第1075 2023/09/18
天皇賜杯第92回日本学生陸上競技対校選手権大会
~熊谷の地で10名の選手が躍動~
9月14日(木)~9月17日(日)の日程で、埼玉県熊谷文化公園陸上競技場にて天皇賜杯第92回日本学生陸上競技対校選手権大会開催されました。福島大学から10名の選手が出場し全国の舞台で堂々と戦ってきました!早速出場した選手に話を聞いてみましょう!
最初に400mHに出場した4年の青木に話を聞いてみました。今年の全日本インカレはどうでしたか?

青木「僕は400mHに出場しました。会場に行ってまず感じたことは、熱気の高さです。今年から集団応援が可能となったため、どの大学も応援に力を入れていました。特に関東圏の大学は、選手以外の部員も会場に駆けつけ応援を行い、本当にお祭りのような雰囲気でした」

ライブ配信でも伝わる応援の熱気だったので、会場はもっと凄かったと思います!
400mHはどうでしたか?

「レースに関しては、予選で敗退となってしまいました。調子もよく、これまでで最もレースを意識した練習を積めていながら、自己ベストを出せなかったことが悔やまれます。前半で作った良い流れを後半に活かせず、ホームストレートで失速してしまいました。これで全日本インカレは終わってしまいましたが、シーズンが終わった訳ではありません。残り少ない試合を、ひとつひとつ明確な目標を持って戦っていきたいです」

今シーズンの試合も残りわずがですが、最後までしっかり頑張っていきましょう!
ありがとうございました!

残りのシーズンまでしっかり目標を持って!

沢山の方々パワーをもらった奥山の力強い走り!
次に400mHと4×400mRに出場した4年の奥山に話を聞きました。全日本インカレを終えて、話を聞かせてください。

奥山「最後の大舞台である全日本インカレは、不甲斐ない結果で終わってしまいました。昨年、『来年こそは!』と決勝で走る目標を掲げ、この1年間練習を行なってきましたが、何も成果を残すことができませんでした。どれだけ後悔しても来年がないことが本当に悔しいです」

悔しい結果で終わってしまったのですね。

「400mは準決勝落ち、4×400mRは予選落ちと、決勝に駒を進めることはできませんでしたが、陸上部の仲間たちや、家族、恩師、友達、本当に沢山の人の応援が力になりました。期待に応えられるような結果を出せなくて申し訳ない気持ちでいっぱいですが、4年間直向きに陸上を頑張れなかったことが今回の結果に繋がったのだと思います。後輩たちには後悔で終わって欲しくないので、引退まで伝えていけることを残すことなく伝えたいと思いました。沢山の応援ありがとうございました」

沢山の方々からパワーをもらって走り抜いた全日本インカレだったのですね。お疲れ様でした。
次に100mに出場した4年の上村(康)に話を聞いてみました。個人種目初めての全日本インカレはどうでしたか?

上村(康)「4年目にして初めて個人種目で出場した全日本インカレは、男子100mに出場し、10"66で予選敗退でした。向かい風の中でのセカンドベストではありますが、調子も悪くはなく、10"3~4台を狙っていたので、タイム的には物足りないという印象です。ただ、北日本インカレから時間をかけて練習を重ねたスタートから加速の部分を、本番でしっかり決めることができたという点は良かったかなと思います。反省点はありますが、後悔のないレースになりました」

後悔のないレースが出来たのですね。
何か後輩たちに向けてメッセージはありますか?

「今回の全日本インカレでは、福島大として良い結果を納めることはできませんでした。過去に数多くのOB.OGの方々がこの舞台で優勝や入賞をしていたと考えると不甲斐なさを実感します。ただ、ここで腐っていても、伝統を引き継ぎ、新しい歴史は創ることはできないと思います。まずは、今大会に出場した学生が変わっていくこと、そしてチームを変えていくことが必要になると思います。今大会の経験が、1年後、2年後、3年後に花開くように、引退するまでその日まで、チームに良い物を残すことができたらなと思います。今大会での福島大へのご声援、本当にありがとうございました! 」


全日本インカレでの経験がより良いものになるように一緒に頑張っていきましょう!お疲れさまでした!
 
練習の積み重ねが生んだ、素晴らしいスタート!
(上村康介は写真右端)
 
全日本インカレの経験をチームへ!
 次に400mHと4×400mRに出場した4年の上村(未)話を聞いて見ました。今年のインカレの感想を教えてください!

上村(未)「今回、400mHと4×400mRに出場させていただきました。昨年に引き続き2つの種目に出場することができ、とても嬉しく思います。しかし、結果としては400mHは準決勝敗退、4×400mRは予選敗退となってしまいました。昨年の全日本インカレで、来年はここに戦えるようになって戻ってくると心に決めて1年間練習に取り組んできました。辛いことや苦しいことがあっても逃げ出さずに陸上に向き合ってきましたが、それでも自分達にはまだまだ多くのことが足りていなかったと痛感しました。試合は課題を見つける場所ではなく、今までの成果を発揮して喜ぶ場所ですが、今回それが出来なかったことが心残りです。しかし、まだ今シーズンは終わってないので、全日本インカレで出来なかったこと、やり遂げられていないことを出来るようにしたいと思います」

全日本インカレにかけてきた想い伝わりました。

私達4年生のインカレはここで終わってしまいましたが、この悔しい経験や想いは自分の中にとどめておくことなく、しっかりチームに還元し、来年からはもっともっと戦えるチームとなるように残り少ない試合や練習で伝えていきたいと思います!吉田監督や木次谷先生、主務さんを始めとするたくさんのご支援、ご協力本当にありがとうございました!」

多くの支援や応援があってこその全日本インカレだったのですね。強いチームになって行きましょう!お疲れ様でした!
次に、400mHと4×400mRに出場した4年の香川に話を聞きました。最後の全日本インカレ、結果はいかがでしたか?

香川「400mHと4×400mRに出場し、400mHは1'01"77、4×400mRは3'50"21でした。今まで練習してきたことを信じて臨みましたが、どちらも次のラウンドに進むことができず、悔しい結果となりました。400mHの後半はより強い気持ちを持って走り、3着に入れそうな位置にいましたが、最後まで力が持たず、自分の弱さを痛感しました」

悔しさが残るレースとなったのですね。
4×400mRはどうでしたか?

「4×400mRは4走で、みんなの思いを引き継いで走りました。前を追って全力で走りましたが、他の選手も全力で走っているため、本当に強くなければ追い抜いて勝つことはできないと感じました。
全日本インカレは終わってしまいましたが、まだ自己ベスト、チームベストを更新できるチャンスはあるので、支えてくださる方々に結果で恩返しができるよう、最後まで全力で取り組んでいきます。たくさんの応援とサポートをありがとうございました」


ラストシーズンも仲間と最後まで駆け抜けていきましょう!
ありがとうございました!
 
最後まで結果で恩返しを!
 
競技者としてではなく人間としても成長できた大会に!
 次に4×400mRのメンバーとして参加した4年の林に話を聞いて見ました。
今年の全日本インカレはどうでしたか

林「今回私は全日本インカレで走ることは叶いませんでした。走れないということが私の今の実力です。悔しい気持ちはもちろんあります。しかし、競技者としてだけではなく人間としても大きく成長できた大会であったと思います」

具体的にどういった成長がありましたか?

「大会前私はなかなか自分の調子が上がらず、焦りと不安でいっぱいでした。それが走りに出てしまうほどに。そこで吉田監督から『こんな気持ちで大会に臨むことは今後ないことで、それは林にとって大きな経験となるよ』と言葉をかけて頂きました。確かにそうだなと思い、後はできることを最後までやり通すだけと覚悟ができました。結果的には私が走ることはありませんでしたが、メンタル面でも考え方という部分でも私にとって大きなターニングポイントになったと思います」

悔しい気持ちもあったでしょうが、それを自身の成長に繋げることができたようですね。

「はい。私の最後のインカレは終わってしまいましたが、競技者とはまた違った視点で大会を感じられました。それを下級生たちにしっかり伝え強いチームを作って欲しいです。ですがまずは残りの少ない試合を精一杯頑張ります!」

強い、勝てるチームにしていきたいですね。
最後まで駆け抜けましょう!ありがとうございました!
次に、男子棒高跳に出場した3年の小泉に話を聞きました!初めての全日本インカレではどのようなことを感じましたか?

小泉「今回、男子棒高跳に出場させていただきました。僕にとって4年振りの全国大会となりましたが、これまでの全国の舞台と全く違うように感じました。これが全日本インカレなのだと思い知らされました」



やはり大学生の全国の舞台はレベルが違いますね。

「今回戦った選手たち、特に上位入賞を果たした選手たちは、棒高跳の技術のみではなく様々な部分において僕よりも力がありました。
今回得た経験を今後に繋げ、来年もまた全日本インカレという舞台に立ち勝負できるように練習に励んでいきたいと思います」

経験は力になります!これから始まる冬季練習、頑張っていきましょう!
ありがとうございました!
 

今回得た経験を今後に繋げる!

1年生ながら堂々とした走り!
次に400mと4×400mRに出場した1年赤坂に話を聞きました。全日本インカレはどうでしたか?

赤坂「今回、全日本インカレで400m、4×400mRに出場させていただきました。400mはシーズンベストを出すことができましたが、納得のいくレースではありませんでした。目指していた決勝の舞台でも戦うことができず、悔しい結果となりました。4×400mRでも自分の実力不足が痛感できました。今回全日本インカレで得た経験を活かし、来年リベンジしに行きます」

悔しい結果となってしまったのですね。来年までどのようにしていきたいですか?

「来年のためにこの悔しさを忘れず、また日々の練習に励んでいきたいと思います。そして、この全日本インカレは私にとって大きなものとなりました。ここから変わっていけるよう頑張っていきたいと思います。応援、サポート、ありがとうございました」

来年もまた頑張ってください!お疲れ様でした!
次に三段跳に出場した1年の藤田に話を聞いてみました。初めての全日本インカレはどうでしたか?

藤田「男子三段跳に出場させていただき、14m73で26位という結果でした。初めての全日本インカレでしたが、緊張せず助走も安定させることが出来ました。直前にハプニングもありましたが、落ち着いて競技に臨めたと思います」


そんなことがあったのですね。
出場してみてどうでしたか?

「まずは他大学の応援が力強く、驚きました。やはり全日本インカレは他の大会とは雰囲気が全く異なり、特別なものであることを身をもって感じました。今回の失敗のこともあり、競技はもちろんのこと、行動でもチームを引っ張れるような存在になりたいと強く思えた大会でした」

初めての全日本インカレ、お疲れ様でした。
ありがとうございました!

競技面だけでなく、
行動でもチームを引っ張っていける存在に!
 次に、100m、200mに出場した3年の藤野に話を聞きました!
どのような試合になりましたか?

藤野「100m、200mに出場させていただきましたが、不甲斐ない結果に終わってしまいました。不調に悩みながらも、スタートラインに立って戦いたいという思いを受けとめてくださり、この舞台で走らせていただきました。悔しい気持ちと、それ以上に情けない気持ちでいっぱいです。全日本インカレで戦うために、結果を残すために日々努力を惜しまなかった選手しかいない中、自分自身を考えてみると、ものすごく弱いと感じました。全日本インカレで戦う選手はどのような努力をしているのか、応援してもらえるような選手はどのような人なのかをしっかり考えた上で、今回の悔しい気持ちを無駄にしないように、日々貪欲に練習に励んでいきたいと思います」

今回の貴重な経験を無駄にすることのないように日々の練習に取り組んでいきたいですね。

「今回の全日本インカレでは多くの方々のご支援・ご協力があり、選手が試合に集中することができる幸せな環境を作ってくださいました。私達選手のために全日程、朝早くからサポートしてくださった監督、OBの先生、主務さん。現地まで応援に来てくださったOB・OGの方々。配信を見て応援してくれていた家族、仲間。そんな多くの人の存在があったからこそ、選手としてみんなが自信を持って走れたのだと思います。来年また同じ舞台で走ることができるように、更に強い選手になって戻ってきたいと思います。その時は4年生、そして応援してくださる皆さんの思いを背負って、1年間改めて陸上と真剣に向き合い、努力を重ねていきたいです」

感謝の気持ちを忘れることなく、更に強い選手となって戻ってこれるように頑張っていきましょう!
ありがとうございました! 
全日本インカレの様子
 
 
   
    OGの方々も熊谷まで駆けつけてくださいました
今大会に、2003年卒部の矢田さん(旧姓原田さん)と
2023年3月卒部の川澄さんと佐々木さんが会場に足を運んでくださいました!
いつも支援や応援をしてくださり、ありがとうございます!

(2003年卒部の矢田さん(旧姓原田さん))
 
  (2023年卒部の川澄さん)         (2023年卒部の佐々木さん)
 今週の人
鎌田泰成→進藤綾乃
前回佐藤から紹介を受けました、短長ブロックの鎌田です。

今回私が紹介するのは跳躍ブロックのスーパールーキー進藤綾乃です。
彼女は、福島大学唯一の女子跳躍選手で毎日の練習を黙々とこなして真面目で大人しそうなイメージがある一方で、たまに、天然で面白い行動をとる時があります。また、彼女は、猫が大好きで福島大学周辺にいる猫やネットの画像を見ている時の笑顔は素晴らしいです。しかし、福島県というのは結構田舎なので彼女が苦手とする虫がわんさかいます。虫を相手にしている彼女の姿は辛い練習をしている時よりも険しいです。

シーズン初めから今まで努力してきたことを今年ある大会で全部出し切ってほしいです。そして、大学生になって初めての冬季練習を乗り越え、来年、またさらに強くなった姿を見せてほしいです!彼女のこれからの活躍にぜひご期待ください!
編集後記 
全日本インカレ激アツでした!(林)

来年は同じ舞台に立ちます。(木幡)

全日本インカレお疲れさまでした。(馬場)

まだまだ練習頑張ります。(赤坂)