!前半がスローペースだった分、自己ベスト更新とはいきませんでしたが、大学では初優勝で、日本インカレC標準を突破したことは素直に嬉しく思います。入部当初から、4年間で全国の舞台に上がることが目標だったので、ゴールした瞬間に思わずガッツポーズが飛び出てしまいました(笑)」

優勝の瞬間、とてもカッコ良かったです!
これからの抱負を教えてください!

「4年生としてチームに勢いをつけれるように頑張ろうと思っていましたが、実際には他の中長ブロックメンバーの力走に僕自身が1番励まされていたように感じます。僕をこのような結果に導いてくれた、先生方やチームへの恩返しの為にも、今回の走りをまぐれの1本で終わらせないよう、今後の練習により真剣に取り組んでいきたいと思います!」

これからも最上級生としての活躍を見せてください!

素晴らしい笑顔!(谷中田
は写真右)

優勝目指してスタート!
次に400m、400mHで二冠を果たした上村(未)に聞きました!
二冠、おめでとうございます!

上村(未)「ありがとうございます。400mでは57''02、400mHでは1'01''12でどちらとも優勝することが出来ました。400mHは東北インカレに引き続き優勝することができ、400mは陸上人生の中で初めて優勝することが出来ました。対校戦ということで、優勝という形でチームに貢献出来たことはとても嬉しく思います」

素晴らしい活躍でした!
レースを振り返ってみてどうでしたか?

「タイムとしては、400mは56秒台の壁がなかなか超えられないので、これからまた練習をやっていき、次に出場させていただける大会でしっかりタイムを残したいです。400mHは60秒を切ることを目標とし、少しでも早く達成できるように練習に取り組んでいきたいです!」

両種目ともに目標を達成出来るよう、頑張ってください!
100mで自己ベスト、200mで優勝した藤野に話を聞いてみましょう!

藤野「100mと200mに出場し、100mでは自己ベスト更新、200mでは優勝する事ができました。どちらも予選から決勝にかけてタイムを上げることができました。100mも日本インカレのB標準を切ることができ良かったと思います。200mも予選から走りを改善し、決勝に繋げることができました。しかし走りもタイムも納得のいくものではなくて悔しいですが、チームに少しでも貢献することができたことが1番嬉しいです」

悔しい気持ちを忘れず次に繋げていきましょう!
今後の目標を教えてください!

「日本インカレに向けて身体作りを重点的に行い11秒台、24秒台を目指して走りを改善していきたいです。今回の試合のレース展開は良かったと思いますが、全国に比べたらまだまだなのでまずはスタートの1、2歩をグイグイと大きく出ることを意識し、試合で当たり前のようにできるように体に染みつかせていきたいです。そのためには1日1日の練習を大切に、更にケアを怠らず目標達成に向けて頑張っていきたいです」

目標達成に向けて、今後の練習も頑張っていきましょう!

優勝を狙う走り!(藤野は写真中央)
自己ベスト更新! 
 
華麗な跳躍!
 三段跳で自己ベストを更新した吉村に話を聞きましょう!
自己ベスト更新おめでとうございます!

吉村「ありがとうございます!三段跳は今シーズンから出場の機会を頂き、北日本インカレでは、東北インカレよりも30センチほど記録を伸ばすことができました。前回の課題でもあったラストのジャンプの部分を修正できたことが記録更新に繋がったと思います」

30センチの記録更新、素晴らしいですね!
これからの目標、取り組みについて教えてください!

「課題として、助走が不安定なことや、スピードに負けないホップとステップが必要であるということが挙げられました。残りの対校戦にむけて、このような課題を克服し、ベスト8に残ることを目標として練習を積んでいきたいです。チャンスを頂けたことに感謝しながら、さらに記録を伸ばし、チームに点数を持って来れる選手になれるように取り組んでいきます」

吉村の成長に期待しています!
 次に走幅跳で自己ベストを更新した佐々木(夢)に話を聞きました!
試合を振り返ってみて、どうですか?

佐々木(夢)「今回、初日の走幅跳に出場し、自己ベストの5m83で3位でした!高校3年生以来の自己ベストを出すことができて嬉しいです!日本インカレのB標準まではあと2センチという結果で、悔しい気持ちもありますが、全体を通してもアベレージが上がってきているので、まだまだ記録更新を狙っていきたいと思います」

惜しい記録になったのですね
試合内容はどうでしたか?

「6本全て記録を残せたことは良かったですが、助走面で課題が見つかった試合でもありました。前半の加速区間でスピードに乗り切れなかった跳躍が多くあり、トップスピードで踏み切ることができていませんでした。今後の練習では、助走の流れを見直し、助走スピードも上げていけるように取り組んでいきたいと思います」

課題を解決し、記録更新を目指しましょう!
 
記録を狙うジャンプ!
 
1位を狙う走り!(對馬は写真中央)
 100mで自己ベストを更新した對馬に話を聞いてみましょう!

對馬「今回出場した、北日本インカレの100m では、予選、準決勝と勝ち進み、決勝で10.82の自己ベストを出すことができました。前回の東北インカレでは、準決勝で敗退という悔しい思いをした分、今回の決勝に進出してチームに得点を入れられた事は、とても嬉しいと感じました!今回のレースで良かったところとして、前半から中間走に入るまでの加速のスムーズさがタイムが出た1番の要因だと考えています」

しっかり決勝で戦うことができたのですね!
これからの目標を教えてください!

「予選から準決勝まで、調子が段々と上がっていく中で、決勝で、前半の加速からの中間走への繋ぎの部分で、接地を前で捉え過ぎてしまい、結果として、加速がスムーズに行うことができず、プラン通りの走りが出来なかったことは悔しさが残りました。この悔しさをバネに、これからの1日1日の練習を大切にし、考えた練習を行いたいと思いました」

今後の練習も頑張っていきしょう!
 100mで自己ベストを更新し、5位に入賞した上村(康)に話を聞いてみました!

上村(康)「今大会では、男子100mに出場し、2年ぶりに自己ベストを更新して5位という結果でした。ラウンドが上がる毎に、風に左右されることなくタイムを伸ばすことができ、良い試合運びをすることができたと思います」

2年振りの自己ベストおめでとうございます!
今後の目標を教えてください!

「B標準を目標としていた4×100mRでは、思うように走ることができませんでした。ここぞというタイミングで力を出し切ることがまだできていないと感じているので、そうした点を含め、全体的なレベルアップを図り、個人でB標準を突破できる走力をつけていきます」

今後の活躍も期待しています!
ありがとうございました!
 
全力で駆け抜ける!(上村は写真中央)
 
常に前を狙う!(齋藤は写真中央)
 次に1500mに出場した齋藤に話を聞いてみましょう!
自己ベストおめでとうございます!

齋藤「女子1500mに出場し、4分54秒86で3位でした。先日の東北インカレで出した自己ベストをわずかに上回りベスト更新となりました。後半切り替えてペースを上げるレースが前回よりも上手く出来たと思います。気温はレース向きではなかったですが、1500m組全体でチームに高得点を持ってくることが出来て嬉しいです」

チームに貢献することができたのですね!

「個人で目標に掲げていたタイムを達成することは出来ませんでした。イーブンペースで走る力は十分についていると感じたので、それに耐えられるスピードのレベルを上げていくことがこれからの課題です。今回は運良く3位でしたが、実力と自信をつけて、より高いレベルの選手と競えるように練習を頑張っていきたいです」

課題克服に向けて頑張ってください!
 次に400mで自己ベストを更新した佐々木(渉)に話を聞きました!
自己ベストおめでとうございます!

佐々木(渉)「今大会は400mに出場し、50秒92で自己ベストを更新することができました。目標の50秒台を出すことが出来て良かったと感じます。最近の調子の良さがこうしてタイムに現れたことがとても嬉しいです」

調子の良い中での自己ベストは嬉しいですよね!
自己ベスト更新につながったことはなんだと思いますか?

「課題であった前半の走りが思い通りにできたことが自己ベストに繋がったのではないかと思います。他にも、思い描いていたことを動きとして出すことが出来た点においては満足のいくレースだったと思います。
初の対校戦個人種目で準決勝には進めたものの、実力不足で準決勝では全く勝負出来ませんでした。もっと地力を付けて、記録でも、順位でも高いレベルで勝負をしたいです」


更に自己ベストを更新できるよう、頑張ってください!
 
力強い走り!
 
チームに貢献する走り!(林は写真中央)
次に800mで自己ベストを更新した林に聞いてみました!
予選から自己ベスト更新、そして3位入賞おめでとうございます!

林「ありがとうございます!チームに貢献するという面では、今の自分の精一杯の順位を取ることができて良かったと思います。しかし、タイムとしては目標にあと一歩届かず、納得のいく結果にはなりませんでした」

悔しい結果となったのですね。
今後の目標を教えてください!

「今回はレース運びの難しさを痛感したと同時に、様々なレースプランを考え、状況に応じて変えていく、800mという競技の面白さに触れた瞬間でもありました。あと少しで目標である日本インカレの標準を切れるというところまで来ているので、今回の反省を生かし、練習を積んで、目標を達成できるようにしたいです!」

標準突破期待しています!
ありがとうございました!
次に5000mで自己ベストを更新した大友に話を聞いてみました!
試合を振り返ってみて、どうですか?

 大友「5000mに出場し、19分27秒73で自己ベストを約18秒更新しました。目を開けるのが精一杯なくらい雨が強く降った時間がありましたが、天候に左右されずに自分の力を発揮できました。東北インカレの頃より練習ができている実感がありましたが、こんなにタイムが縮むと思ってなかったので嬉しいです!」

練習の成果が発揮されたのですね!
レースで意識したことを教えてください!

「今までは様子を伺いながら走っていましたが、今回のレースでは自ら積極的に前に進むことを意識しました。ペースも後半に上げることができ、自分の納得のいくレースプランで走れました。しかし、結果的に後ろの人にペースメーカーとして利用され最後に抜かされてしまったので、練習を積んで勝てるレースをできるようにこれからも頑張ります!」

課題克服に向け、今後の練習も頑張っていきましょう!
 
積極的に前へ!
 最後に、800mに出場し予選で自己ベストを更新した利根川に話を聞きました。自己ベスト更新おめでとうございます!

利根川「800mに出場し予選で1'57"18の自己ベストを更新しました。自己ベスト更新は素直に嬉しいです!」

練習の成果を出せたのですね!
今回の大会を経ての感想を聞かせてください。

「今回の北日本インカレでは決勝に進出することを目標としていたので、自己ベストは更新したものの正直悔しい気持ちの方が大きいです。ですが、課題としていたレース中の状況判断はしっかりとできたので、その点は良かったと思います。今後は、もっと力をつけてしっかりとできた状況判断を活かせるようにしていきたいです」

良い収穫があったのですね!
ありがとうございました!
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編集後記

7年ぶりの4継でした!(芦野)

梅雨が明けてほしいです。(茨木)

実は400m、セカンドベストでした!(奥山)

マスク焼けを治したいです。(大原)

100m自己ベストでした!(藤野)