第1059号 2023/5/29
第120回福島大学トラッククラブ競技会
~120回の歴史に幕~
2010年5月24日から始まった福島大学トラッククラブ競技会も、2023年5月27日で幕を閉じました。今まで多くの先輩方が積み重ねてきた歴史もここまでとなってしまいます。しかし、OBやOGの方々も駆けつけてくださり明るい雰囲気に包まれた記録会となりました。そこで、最後の記録会を運営した記録会委員2名、見事自己ベストを更新した学生3名に話を聞いてみました!
  
   
記録会委員4年の上村(未)から話を聞きました。
最後の記録会を終えての感想をお願いします。

上村(未)「長年に渡って行われてきた福島大学トラッククラブ競技会が5/27を持ってグランドフィナーレを迎えました。私は記録会委員として1年生から今まで携わらせていただきましたが、まさか自分の代で終わりを迎えるとは思ってもいませんでした」

私たちの代で終わりを迎えることも一つの運命のようですね。
その時の気持ちをお願いします。

「競技会が今年で終わってしまうと分かった時、運営の最高責任者として無事に開催できるように、そして今までで1番良い競技会にしようと思いました。要項を出すところから始まり、公認申請、リザルトをホームページにアップすることで終わった競技会でしたが、仕事が全て完了した時、本当に終わってしまったと少し寂しさがありましたね。たくさんの方からの支えと部員の協力、参加していただいた方々への感謝の気持ちでいっぱいです」

多くの方々に愛されてきた競技会だったということを感じましたね。
この経験をどのように活かしたいですか?

「学生の時にここまで大きなことを任せていただいたこと、経験できたことはこれからの自分の糧になると思います。競技会は終わってしまいましたが、これからもたくさんの方から愛される福島大学陸上競技部であるよう精進していこうと思います。
たくさんのご参加、ご協力、ありがとうございました!!」


感謝の気持ちを持って練習に励みましょう!
4年間、お疲れ様でした!
記録会委員4年の安部に話を聞きました。
今の気持ちをお願いします。

安部「120回と長い歴史を紡いできた福島大学トラッククラブ競技会が終了となりました。この伝統ある競技会の最後の年に、記録会委員として携わることができたのは、とても誇りに思います」

私たちの代で最後になってしまったのは悲しいですね。
記録会委員での思い出をお願いします。

「記録会委員での活動を通じて、要項を作成したり、タイムテーブルを作成したり、エントリーリストを作成したり、その他諸々、多くの準備をもってしてやっとひとつの競技会を開催できているのだなと身に染みて実感することができました。特に4年目は、最上級生として責任のある立場だったため、怒涛の毎日を過ごしていました。ともに尽力してくれた相方には感謝の気持ちでいっぱいです。こういったように、競技会の運営の大変さを知ることができたからこそ、試合への感謝の気持ちが増しました。その結果、運営をしながらも何度も何度も自己ベストを更新することができ、心身ともに成長させてくれた競技会だったと思います。また、この競技会に参加をしてくださる人たちの生き生きとした姿、特にコロナ禍で多くの競技会が開催できない中で、この競技会に参加をしてくださった選手の姿を見て、この競技会を開催することが、多くの人にとっても意味のあるものだったのだと感じました」

多くのことを学び、成長させてくれた競技会でしたね。
最後に一言お願いします!

「いつかまたこの福島大学トラッククラブ競技会が行えるようになったら、ぜひとも選手として、そして後輩たちのお手伝いができるように楽しみにしていきたいなと思います!」

またいつか、福島大学陸上競技場で競技会を開催できる日が来ると嬉しいですよね!楽しみにしていましょう!
ありがとうございました。
次に、最後の記録会で見事自己ベストを更新した4年の上村(康)に話を聞きました!

上村(康)「今回のTC記録会では、200mに出場し、自己ベストを更新することができました。120回続いた歴史あるTC記録会のラストであり、東北インカレのリハーサルとして臨んだレースで、一定の成果を上げることができて良かったです。レース前に吉田監督からアドバイスをいただき、それを少しだけですが、ものにできたことができたことが要因だったと思います」

レース直前まで行った調整の成果が発揮されたんですね!

「目標の20秒台に向けて、課題は明確です。東北インカレまでは、そうした課題と向き合ってクリアしていきます。そうしていけば、自ずと100m共々記録が期待できる状況になると思います。2週間抜かりなく練習を継続し、東北インカレでは20秒台で走り抜けようと思います。これで、福島大学陸上競技部男子200m歴代3位タイ。この記録に嬉しいという気持ちはないので、まだまだ上がっていきます」

このまま気を抜かずに東北インカレでも自己ベストを更新できるよう、これからの練習も頑張っていきましょう!
ありがとうございました!

課題を解決し、目標達成へ!

貴重な経験を自信に変え、最終調整!
次に4年の齋藤(ひ)に話を聞きました!最後の記録会、どのようなレースになりましたか?

齋藤(ひ)「女子3000mに出場し、10分33秒98で自己ベストでした。コンディションもよく、後ろから追われる展開だったため、苦手な中盤も垂れることなくラストも上げ切って走り切ることが出来ました。しかし苦しくなると腰が落ちてしまうところはまだ修正が必要だと感じました。とはいえ今月だけで2度ベストを更新できているので、かなり良い調子だと思います」

良い調子でシーズンを迎えられているのですね!TC記録会ではどのような経験をしましたか?

「東北インカレ前、そしてラストTC記録会にふさわしい結果だったと思います。記録会にはたくさん思い出がありますが、どのレースもどの補助員の仕事も貴重な経験値であり、今の自分の自信に繋がっています。このまま調子が維持出来るよう、気を引き締めて最終調整していきたいです」

気を引き締めて、次の試合に向けて頑張っていきましょう!
ありがとうございました!
続いて、200mで自己ベストを更新した2年の備前に話をききました。
自己ベストおめでとうございます!

備前「今回の記録会では200mで0.01秒ですが、自己ベストを更新することが出来ました。少ししかタイムは伸びていませんが、動きは段々と良くなってきているので、この調子で練習を継続していきたいと思います」

更に自己ベストを更新できるように、練習頑張りましょう!

「その一方で、専門の400mでは思うようなレースが出来ませんでした。東北インカレで良い記録を残すためにも走りを改善して、目標を達成できるように頑張ります」

今の調子を更に高めて、東北インカレで活躍できるように頑張りましょう!
ありがとうございました。
 
順調に調子を上げていく!
4年生と3年生が選ぶ思い出のTC
福島大学トラッククラブ競技会は、これまで120回という長い歴史の中でたくさんのドラマがありました。学生のみで運営するこの協議会は、ただ出場するだけの大会とは違った思い出が多く生まれます。そんななか、競技、運営を含めてより多くの経験をしてきた3・4年生に思い出に残っている大会について聞いてみました! 
始めに、4年の林に話を聞いてみました。
ずばり、思い出のTCはいつですか?

林「私が最も印象に残っているのは2021年8月9日に行われた第97回目です。2年前なのですが、調べてみたら100回に到達していなかったため驚きました。この年、私は全日本インカレの標準記録を狙い800mに出場していました。この日は出場をかけて記録にチャレンジする最後の機会だったこと覚えています。OGの中村さんがレースを引っ張ってくださり、ラスト200mで『林!行ける!頑張れ』と声をかけて貰いました。また、仲間にもたくさんの応援をして貰いました。結果的には0.8秒届かず出場はなりませんでした」

悔しかったからこそ強く印象に残っているのですね。
 
たくさんの思いを胸に次の大会へ!
 「はい、とてもとても悔しかったです。大学2年生の年は800mに力を入れていて、練習も800mに向けて行っていました。短長のメニューとはまた違った辛さがありました。この1年があったから、このTCのおかげで私はまた一つ強くなれたと思っています。今回で終わってしまうのは残念ですが、最後は多くのOBの方々も駆けつけてくださり、様々な人の記憶に残っている競技会だったのだと感じました。今後開催される大会一つ一つを大切に、また開催に携わる全ての方に感謝して参加していきたいです」

この経験が今の強さの根源になっているのかもしれませんね。周りへの感謝を忘れず、残りの大会も頑張っていきましょう!
ありがとうございました!
 
お世話になった方々のため、更なるベスト更新へ!
 続いて、3年の小泉に話を聞きました!
思い出深い記録会を教えてください!

「僕が1番思い出深いTC記録会は、2021年6月19日(土)に開催された第95回大会です。この大会には私の地元、宮城の棒高跳チームである佐沼PVCの方々も出場してくださりました。地元での試合の雰囲気があり、とても楽しかったのを覚えていますまた、皆さんのおかげもあり、当時の自己ベストである4m80を跳ぶことができました」

やはり、自己ベストを更新した記録会は覚えていますよね!

「私は中学校1年生から棒高跳をしています。それから今に至るまでにお世話になった方々と出場、そしてその方々の前で自己ベストを更新できた第95回大会は私にとって特別な大会となりました」

お世話になった方々との出場、そして自己ベスト更新はとても良い思い出ですね!
ありがとうございました。
 次に4年の千葉に聞いてみましょう!
今回、最後のTC記録会になりましたが、これまでの記録会をみて、どうでしたか?

千葉「120回という歴史あるTC記録会に出場するのみではなく、運営なども経験できたこと、非常に嬉しく思います。様々な選手が出場され、かなり賑やかなTC記録会だったと感じています。また、再会出来ることを願っています」

TC記録会は、福島大学陸上競技部の強みでもありますよね!
あなたが思う名場面などはありますか?

「僕が1番記憶に残っている名場面は、1年生の頃に行った第89回のTC記録会です。男子4×100mRが良い記録を狙い、1日に3本のレースをしていたこです。当時、1回の競技会で3回も4×100mRのレースを行っているのを初めて見て、リレーメンバーのタフさに衝撃を受けました。最後に良い記録を出して、喜んでいたのを見て感動しました!」

あの記録会はすごく印象的でしたね!
ありがとうございました!
 次に3年の谷口に話を聞いてみました。これまで競技会を行ってきて、どのような思いがありますか?

谷口「第93回から第120回まで記録会委員として福島大学トラッククラブ競技会の運営に携わることができました。高校まで多くの競技会に参加してきましたが、まさか自分が運営する側になれるとは思ってもいませんでした。運営する側になり競技会を開催するためには驚くぐらいたくさんの人の協力と準備作業あることを知りました。そして、競技会を開催することのできる福島大学陸上競技場は素晴らしい環境であると改めて感じました」

競技会を運営してきた事こそが、深い思い出になっているのですね!

「運営する側になり学べたことを忘れず、今後も他の競技会に参加するときは開催していただけることに感謝して走りたいと思います。貴重な経験をありがとうございました。また、福島大学トラッククラブ競技会が開催できる日が来ることを楽しみにしています」

貴重な経験を忘れず、感謝の気持ちを持って走っていきたいですね!
ありがとうございました!
TC記録会 最後の記憶
 
TC記録会にはキッズの部がありました。
 
記録会委員の裏側
記録会、全ての情報がここに集まる。
 
100mスタート地点
レース前の笑顔!
 
命綱である青コード
各スタート地点と運営本部を繋ぐ
 
400mレース前
緊張感が伝わってくる1枚
 
責任感とタイミングが求められる
最後のスターターを務めた4年の佐々木渉
新入生紹介Part3!
 今年度入部した新入生を紹介していきます!
新入生紹介Part3です!
これからの活躍に目が離せません!
写真 名前 出身/出身校
学類 所属ブロック
種目/自己ベスト
抱負
菅原 稜太
スガハラ リョウタ
山形県/山形中央
人間発達文化学類/スポーツ健康科学コース 短短ブロック
100m/10.81
200m/21.73
強くなります。
初めに、山形県出身の菅原に話を聞いてみました!

菅原「山形県東根市から来ました菅原稜太です。東根市はサクランボやリンゴをはじめとする果樹の栽培が盛んで、サクランボの生産量が日本一を誇る果樹王国です。また、山形はラーメンの消費量が日本一の街であり、美味しいラーメン屋さんがたくさんあるので、ぜひ一度いらしてください!」

山形県のさくらんぼ、とっても美味しいですよね!
大学での目標を教えてください!

「大学での目標は、100mで10秒6台を出すことです。高校時代に出したかった10秒6台という夢を叶えるために1から鍛え直し、自身の課題を改善できるように頑張っていきます」

とてもいい目標だと思います!
これから一緒に頑張っていきましょう!
ありがとうございました!
次に、宮城県出身の鈴木(惺)に話を聞いてみました。

鈴木(惺)「宮城県仙台市から来ました。鈴木惺太です。仙台市も駅から離れれば自然がたくさんあるのでぜひ足を運んでみてください」

どんな自然があるのかぜひ行ってみたいです!
大学での目標を教えてください。

「今年から110mHに絞って競技を続けていくため、一つずつ確実に成長していき14秒台を出せるようにこれから努力していきたいです。すこしでもはやく先輩方に追いつけるように頑張りたいです」


一緒に成長していきましょう!
ありがとうございました!
鈴木 惺太
スズキ セイタ
宮城県/仙台東
人間発達文化学類/スポーツ健康科学コース 短短ブロック
110mH/15.53
少しでもはやく先輩方に追いつけるよう頑張ります。
 
藤田 憩
フジタ ケイ
宮城県/仙台育英学園
人間発達文化学類/スポーツ健康科学コース 跳躍ブロック
三段跳/14m83
走幅跳/7m07
満足のいく跳躍が安定してできるように頑張ります。
次に、宮城県出身の藤田に話を聞いてみました。

藤田「宮城県仙台市から来ました。藤田憩です。宮城といえばずんだやこけしで有名ですが、私はとても牛タンが好きです!福島駅から在来線で1時間半ほどで仙台に行けるので、ぜひ牛タンを食べに来てください!」

私も仙台の牛タンが大好きです!
趣味を教えてください!

「趣味はバイクでツーリングに行くことです。最近福島にきて行ってみたいところが多くあるので、4年間で色々な場所に行きたいと思います!」

猪苗代湖周辺がおすすめです!ぜひ行ってみてください!
ありがとうございました。
編集後記

喜久福が一番おいしい!(鈴木)

いや、萩の月でしょ!(藤野)

焼きまんじゅう一択です。(神山)

いえいえ、僕は支倉焼派です。(藤田)