第1070 2023/08/17
第45回北日本学生陸上競技対校選手権大
~宮城県で熱戦が繰り広げられる!~
8月10日~12日に、弘進ゴムアスリートパーク仙台にて、第45回北日本学生陸上競技対校選手権大会が開催されました。今シーズン2回目の対校戦で、男子は64点で総合4位、トラックは43点、フィールドは21点でどちらも4位でした。女子は89点で総合3位、トラックは69点で2位、フィールドは20点で3位でした!今大会の結果について、3位までに入賞した選手、自己ベストを更新した選手に話を聞きました!
まずはじめに4×400mRに出場した林に話を聞いてみましょう!

林「4×400mRに出場し、3分52秒68で3位でした。暑さもある中、各々の個人種目もこなしながらのレースとなりました。3位に入賞できたことは良かったと思いますが、このままでは戦えない、変えていかなければならないと思い知らされる結果となりました」

具体的にはどういったところを変えていきたいですか?

「特に感じたのは個々のレベルアップとチーム力を高めることです。それぞれが走力を上げ、速く走れるようにならないと全日本インカレでは戦えません。また、チーム力という点では誰が走っても大丈夫という状態が理想だと感じました。マイルリレーは他と違い2走からオープンレーンとなります。その特殊さも活かし競り合いながらタイムを上げていきたいです。全日本インカレまで残り1ヶ月となりました。その中でできることを行い、切磋琢磨し合いながら練習していきます!」

悔しい結果となり、気合を入れ直すきっかけになったようですね。残り1ヶ月練習頑張りましょう!ありがとうございました!

3位入賞を果たしたマイルリレー!

このレースの悔しさをばねに!
次に400mで3位に入賞した奥山に話を聞いてみました。今回の試合はどうでしたか?

奥山「400mに出場し、3位という結果で終わってしまいました。今大会では優勝を狙っていたため、悔しい気持ちでいっぱいです。昨シーズンの反省を生かし、ただ走るだけでなく、自分なりにレースプランやレース展開を考えて試合に臨んだのですが、なかなかうまく走ることができませんでした」

悔しさの残る試合になってしまったのですね。

「はい。今大会は反省すべき点がたくさんありました。もう負ける試合はなしにしたいので、死ぬ気で練習に励みたいと思います。また、全日本インカレまで残り1ヶ月なので、やり残しのないように自分を追い込んでいきたいです」

悔しさをばねに頑張ってください。
お疲れ様でした!
次に4年の香川に話を聞いてみました。
走ってみての感想を教えてください!

香川「400mHに出場し、1分01秒54で3位でした。
予選では前半の流れと歩数の切り替えのところを意識し、前半はブレーキがかかってしまい、加速したスピードを上手く使えていなかったため、決勝では前半はブレーキをかけずにスピードに乗って走ること、後半は歩数が増えるので刻んで走ることを意識して臨みました」

予選の走りを分析し、決勝に臨んだようですね。レースプラン通りに走ることはできましたか?

「前半の走る感覚は良かったのですが、後半は思うように上げることができなかったと感じました。前半のスピードを活かして後半に繋げられるようにしていきたいです。そして、自己ベストの1分00秒11を更新し、59秒台で走れるように、試合を想定して練習に取り組んでいきます」

良かった点、課題だと思った点それぞれだったようですね。次こそ自己ベスト期待しています!お疲れ様でした!

59秒台を狙う!
(香川は写真中央、右は上村)


自己ベストを狙う助走!
次に、3年の平原に話を聞きました!
今大会はどうでしたか?

平原「男子棒高跳に出場し、4m80で1位という結果でした。始めの高さから跳べる高さをしっかりと1本でクリアし、自分の流れを作ることが出来たと感じました。大学に入って初優勝でしたが、自己記録更新も狙えた試合だったので、悔しさが残る結果となりました」

まだまだ伸び代がありますね!
今後に向けてどのような事に取り組んでいきますか?

「ポールを立てる技術をはじめ、跳躍の技術を見直し、まずは4m90を跳び切ることを目指して修正していこうと思いました。また、より固いポールも使えるようにし、5m台の記録を出すことが出来るようにしていきます」

目標に向かい頑張りましょう!
ありがとうございました! 
 次に、3年の小泉に話を聞きました!
今大会の結果を教えてください!

小泉「男子棒高跳に出場し、4m70で2位でした。自己ベストから遠い記録で、技術的にも練習してきたことを発揮することができず、安定しない跳躍となりました。
しかし、これまで使用していたポールよりも長く硬いものを使用して試合をすることができた点は良かったと思います」


新たな挑戦ができた試合となったのですね!
これからはどのように練習に取り組んでいきますか?

「全日本インカレまで残り1か月となりました。今回使用したポールを試合開始から使用できるようにし、しっかりと戦うことができる準備をしていきたいと思います」

しっかり準備をしていきましょう!
ありがとうございました!
 
全日本インカレに向けて調整を!

一丸となってチームベストを目指す!
 次に4×100mRで3位入賞した3年の藤野に話を聞きました!

藤野「今回の北日本インカレでは、4×100mRに出場し3位でした。東北インカレからタイムを縮めることはできたものの、私たちの目標である全日本インカレの標準記録には程遠い結果となってしまいました。これまでの先輩方の功績がある中このような結果を残してしまい、悔しさでいっぱいです。伝統を繋いでいけるように、更に強くなっていきたいです」

悔しい気持ちを忘れないようにしましょう。
これからの目標は何ですか?

「全日本インカレへの切符を来年こそは必ず獲得できるように、改めて4×100mRに向き合っていきたいと思います。走力を高めることはもちろん、各バトンタイムの記録を向上させることができるように、分析・練習を重ねて、全日本インカレで戦うことができるようなチームにしていきたいです。今回の悔しさを忘れることなく、伝統を繋いでいけるように努力を積み重ねていきたいです」

更に強いチームになっていけるように頑張りましょう!
ありがとうございました。
次に三段跳で自己ベストを更新し、3位に入賞した藤田に話を聞いてみました!今回の跳躍はどうでしたか?

藤田「今回、僕は走幅跳と三段跳に出場させていただきました。三段跳では3位という結果でした。自己ベストを出すことができ、また表彰台にも上ることができたのは良かったと思います。ただ、ベストを出したのは5回目の跳躍で、それ以外はあまり良い跳躍と言えるものではありませんでした。最初の3回のうちに良い跳躍ができていれば試合展開も少し違うものになったと思います」

おめでとうございます!ですがまだ課題はあるようですね。今後に向けて一言お願いします!

「全日本インカレでは今以上の跳躍を初めのうちからコンスタントにできなければ通用しません。そのため、今後はホップからステップの動きに磨きをかけ、跳躍の精度を高めていきたいと思います」

全カレの活躍に期待がかかりますね!頑張ってください!

自己ベストで3位となった藤田!

笑顔で決めポーズ!
(進藤は写真左)
次に棒高跳に出場し、2位となった進藤に話を聞いてみました。試合を振り返ってどう思いますか?

進藤「今回、女子棒高跳に出場して3m10で第2位という結果でした。3m10まで一本で跳び切ることができたことが良かったです。跳躍については、ポールを起こしていく意識を持ち、意識したことがうまく動きにつながったと思います。しかし、次の高さを成功していれば、途中までの暫定順位が一位だったこともあり、優勝することができたという場面で跳躍が固くなってしまい、勝つことができませんでした。これからの試合では勝ちにこだわるという部分において強い意志を持って取り組みたいです。」

進藤としては悔しい結果だったのですね。
今大会で課題など、見つけることができましたか?

「これからは、勝負に勝てる実力をもって試合に臨めるよう、体力面、精神面、技術面それぞれ強化していきたいと思います。
跳躍の流れはいいイメージを掴むことができたので、今回足りないと感じた助走スピードや体の使い方などを強化したいです。また、安定していい跳躍を行えるように走力や筋力をつけていきたいと思います」

力強い跳躍ができるよう、頑張っていきましょう!
 次に400mHに出場し、自己ベストで第3位となった鎌田に話を聞いてみました。
今大会はどのような走りができましたか?

鎌田「今回の北日本インカレでは、全日本インカレの標準タイムも視野に入れて自己ベストを予選から狙って走りました。準決勝では、自己ベストを大幅に更新でき、標準記録にもかなり近づけることが出来たのでとても嬉しかったです。今回の試合の中で、予選、準決勝では、1台目の入りがうまく合わなく2台目以降の走りに繋げることができませんでした。しかし、決勝では朝の段階で足の疲労感、体のコンディションを確認し、SDの足を変えたり、出力を変化させたりして自分なりの感覚を掴んでから臨むことができました。その結果、前半のハードルではあまり離されないレースをすることができ、後半で挽回して3位入賞までたどり着くことができました。レース全体として最後まで粘りのある走りが出来、自分の得意分野である後半の走りで6位から3位まで上げることができたのは大きな一歩になりました」

大きな成長となる北日本インカレになりましたね!次の目標を教えてください!

「今回のレースを踏まえて、自分が行いたい走りをできる時とできない時の波が激しく、タイムも安定していないことが課題だと思いました。ただ走力だけに焦点を合わせるのではなく、今回走って気づいた技術面にも集中して取り組みたいです。次の大会では、51秒台をただ出すのではなく常に出せるようにし、自分の自信に繋げられるようにしたいと思います」

技術も磨いてこれからも自己ベスト更新を目指していきましょう!
 
ラストスパートをかけて自己ベストを狙う!
(鎌田は写真一番左、青木は右から2番目)
自己ベスト更新!!
次に4年の齋藤(ひ)に話を聞いてみました。
ずばり、走ってみてどうでしたか?

齋藤(ひ)「1500mに出場し、4分42秒90でわずかですが自己ベストを更新しました。理想的なペースで300mを通過した後、中弛みすることなくラスト1周まで持ち込む展開となりました。また、自分の走りをすることが出来てもタイムには満足しておらず、表彰台が見えているのに届かなかったことが悔しいです。目標としているタイムには着々と近づいてきているので、腐らずコツコツと練習に取り組もうと思います」

イメージ通りの走りはできたようですね。
目標に近づけるために具体的に取り組みたいことはなんですか?

「昨年の全カレのタイムをようやく上回ることが出来ましたが、入りのペースであったりラスト1周の上がりのキレであったり、課題としていた部分は修正出来ていないので、次のレースでは改善できるようにします。また、積極性や勝負勘といった経験値が物を言う部分で、イマイチ成績を伸ばしきれていない要因だと思います。これまでのレースをより分析して、よりレベルアップした状態・自信を持った状態で秋シーズンを迎えたいです」

課題を克服し、更なるタイム更新を目指して頑張りましょう!ありがとうございました!
 
さらなるタイム更新を目指す!
(齋藤は写真左、写真右は大友)

最初の種目で追い風を!
(安部は写真中央、左は大石)
次に4年の安部に話を聞いてみました。
自己ベスト更新おめでとうございます!

安部「ありがとうございます!今回の北日本インカレでは、対校男子1500mと対校男子3000mSCに出場をしました。結果は、1500mでは4分01秒20で第4位、3000mSCでは9分24秒99の自己ベストで第3位になり表彰台に上がることができました。両種目とも、目指していたところまであと僅かのところだったので、これまでの成績と見比べても確かに成長は感じましたが、それ以上に悔しさも残る大会でした」

両種目とも今年急成長にしているように思いますが、まだまだタイムを縮める余地はあるようですね。
対校戦としてはどうでしたか?

「対校戦に挑む一員として、チームに11点を持ってこれたことは素直に嬉しく思います。そして今回の中・長距離種目は朝早くの試合だったので、その日の後に続く選手たちのやる気を掻き立てるような走りをすることができたのかなと思います。全日本インカレの夢は潰えてしまいましたが、これからも限りある時間の中で自分自身の潜在能力を最大限に出し切れるように、そして全日本インカレに出場する選手たちの活躍に見劣りしないように、練習に励んでいきたいと思います」

その走りに鼓舞された学生も多かったことでしょう。残りの試合も頑張っていきましょう!ありがとうございました!
 次にハンマー投に出場し自己ベストを更新した2年の米澤に話を聞いてみました。初めての北日本インカレはどうでしたか?

米澤「今回ハンマー投、砲丸投に出場し、ハンマー投では45m17で自己ベストを更新することができました。高校生の時はハンマー投を専門としており、4回転で投げていましたが、3回転に変更して今回挑みました。しっかりと3投目で記録を出すことができ、久しぶりにすっきりとした投げをすることができました」

自己ベスト更新おめでとうございます!試行錯誤して取り組んだ結果が自己ベストに繋がっていて素晴らしいと思います!今後の練習ではどのようなことを意識して取り組んでいきたいですか?

「しかしまだまだ未熟なので4回転がしっかりと回れるように戻していき、50m台を狙っていきます。砲丸投は気持ちが先行してしまい、結果は良くなかったので、自分のやる気の温度は強火がいいのか、弱火がいいのか、中火がいいのか、しっかりと練習でも意識していきます」

50m越えのビックスローを楽しみしています!ありがとうございました!
 
3回転で挑戦!
 
チームの力で自己ベスト更新!
 次に走高跳で自己ベストを更新した佐藤に話を聞きました!試合を振り返ってみてどうでしたか?

佐藤「走高跳に出場し、1m85cmで自己ベストでした。僕は入賞をしてチームの力になることはできませんでしたが、自己ベストを出すという自分にできる精一杯のことはできたと思っているので、この大会には満足しています。ただ自己ベストを跳べただけでなく、今後に繋がる良い感覚と課題を見つけることができたので、良かったです」

チームのために頑張ってくれた佐藤くん!まだまだこれからの成長が楽しみですね!
自己ベストを出した瞬間、どう思いましたか?

「実は4年ぶりの自己ベストで、『ようやく出たか』という気持ちでいっぱいです。記録としてはあまり誇れるものではないかも知れませんが、1人の陸上競技選手としては正直泣きたいくらいです。
それと同時に、この成績は福大陸上部が与えてくれた流れと力によるものだと感じています。このような僕でも自己ベストが出せたのは福大陸上部の力です。感謝しています。
今後も自己ベストを更新して、点数としてチームに貢献できるように頑張っていきます」


これからの佐藤の活躍に期待がかかりますね!頑張っていきましょう!
 次に砲丸投で自己ベストを更新した1年の鈴木(惺)に話を聞いてみました!どうでしたか?

鈴木(惺)「今回の北日本インカレで男子砲丸投に出場して10m87cmで自己ベストでした。自己ベストではありましたが、まだまだ記録を伸ばせる要因がたくさんあるように感じました。動きとしても納得いくものではなかったですが、この状態でも自己ベストを更新できたことをプラスに捉えていきたいです。ただ、ベストを更新してもベスト8に残ることができなかったため、大きな力の差を感じました」

自己ベストも更新し、伸び代も感じることができる試合でしたね!
では、どのようなことが課題ですか?

「技術以前に根本的なパワーなどから差を感じたため、基礎的部分を向上させるトレーニングに力を入れていきたいです。今回の北日本インカレでは他の種目でも似たようなことがあったため、一度基本に立ち返ってトレーニングを積んでいきたいです。応援ありがとうございました」

ありがとうございました!トレーニングを積んで更なる自己ベスト更新を狙っていきましょう!
 
伸び代を感じた投擲!
編集後記
みんなの活躍かっこよかったです!(林)

次の対抗戦まで練習を頑張ります!(木幡)

北日本インカレに出場した選手の皆さんお疲れ様でした!(馬場)

まだまだ練習頑張ります!(赤坂)