第1079 2023/10/16
第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走
~もう一つの出雲駅伝~
10月9日(月)に島根県出雲市で第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走が行われました。出大社正面鳥居前から出雲ドーム前までのコース、45.1kmで開催されました今回福島大学からは3年の大石が出場しました。早速話を聞いていきましょう!

大石「私は今回、東北学連選抜チームの一員として出
雲駅伝に参加させていただきました。エントリーメンバーに入ることはできず、補員でしたが、その代わりに『もう一つの出雲駅伝』と呼ばれている記録会に参加してきました。結果としては、自分の満足のいくタイムではありませんでしたが、全国の大学の速い選手たちに途中まで食らいついていくことができ、攻めた走りができたため収穫のあるレースでした。また、その記録会には関東の大学の名将や有名選手も見に来ており、緊張感もありつつ楽しんでレースをすることができました」

貴重な経験となりましたね!
今回の参加は身になりましたか?

「今回、出雲駅伝に参加させていただき、得難い経験をすることができたと思います。有名選手のアップの仕方、アップまでの過ごし方など吸収できることは全て吸収してきました。また、開催されたパーティーでは他大学の人とも交流することができました。全ての経験がとても楽しかったです。来年は、サポートの補員ではなく、選手として出雲路を走れるよう1年かけて、レベルアップしていきます」

選手として走る姿が見られることを期待しています!
ありがとうございました!

力強い走り!
(大石は写真真ん中)
いわき秋季選手権
~進藤が自己ベスト更新!~
10月14日(土)にいわき陸上競技場でいわき秋季選手権が開催されました。棒高跳の選手2名が出場してきました!
今年残り少ないシーズンのなか今回はどのような跳躍をしてきたのでしょうか。出場した2名の学生に話を聞いてみましょう!
 始めに、見事自己ベストを更新した、1年の進藤に話を聞きました!
今回の跳躍はどうでしたか?

進藤「女子棒高跳に出場し、3m20でした。まずは、1年以上ぶりに自己ベストを更新することができて良かったです。個人選以降に練習してきたリードレッグとポールから離れないようにすることを意識して跳躍できたことが記録につながったと思います。しかし、まだまだ課題はたくさんあるので今回の反省を活かしていきます」

自己ベストおめでとうございます!どのような課題が見つかりましたか?

「空中動作に多くの課題があると思います。特に、バーに向かっていく動きをしてしまっている点が今後改善すべき課題だと思います。今シーズンはもう一試合出場することができるので、そこで納得のいく跳躍ができるよう修正していきたいと思います」

まだまだ記録が伸ばせそうですね!頑張っていきましょう!ありがとうございました! 
次に、3年の平原に話を聞きました!
今回の試合はいかがでしたか?

平原「いわき秋季選手権に出場しましたが、記録なしという結果でした。今大会はこれまでの助走のスタートから変え、それに伴い助走歩数を伸ばしてから初めての試合でした。踏切ることは出来ましたが、まだ助走で精一杯になってしまっていた感覚があり、肝心の突っ込みで意識したいことが意識できていなかったように思いました」

新たな挑戦の場だったのですね。
今回の跳躍をどのように生かしますか?

「もう一戦残っているので、まずは跳躍を形にしながら来年へつなげる試合にしていきたいです。
また、記録についても、自己記録更新へ向け助走がうまく行かなくても跳べる跳躍にし、まずは大台の5mにのせることが出来るようにしていきます」


今シーズンを良い形で締め括ることが出来るように頑張ってください!
ありがとうございました!
順天堂大学競技会
~シーズンラストレース!~
10月15日 (日)に順天堂大学陸上競技場で順天堂記録会が行われました。福島大学からは2名が出場しました!普段競い合う機会が少ない選手とどのようなレースを繰り広げてきたのでしょうか!聞いてみましょう!
 
ラストランで全力を尽くす!
(青木は写真左)
最初に4年の青木に話を聞いてみました。
最後の400mHと聞いていましたが、レースはどうでしたか?

青木「今回の400mHが、僕の競技人生において最後の400mHとなりました。コンディションには恵まれませんでしたが、その中でも全力を尽くして走りきることができました」

400mHラストランとして力を出し切ることができたのですね。競技を振り返ってみて今感じていることを教えてください。

「高校生のときに初めて競技に取り組んだときは、『複数種目に取り組み、上の大会に出場しやすくするために』という気持ちで取り組んでいました。そして大会を重ねるごとに良いタイムが出せるようになり、自分の本種目になっていきました。また、良い指導者の方々に恵まれ、高校生、大学生ともに全国大会まで出場することができました。しかし、7年間を通しても出場するだけで終わってしまい、勝負するまで至らなかったことが心残りです。とはいえ、終わってしまったことを悔やんでも仕方ないので、残り約半月の陸上人生、最後まで楽しみながら練習に、そして競技に取り組んでいきたいです」

後悔のないように、最後まで駆け抜けましょう!お疲れ様でした!
次に、3年の利根川に話を聞きました。
久しぶりの外部での記録会となりましたがどうでしたか?

利根川「800mに出場し、2分05秒67でした。序盤からレースペースに対する余裕度が低く、ラスト100mでは完全に止まってしまいました。記録は狙えずとも全国レベルの選手たちと勝負できる機会として貴重なものでしたが、全く勝負に絡むことができませんでした。低気温+雨の時はアップとして大きい刺激(400m×1など)を入れた方がかえって体が動くようになるのではないかと感じました」

悔しい結果になりましたね。
今後に向けて何かありますか?

「800mはこれでシーズンオフにしようと考えています。終わり方は良いものではありませんが、このように自分の弱さを突きつけられたまま終えた方が、満足してシーズンを終えるよりも冬季練習を頑張れるのかなと思います。冬季は目的をぶらさずに練習に取り組んでいければと思います」

確かにそうですよね!
お疲れ様でした。
 
冬季練習でさらにパワーアップをめざす!
STEEP LECHASEチャレンジ
~4年間の集大成!~
10月15日(日)にカンセキスタジアム栃木にてSTEEPLE CHASEチャレンジが開催されました。福島大学からは1名の選手が出場しました。学生選手としての集大成が迫りくる中、どのようなレースをしたのでしょうか!4年の安部に話を聞いてみましょう!

3000mSCラストレース!
栃木での試合はどうでしたか?

安部「大学4年間、ずっとお世話になってきた3000mSCに出場し、記録は9分37秒42という結果でした。大学4年間の3000mSCラストレースが思うように走れず完全にやり切れたわけではありませんが、この種目のおかげで本当に濃い4年間を過ごさせてもらったので感謝しています。最後の3000mSCはいつもとは違う内側の水濠で、楽しんで走ることができました。本来であれば、目標としていた福島大学記録の更新を目指したラストイヤーでしたが、口だけになってしまったことは本当に悔しいです」

3000mSCのための大会ということで、いつもとは違った雰囲気の中走ったようですね。
今までの競技を振り返ってどんなことを感じていますか?

「3000mSCは僕そのものと言ってもいいほど大好きな種目でした。『3000mSCといったら安部』そうなりたくて、向き合い続け、毎年タイムを縮め、4年間で40秒弱更新することができました。ここまで障害を跳び続け、今回のタイムで全く満足出来ない選手になれたことは成長だと思います。これから先も陸上を続ける中で多くの障害があると思いますが、全部跳び越え、立派な競技者として終えられるように頑張りたいと思います!」

安部=3000mSC!というイメージは定着したと思います。これからも立ちはだかる障害を飛び越え続けてください。
ありがとうございました!
なみえ創成小学校陸上指導
~陸上の楽しさを子どもたちに!~
10月10日(火)になみえ創成小学校で陸上の指導をさせていただきました!6人の学生が伺い、陸上の楽しさや走り方を伝えてきました!さっそく聞いてみましょう!
まず初めに4年の上村(未)に話を聞いてみました!陸上指導はどうでしたか?

上村(未)「今回、なみえ小学校で陸上指導をさせていただきました。なみえ小学校の方から大学へスポーツの指導をして欲しいという依頼があったことから、今回このようなご縁をいただくことが出来ました。浪江町は震災で甚大な被害を受けたことから、道中、震災の跡形がまだ残っている場所も見られました。しかし、街に出ると賑わいを取り戻している景色が見られ、街の人たちや福島県の力を感じました」

素敵な街ですね!
指導はどうでしたか?

「今までは、自分が走る側の方が多かったですが、陸上指導を通して、指導をするという事の大変さや難しさを感じることが出来ました。また、今回は小学生ということもあり、どうしたら上手く走れるのか、陸上の楽しさを伝えるためにはどうしたら良いのか、好きと思ってくれるためにはどうしたら良いのか、どう伝えていくのかを模索しながら指導しました。なみえ小学校の生徒は活発な子が多く、伝えたことに全力で応えようと一生懸命取り組んでくれました。その成果もあって、最後に走った時にはかっこ良い走りとなっている子がたくさんいました。そんな生徒達を見て、私達自身も元気もらったり、陸上が好きという気持ちを再確認させてもらいました。今まで、自分のために使って来た陸上の知識を次は誰かのために使えることがとても嬉しいと感じます。このような機会を与えてくださった蓮沼先生に感謝の気持ちを持ち、次回の陸上指導も楽しみにしたいです!」

楽しんでもらえると嬉しいですね!
ありがとうございました!
 


陸上の楽しさを伝えに!
 
運動に前向きになるきっかけへ!
次に、4年の香川に話を聞いてみました!
指導をしてみてどうでしたか?

香川「なみえ創成小学校の3・4時間目に陸上の指導に行ってきました。なみえ創成小学校の全校児童は40人という少人数の学校でしたが、1〜3年生は元気いっぱいで走ることが好きな子どもたちが多く、4〜6年生は初めての動きにも一生懸命取り組む姿が印象的でした。一緒に準備運動をした後に自分の競技を実際に見せると、子ども達から「凄い!」という言葉を聞くことができたり、拍手をいただいたりして、今まで極めてきたことで子ども達のお手本になることができて嬉しかったです。このような貴重な機会を頂き、少し走り方の指導をするだけで大きな変化を感じることができたので、子ども達が走ることの楽しさを感じたり、運動に前向きに取り組んだりするきっかけになると嬉しいです」

とても楽しそうですね!
なみえ創成小学校に行ってみてどうでしたか?

「浪江町は今年の3月31日にの特定復興再生拠点区域の避難指示が解除されましたが、福島県にはまだ帰還困難区域があり、なみえ創成小学校に行くまでの道には除去土壌を運搬するトラックが通っていました。実際に行かなければ分からないこともあり、東日本大震災と原発事故の被害の大きさを改めて感じました。福島大学の学生として、復興のためにも陸上指導が続いていくといいなと思います」

貴重な経験になりましたね!
ありがとうございました! 
続いて、4年の鈴木(皓)に話を聞きました!
陸上教室で教える側として参加してみてどうでしたか?

鈴木(皓)「今回、浪江小学校陸上教室に参加させていただきました。普段、選手として走っているので誰かに教えるという機会はありませんでした。そのため、低学年から高学年の小学生に走る楽しさや簡単な技術を教え、走る楽しさが伝わったのではないかと思います」

確かに、普段は教えるという機会はありませんね!
その他、感じたことはありますか?

「今回は小学生に教えましたが、とても飲み込みが早くて驚きました!腕の振り方や目線の位置を教えるだけで速くなっていて、成長期って凄いなと思いました。最後に蓮沼先生が『楽しかった人』と聞いた時に全員が手を挙げていて、教えてよかったなと思いました。この経験を今後に活かしていきたいと思います!」

陸上教室で得た経験をこれからに活かしてください!
ありがとうございました!
 
大きな経験!
編集後記
ラスト試合私も頑張ります!!!(林)

一足先に冬季練習!頑張ります!(木幡)

今シーズンラストレース頑張ります!(赤坂)