第1080 2023/10/23
第11回 川本和久記念 東邦カップふくしまリレーズ
~それぞれの思いを胸に~
10月21日(土)に、とうほう・みんなのスタジアムでふくしまリレーズが開催されました!部員たちは、人生ラストレースだった4年生や今大会がシーズン最後だった人、補助員として競技運営の大変さを改めて実感した人など、とても様々でした。早速、詳しく聞いてみましょう!
まず始めに、4年の上村(康)に話を聞きました!
大学最後の100mはどうでしたか?

上村(康)「今回のリレーズでは100mに出場し、10秒69で全体トップでした。タイムこそ振るわなかったものの、出場できなかった福島県選の会場で走ることができたので良かったです。本音を言うと、福大のトラックで学生ラストレースを迎えたかったですが、最後にチームメイトが見守る中で後輩と共に走ることができて嬉しかったです。ここまで陸上競技を続けさせてくれた家族、成長させてくれた吉田監督やチームメイトには本当に感謝しています。ありがとうございました」

感謝の想いを胸に走ったラストレース。4年間お疲れ様でした。
残念なことがあったそうですが、それについて教えてください!

「一つ残念なことを挙げるとすると、廣嶋君が先にゴールしていなかったことでしょうか。僕が2年生の頃は、4年生に対して、感謝と『今後は僕がチームを引っ張ります』という気持ちを持って先行し、引導を渡させていただきました。ただ今回ばかりは逆に引導を渡してしまうことになってしまい、少し残念でした。きっと廣嶋君は今後2年間、100mを走る度に僕を思い出すことでしょう。残りの期間は、廣嶋君を含む伸び代のある後輩達の糧となるように、少しでも彼らの学びを支えられたらなと思います」

廣嶋ならびに後輩たちのこれからの活躍に期待しましょう!
ありがとうございました。



後輩たちの今後の活躍に期待を込めて!



10年間の陸上人生に幕…
[写真下:左が上村(未)]
次に、4年の上村(未)に話を聞きました!
ふくしまリレーズでの最後のレースはどうでしたか?

上村(未)「今回、リレーズの400mに出場させていただきました。昨年に引き続き、招待選手として出場させていただき、とても光栄に思います。また、今回のレースで10年続けた陸上競技も引退となりました。10月1日に出場したヨギボーチャレンジで400mHの引退となりましたが、今回で競技人生にも引退を迎えました。最後に4年間お世話になった福島の地で福島大生や東邦さんとともに引退を迎えられ、出場させてもらったことに感謝の気持ちでいっぱいです」

競技人生、本当にお疲れ様でした!
これまでの陸上人生を振り返ってみて、どのような思いがありますか?

「思い返してみると、10年は長いようであっという間でした。中学も高校も終わりはありましたが、次のステージがあると思って卒業をしていました。しかし、今回は次がない、本当に最後の競技となることに長かったなという思いと寂しい気持ちが混在していました。辛いことの方が多く、挫折してしまいそうになったり投げ出してしまいたくなった時もありましたが、それでもここまで続けて来ることが出来たのは家族や監督、仲間に恵まれたからでは無いかと思います。陸上競技は個人競技ではありますが、決して1人では出来ないものだとも思っています。辛い時に自分の周りにいてくれた人達、乗り越えてきた人達に感謝の気持ちを持ち、競技を引退したいと思います。部活の引退までは残り約2週間ですが、自分に出来ることを最後までやり続けていきたいです。4年間、たくさんの応援をしていただけて本当に幸せ者でした。ありがとうございます」

陸上を通して得たものがたくさんあると思います。感謝の気持ちを忘れずに、今後の人生に活かしていってください!
ありがとうございました! 
続いて、4年の香川に話を聞きました!
大学ラストレースの感想をお願いします!

香川「ふくしまリレーズでは400mに出場し、57秒58で2位でした。自己ベストを更新することはできませんでしたが、今の全力を出し切り、シーズンベストで走ることができました。今回が最後の大会で、とうほうみんなのスタジアムは中学校から走ってきた場所だったので、走り終えて感謝の気持ちを込めて競技場に礼をしました。全ての大会が終わって、やり切ったという気持ちです。最後に一緒に練習をしてきた短長のみんなと松本さんと最後のレースをすることができて良かったです」

ラストレースを思い出の競技場で締めくくることができたのですね。
陸上人生を終えて、今どのようなお気持ちですか?

「1年生の時は引退するまで長いと思っていましたが、全ての大会が終わって、長いようであっという間の4年間でした。コロナで大会に出場できなかったり、怪我をして思うように練習ができない期間があったりしましたが、自分と向き合いながら大学で4年間陸上を続けて色々な経験をすることができて本当に良かったです。関わってくださった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、3年生以下が頑張れるようにサポートをしていきたいと思います」

4年間の努力が繋いだ素晴らしい思い出を忘れないようにしていきたいですね!ラストレース、本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました!
 


全てを出し切った今大会!
(写真上下共に右が香川)



自分自身を成長させてくれた陸上!
次に4年の林に話を聞いてみました。
引退した今の気持ちを教えてください!

林「今回のリレーズが私にとって最後の400mとなりました。レースの内容としては、満足のいくものではありませんでしたが、ゴールしてやり切ったなと思いました。スタートラインに立った時、これがやっと最後かと思いつつ、陸上と出会わなかったら今ここにいなくて、陸上を諦めなくて良かったなと思いました」

様々な思いを噛み締めて最後のスタートを切ったようですね。これで引退となりましたが、今何を思いますか?

「今は陸上を続けてきて良かったと素直に思います。大学に入り、決して楽しいことばかりではなく、むしろ辛いことの方が多かったと思います。レベルの高さに打ちのめされ、辞めたいと何度も思いましたが、仲間の存在がそんな私を引き留めてくれました。陸上を通じて仲間の頼もしさを知り、応援の力を感じ、私を人として成長させてくれました。支えてくれた全ての人、そして陸上に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!」

最後までやり切ったことが伝わりました。この経験を活かし、今後の社会人生活も駆け抜けてください!お疲れ様でした。
次に、2年の郷右近に話を聞きました。
今シーズン、ラストレースはどうでしたか?

郷右近「今回のふくしまリレーズでは、競技運営に携われただけでなく選手として100mにも出場させて頂きました。まずはシーズン最後に走る場を作って頂いたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。100mでは自己ベストの12秒08の更新を目標にしていましたが、12秒46というタイムで終わってしまいました。とても悔しく自分の準備不足を痛感しました。この冬しっかりと自分と向き合い、来シーズンに向けて準備していきたいです」

自己ベスト更新には届かなかったのですね。冬季練習を積んで来シーズンで更新できると良いですね!

「競技運営では、表彰を手伝わせて頂きました。表彰で、東邦銀行の松本さんや山内さんからメダルを受け取りリレーズに参加した選手の皆さんが笑顔になったのを見たり、走ることを純粋に楽しんでいる子ども達の姿を見て、とても刺激を受けました。私自身も陸上競技というスポーツを楽しむ気持ちを忘れずにこれからも競技していきたいと思います」

楽しむことは大切なことですよね!楽しみつつ、高みを目指していきましょう!ありがとうございました!
 
来シーズンの飛躍に期待!
 
悔しい気持ちをバネに、「もっと速く」!
続いて、400mに出場した2年の備前に話を聞きました!
今シーズン、ラストレースはどうでしたか?

備前「今回、ふくしまリレーズに400mで出場させて頂き、49秒84で3位でした。今シーズンは高校時代の400mの自己ベストを更新することをずっと目標にしてきました。今大会は今シーズンのラストチャンスでしたが、目標を達成することは出来ませんでした。悔しい気持ちはもちろんありますが、今年は多くの大会で出場させて頂き、たくさんのことを学ぶことができました」

今年はレースを通して多くのことを学んだようですね!
これから冬季練習ですが、どう頑張りたいですか?

「今年、学んだことを活かして『もっと速くなりたい』という気持ちがとてもあります。これからの冬季練習では、今まで以上に陸上競技と向き合い、来シーズンはもっと活躍できるように頑張りたいと思います」


冬季練習でさらに速くなれるように頑張りましょう!
ありがとうございました。 
次に、1年の鈴木(惺)に話を聞きました!
ふくしまリレーズに初めて参加した感想を聞かせてください!

鈴木(惺)「今回はふくしまリレーズの100mに出場させていただきました。大学に入学してから、初めて100mに出場しました。結果は納得いくものではありませんでしたが、上村(康)さんをはじめとした先輩方の力強い走りを間近で見られたことをこれからに活かしていきたいです」

先輩方のようになれると良いですね!
運営の仕事についても教えてください。

「大会の運営は東邦銀行さん主導のもとにお手伝いをさせていただいたのですが、改めて大会を運営することの大変さを少し感じました。このような大会を運営していただけること、そして出場させていただけることに改めて感謝の気持ちを感じました。この気持ちを胸に、先輩方や同級生の仲間と共に冬季練習に取り組み、必ずレベルアップしていきたいです。そして、競技の面で少しでもお世話になっている方々や、大会を運営してくださってる方々に、恩返しをしていきたいです」

仲間と共に冬季練習を乗り越えましょう!
ありがとうございました!
 
 
悔しさを胸に、そして先輩たちの走りを刺激に!
 補助員・審判として働く学生
日頃の感謝を行動で示す


この経験を活かして、次はももりんダッシュで!
始めに、補助員で参加した3年の大友に話を聞きました!
ふくしまリレーズに補助員・審判として参加した感想をお願いします!

大友「私は3年生ながら初めてリレーズに参加させていただきました。普段は学生の大会での補助員が多いため、私より小さい子供たちが一生懸命に走り抜ける姿を見て、いつもとは違う視点で応援しながら監察員の仕事をさせていただきました。また、東邦さんと福島陸協の方々の細かい計画•ご指示や、わかりやすく優しい対応のおかげで円滑かつ安心して試合を進めることができました」

今までにない経験をすることができて良かったですね!
印象に残った場面はありますか?

「今回、監察員の仕事をして印象に残ったことはクロスカントリーリレーです。普段はロードレースを走る側なので、コースの安全を守ることがこんなに大変だとは思っていませんでした。コーンが倒れたり、選手以外の人がコースを横断したりと様々な問題が発生する中、試合はどんどん進んでいくので常に周りを見て、レースを安全に進めることの大切さを改めて感じました。この学びを11月3日に行われるももりんダッシュへ活かせるように、ももりん委員のお話をしっかり聞き、無事成功できるように学生一丸となって頑張りたいです!」

競技運営のありがたみを実感することができたのですね。ももりんダッシュへ活かせるよう、頑張っていきましょう!
ありがとうございました。 
最後に、1年の佐藤に話を聞きました。
ふくしまリレーズに補助員として参加してみてどうでしたか?

佐藤「TC記録会をあまり経験してこなかった身としては、大会運営の大変さや運営に関わる方々へのありがたみを身にしみて感じられた気がします。大会ができることはどこか普通のことに感じていたところがありましたが、大会運営には多くの人の力があってできるものであり、決して当たり前のことではないと改めて考えさせられました」

大会の運営に関わるたくさんの仕事について知ることができたのですね!

「今まで多くの方にお世話になってきました。そして、これからも多くの方にお世話になると思います。今回、ふくしまリレーズに参加して得られた経験を大切にし、日々感謝を忘れずに少しずつ恩返しをしていきたいです」

大会でも練習でも、感謝の気持ちを持ちながら取り組んでいきましょう。
ありがとうございました!


感謝の気持ちを忘れずに!
(写真右が佐藤)
ミニ写真館
~学生たちが働く姿~
 

スタート/ゴール地点での学生の活躍の様子
 
クロスカントリーのコースの清掃

大型スクリーンの操作
 
クロスカントリースタート・中継地点の設営

クロスカントリーのコース設営

大会の様子
重大なお知らせ!!!
先日、月刊陸上競技様のX(旧Twitter)にて福島大学陸上競技部の新ユニフォームとこれからのチームが目指すべき方向について取り上げていただきました!福島大学陸上競技部を象徴する"ローズピンク"の意味や"福島大らしさ"について書かれています!また、月刊陸上競技11月号(10月14日発売)でも掲載していただいています!是非ご覧ください!
 月刊陸上競技へのリンクはこちら
福島大学陸上競技部一同、このユニフォームと共にこれからも頑張っていきます!
編集後記
大学4年にして写真判定という重要な部署を経験しました。(鈴木)

競技運営のありがたさを改めて実感しました!(藤野)

金木犀の香りで秋の訪れを感じます。(神山)

今大会の補助員は大変でしたが、その分やりがいがありました!(藤田)