第1036 2022/12/12
川本和久先生 追悼植樹式
12月10日(土)に、福島大学陸上競技部 OB会をはじめ、川本和久先生と親交のある沢山の方々にもお越しいただき追悼植樹式が行われました。式典では学生が感謝の思いを繋ぎ花を手向け、ハナミズキが植えられました。植えられたハナミズキの花言葉は「永続性」であり教えの全てをを受け継いでいこうという願いが込められています。川本和久先生の追悼植樹式で献花リレーをした学生は、どのような思いで走ったのでしょうか?また川本先生との思い出をなどを聞いてみました。早速話を聞いてみましょう。

ハナミズキの前で写真撮影!

沢山の思いが込められたハナミズキ!

献花を繋ぐ学生!

代表して8名の方が土入れ!
始めに学生の代表として、献花リレーをした3年の青木に話を聞きました!
今回の植樹式で何を感じましたか?

青木「私は、第3走者として、植樹式で走らせていただきました。川本先生が亡くなってから、もう7ヶ月も経ったということに驚きながら、これからも僕たちのことを見守っていて欲しいという気持ちで走りました。今回植えられたハナミズキの木を見る度に、川本先生に教えていただいたことを思い出し、襟を正すようにしたいです」

今まで通り、良い礼儀や練習態度でこれからも頑張りましょう!
福島大学学生として、これからの意気込みをお願いします!

「植樹式には、多くの川本先生の教え子や、先生を慕っていた方がいらっしゃいました。有名選手を多数輩出され、多くの方から尊敬されている川本先生が、この福島大学の監督を務めておられたことは、本当に凄いことなのだと、改めて認識しました。そんな川本先生から教わったことを、もう一度思い出し、福島大学学生として、日々の練習や大会で活かしていけるようにしたいです」

川本先生の教えを忘れず、更なる高みを目指しましょう!
ありがとうございました! 
 次に、3年の香川に話を聞きました!
献花を代表して、どのような気持ちで走りましたか?

香川「植樹式では、学生の代表として献花をさせていただきました。献花はペアで持って走り、次の走者に繋ぎました。川本先生は、私が大学1年生の時にU20日本陸上競技選手権大会で体調が優れない中でも大会に来られて、アドバイスや励みになる言葉を掛けてくださったことや日々の練習の中で指導してくださったこと、練習前の集合での先生のお話などを思い出し、今までの感謝の気持ちを込めて走りました

川本先生への感謝の気持ちがこもった走り、感動しました!
学生最後のシーズンの目標を教えてください。

「4×400mRの目標は、日本インカレの決勝で戦うことです。これは、川本先生と交わした約束でもあります。最後のシーズンで自分の能力を最大限に発揮し、川本先生に結果で恩返しをすることが出来るように、チームで高め合いながら練習に励んでいきたいと思います」

川本先生との約束を達成することができるように、最後の冬季練習を頑張っていきましょう!
ありがとうございました。
次に、1年の郷右近に話を聞きました!
献花ではどのような気持ちで走りましたか?

郷右近「今日の献花では代表に選んで頂き、川本先生に陸上を教わった期間のことや先生にかけて頂いた言葉を思い出しながら、走らせて頂きました。前走者から献花を受け取った時、繋いできた献花に詰まった想いを感じました」

たくさんの方々の想いが詰まった献花を無事川本先生に届けることができて良かったですね。

「入学前後の短い期間でしたが、川本先生と出会って本気で陸上競技と向き合い、自分を高めていきたいと考えるようになりました。川本先生ありがとうございました。今教えて下さっている吉田監督をはじめ、たくさんの方々の支援があって今私自身、競技ができているということに感謝を持ちながらハナミズキの木のもとでこれからも頑張っていきます」

川本先生に感謝の気持ちを込めて、行動、そして結果で恩返しすることができるように頑張っていきましょう!
ありがとうございました。
続いて、3年の鈴木に話を聞きました!
植樹式に参加し、感じたことは何ですか?

鈴木「川本先生には、ポンピュン走法やドリルなど陸上の技術はもちろん、挨拶や言葉遣いなど数多くの礼儀を教えていただきました。植樹されたハナミズキの花言葉の一つに『永続性』があります。この花言葉の通り、少しづつではありますが練習を積み重ね、最終的には花を咲かせられるようにしたいです」

多くのことを学ばせていただきましたね。
どのように、花を咲かせたいですか?

「普段の練習をしっかり行うことも重要ですが、それ以上に努力が必要だと考えています。福島大学陸上競技場は、全日本を制覇した多くの方が練習していた場所です。この場所で練習をしていることに感謝をし、川本先生のように真っ直ぐに立っているハナミズキに見守られながら、来シーズンに向けて努力して立派な花を咲かせたいと思います」

立派な花を咲かせるためにも、練習頑張りましょう!
ありがとうございました。
次に、2年の石寺に話を聞いてみました!
植樹式を通してどのようなことを感じましたか?

石寺「今回の植樹式を通して、改めて川本先生が生前成し遂げられてきたことに驚かされました。また、川本先生の長年の積み重ねにより、私たちが今活動出来ていることを強く実感しました。一過性ではない先生の愛のあるご指導により、逆に先生が困ったときは多くの方が『川本先生のためなら』と手を差し出していたのだと思います。代表学生と東邦さんがつないだ献花は、川本先生やチーム川本の皆さん、OB会の方をはじめとする、支援してくださっている多くの方が繋いできた福島大学陸上競技部の伝統を、自分たちがこれからも引き継いでいくという強い覚悟の表れに感じました」

川本先生の偉大さを改めて実感することができた式になりましたね。
これからどのような気持ちで練習に取り組みますか?

「川本先生がいない中始まった冬季練習でしたが、これからはいつもそばで見守ってもらえると考えると、春ハナミズキが咲く頃に良い姿を見せられるように努力していかなければならないなと身が引き締まります。授業では、人の役に立てる人間になりなさいと何度も仰っていたことを思い出しました。川本先生からいただいたご恩を繋いでいけるように、今素晴らしい環境で陸上競技ができている事に感謝して、これからも練習に励んでいきたいと思います」

素晴らしい環境の中陸上競技をすることができていることへの感謝の気持ちを忘れずに、練習に励んでいきましょう!
ありがとうございました。
最後に、1年の加藤(倖)に話を聞きました!
植樹式ではどのようなことを感じましたか?

加藤(倖)「植樹式では川本先生がおっしゃっていた言葉を聞き、努力を続けたその先に結果が待っていることが改めて分かり、献花を見て私もこの地で、この競技場でたくさん走り、自信をつけ、努力の成果をしっかり大会で発揮したいと強く感じました。植樹式でお披露目された木は私がはじめて見た時よりも高く、上に背が伸び、大きく成長していました。植樹した木がしっかり根をはり成長するように私も感謝の心を忘れず、福島大学陸上競技部の一員として努力を惜しまず、中学生の頃からの目標である全国大会入賞に向けて頑張りたいと感じました」

立派な木のように、私達も強く高く、成長していきたいと感じましたね。
これから先の目標はなんですか?

「来賓の方のお話を聞く中で、川本先生の著書を拝読した時のグイグイ走法の文章が思い出されました。この言葉は私の中で強く心に残っています。走りの面ではもちろんですが、多くの面で自分自身もグイグイと地面を押し、たくましく成長していけるように頑張ります。努力を続けることは簡単なことではなく、苦しいことの方が多いですが、強い精神力を持ち続け、納得のいく結果を出したいです」

川本先生の意思を受け継ぎ、強い気持ちを持って努力を継続していきましょう!
ありがとうございました。
編集後記

学生歌って良いですね!(千葉)

献花、とても綺麗でした。(藤野)

感謝の気持ちを忘れず頑張ります!(馬場)