第1086号 2023/12/04
2023年度東北学連競技会
~冬季練習の課題が見つかる有意義な経験~
12月3日(日)に、宮城県仙台市の弘進ゴムアスリートパークにて東北学連競技会が開催され、福島大学からは2名の学生が出場しました。冬季練習が始まった中での競技会ということもあり、今後の練習、さらには来シーズンへの課題が見つかるなど、実りあるものになったようです。早速話を聞いてみましょう!
はじめに、3年の大石に話を聞きました!
今回のレース結果はいかがでしたか?

大石「今回、私は5000mに出場させていただきました。今大会は14分台を目標にレースに臨みました。結果としては目標を達成することができず、納得のいく走りができませんでした。3000mまでは目標通りのペースで走ることができていましたが、後半2000mで身体がキツくなってしまい、ダラダラとペースが落ちてしまったことが反省点です。後半2000mを耐える力がないと14分台は厳しいと実感しました」

冬季練習の課題となりそうですね。
これからどのように取り組んでいきますか?

「今回のレースで、自分が改善しなければならない点が浮き彫りになりました。来年のシーズンに向けて今回でた反省を必ず無くし、目標である14分台を出せるように努力していきます」

更なる進化を目指して頑張りましょう!
ありがとうございました!

後半を耐えて更なる記録向上を!

冬季練習の方向性が明確に!
(写真中央が利根川)
次に3000mに出場した3年の利根川に話を聞きました。
競技会お疲れ様でした。

利根川「僕は3000mに出場し、9分17秒28でした。今回の3000mは冬季練習の一環という位置付けでした。ただ、9分一桁台を狙っていたので正直悔しい気持ちも残ります。ラップタイムもラストの1000mで大幅に落ちてしまっているので改善が必要だなと感じました」

決していい結果とは言えないと思いますが、そこから何か得るものはありましたか?

「有酸素のベースの足りなさを明確に知ることができた点はプラスだと考えています。今年の冬季練習には例年に比べてスピードを落とさないことに重点を置いて取り組んでいます。そのため、これまでの冬季に比べて長距離系の練習に割く時間が少なくなっています。800mに取り組んでいく上で、その取り組みは間違っていないと思いますが、800mに有酸素系の力が必要なことは確かです。今回の競技会を経て、ここ最近の僕は少し800mにとっての有酸素系の能力を軽んじていたように思えました。ただ、スピードを重視する冬季練習の方向性は間違っていないと思います。そのため、足りない有酸素系の能力を補う努力をしながら冬季練習に取り組んでいこうと思いました」

その気づきは大切ですね。
ありがとうございました!
幼少期の夢
ここ数年の週刊福陸の名物企画となっているアレこと「幼少期の夢」ですが、今年度もやります!ひたすらに競技や練習に打ち込む学生たちの幼少期の夢は何だったのでしょうか?教えてもらいましょう!
はじめに、3年の越田に聞きました!
幼い頃どのような夢を持っていましたか?

越田「私の幼少期の夢は、モデルさんになることでした。幼い時から周りの子より身長が高かったため、自分はモデルになれると思い込んでいました。当時からおしゃれが好きだったので、毎月欠かさずファッション誌を買い、服を見るのはもちろん、友達とポージングなどを真似してモデルさんごっこなどをしていました。何度かその雑誌のファッションショーを見に行ったことがあり、その度にモデルに強い憧れを抱いていた記憶があります」

かなり強い思いがあったのですね。

「今でもモデルに憧れはありますが、年齢を重ねるにつれ現実は厳しい世界だと知り、改めてモデルの凄さを感じています。完璧な姿勢や表情管理、服をよく見せるためのポージング、そして体型や美容の自己管理などそのストイックさは見習いたいです。まだギリギリモデルになれると思っているので、都会を歩いてスカウトされることを目標に今後の自分に磨きをかけていこうと思います」

尊敬する部分ばかりですね!
ありがとうございました!

幼少期からモデルらしさがある越田

鮮やかな色のジャムに心惹かれた幼少期
次に、2年の神山に話を聞きました!幼少期の夢は何でしたか?

神山「私は小さい頃の夢を覚えていなかったため母に聞いたところ、ジャム屋さんになりたかったそうです。しかし小さい頃も現在も、ジャムはあまり好きではありません。なんで好きだったのだろうと考えてみたところ、ジャムの入ったカラフルな瓶が並んでいるのを見るのが好きだったからではないかと思います。果物の鮮やかな色がギュッと詰まった瓶は、小さい頃の私にとってとてもキラキラしていたのだろうと思いました」

ジャムが好きではないのに、将来の夢にしたくなるほど瓶が並んだ様子が魅力的だったんですね!

「そうだったみたいです笑 でも小学生の頃から好きなジャムもあります。私の母と祖母は、私が小さい頃から様々なジャムを作ってくれていました。その中でも特別大好きなのが柚子ジャムです。丁度この時期になると毎年作って食べさせてくれました。大学に入ってからも、帰省した際などに瓶に詰まった美味しい柚子ジャムを持たせてくれます。今年も柚子ジャムを食べるのがとても待ち遠しいです。これを機に、今度母や祖母と一緒にジャムを作ってみたいと思いました」

ジャムを手作りしてくれる家族に温もりを感じますね!
ありがとうございました!
続いて1年の藤田に話を聞きました!小さい頃の夢は何でしたか?

藤田「僕は、小さい頃からバイクが大好きだったため、その頃から将来はバイク乗りになりたいと思っていました。そして遂に今年4月に運転免許を取得し、晴れてバイク乗りになることができました。夢が叶った瞬間でした。これからも安全運転で楽しんでいきたいと思います」

長年の夢が叶ったのですね!
他には何かありますが?

「僕は小学5年生のときから陸上競技をやっています。その頃から陸上競技選手になるのも夢でした。それは今も変わっていません。夢を叶えられるようにこれからも精一杯の努力を続けていきます」

それは大きな夢ですね!
叶えられるように頑張ってください!
ありがとうございました!
 
バイクに目覚めた藤田少年
今週のご飯
今回ご飯を紹介してくれるのは、短短ブロック3年の藤野です!冬季練習も始まり、疲労を残さずに練習を積み上げていくことが大切なこの時期、彼女はどのような食事をしているのでしょうか?早速、紹介してもらいましょう!

こだわりの食事とともに更に上を目指す!
藤野「この日の献立は、無水カレー、キャベツスープ、トマトの塩昆布和え、柿です!私はカレーが大好物なのでよく作るのですが、今回は支援物資でいただいたトマト缶があったので、無水カレーに挑戦してみました。具材は玉ねぎ、茄子、むね肉です。むね肉は低脂肪・低カロリー・高タンパクで、疲れの回復にも効果的な『イミダペプチド』という抗疲労成分がたっぷりと入っています。そんなアスリートの味方であるむね肉はどんな料理にも使うことができるので、これから色々なレシピを参考にして、むね肉料理に挑戦していきたいと思っています!主食の他にもスープや副菜、果物をプラスしてバランスの良いメニューにしました。柿が大好きなので、旬が過ぎる前にたくさん食べたいです」

大好きなものを使ったご飯はおいしいですよね!
栄養のある食事を摂ることの大切さを教えてください。

「アスリートは、運動することと同じくらい食事を摂ることが大事です。しかし大学生になって一人暮らしを始め、夜遅い時間に帰ってくることが多いので、栄養のある料理を毎日作ることは難しいと思います。ですが、自分の体を変えるためには、栄養のある食事を毎日摂ることが大切です。1年生の頃は栄養など気にすることなくあったものを食べるという感じでしたが、2年生になって意識が変わってから、自分が作ったご飯を食べて強くなりたい!と思う気持ちが芽生え、料理を工夫するようになりました。その日の練習を無意味なものにしないためにも、更に強い自分に生まれ変わるためにも、ちゃんと考えて料理をしていきたいものです!様々な工夫を施しながら、栄養たっぷりの料理を食べてみんなで強くなっていきましょう!」

強くなれるように、工夫した料理を作っていきたいですね!
ありがとうございました!
編集後記
食事には気を使いたいです!(木幡)

冬は柚子湯に浸かるのも好きです!(神山)

小さいころからの夢が叶うっていいですね(本庄)