第1102 2024/4/1
卒部式
福島大学では、3月25日(月)に学位記授与式、陸上競技部では卒部式が開催されました。男女合わせて12名の先輩方がこの部から旅立つことになりました。4年間を通して様々なことを乗り越え、成長してきたと思います。今回はそのような4年生の方々数名に卒部を迎えて感じたことを聞いてみました。
まず4年の青木に話を聞きました。
卒部式に参加して何か感じたことはありましたか?

青木「卒部式に参加したことで、より4年間の陸上生活を振り返ることができました。長いと思っていた4年間も、終わってみれば一瞬で、その中で良い思いも辛い思いもさせてもらいました。良い思いとしては、3年の夏の、走れば自己ベストが更新できた時期です。本当に調子が良く、何もかもが上手くいっていました。一方、辛い思いとしては、4年生の時に全くタイムが上がらなかったことです。今思えば、調子が良かった時の原因を定かにしていないことが、調子が良くないときに改善出来なかったことに繋がったのかもしれません」

際も甘いもの経験した4年間だったのですね!
最後何か伝えたいことはありますか?

短長ブロック男子!
「そんな中でも、少しでも僕を速く走らせようとしてくださった吉田監督や、それを支えてくれた仲間たちには、本当に感謝しかありません。全然練習に早く来ない怠け者の僕を、最後までしっかりご指導してくださり、本当にありがとうございました。嫌なことも沢山ありましたが、それ以上に今後生きていく上で糧になることを沢山学ぶことができました。社会人になることには正直不安しかありませんが、新たなる環境にも適応し、自分らしさを忘れずに行動していきたいです」

青木さんなら大丈夫です!
新天地でも自分らしく頑張ってください!

信頼する後輩、利根川と
次に、4年の鈴木(皓)に話を聞きました!

鈴木(皓)「まず初めに、川本先生をはじめ蓮沼先生、二瓶先生、吉田監督、4年間ご指導いただきありがとうございました」

これまでを振り返ってみてどうですか?

「私が福島大学陸上競技部に入部しようと決めたのは高校2年生の時でした。地元で一緒に練習していた親しい監督から、福島大学はトラックが整備されていて環境が良いということを聞き、オープンキャンパスに参加しました。オープンキャンパスで競技場を見た時に『この美しい競技場で陸上がしたい!』と感じ、福島大学に入学しようと決めました。入部して最初の頃は上手く馴染めませんでしたが、徐々に慣れていきました。1.2年生の時は思うように結果が出ませんでしたが、3年生では冬季練習が身を結び、2年ぶりに400mで49秒台を出すことができました。その勢いのまま、仲間にも恵まれて4×400mRで全日本インカレにも出場させていただきました。私だけの力では叶えられなかったので、本当に感謝しています」
憧れの舞台で戦うことができたのですね。

「4年では、個人と4×400mRの両方で全日本インカレに出場するという目標を掲げました。しかし、東北インカレでは少しの油断から800mで予選落ちという結果になりました。全日本インカレに出場するために北日本インカレは絶対に勝つと決め、練習しました。県選手権から北日本インカレの間で、陸上競技をしてきて1番のピークの時期がありました。練習で600mや1000mで自己ベストを出すことができました。しかし、練習を続ける中で徐々に左足が痛くなっていました。病院で診察を受けたところ、足底筋膜炎と診断されました。ですが、気合いで走ることができると考えて練習していました。しかし、痛みが悪化していき、練習でも調子が落ちてしまった中で迎えた北日本インカレは、予選落ちでした。走り終えて全てが終わってしまったという感覚に襲われました。そんな中、関東選手権へ出場しましたが、左足は悲鳴をあげていました。400mでは、スタートした瞬間に激痛で体が安定せず、隣のレーンに少し入ってしまい失格になりました。その後の800mは棄権して、利根川に全てを託しました。その利根川は自己ベストを更新して、決勝に進み、私の結果を払拭する活躍を見せてくれました。いつも引っ張らなければいけない私が利根川にいつも引っ張ってもらって申し訳ないなと常に感じていました。そんな利根川には是非とも今年の全日本インカレの標準を突破して、私の無念まで晴らしてもらいたいです」

良くも悪くも本当にたくさんの出来事があったのですね!
後輩たちに伝えておきたいことはありますか?

「どんなに辛い状況でも支えてくれる仲間がいます。1年生の頃からミーティングをしてきて団結力は自然と出来ていると思うので、どんなに絶望的な状況になっても支えあって乗り越えてください。4年間本当にありがとうございました」

卒業、卒部おめでとうございます!
ありがとうございました!
続いて、4年の鶴巻に話を聞きました!

鶴巻「この度は、このような機会を設けてくださりありがとうございます。川本先生をはじめ二瓶先生、吉田監督、蓮沼先生、木次谷先生、4年間ご指導いただきありがとうございました。福島大学陸上競技部で過ごした期間は、これまでの人生で最も濃く、そして、これからも絶対に忘れることのないほど多くの経験をしました」

大学4年間の陸上生活を振り返ってみて感じることはありますか?

「僕は他の同期達より半年遅く入部しましたが、部のことについて何も知らない僕に色々教えてくれたのを覚えています。そして、入部してまもなくの東北インカレで、みんなの走りを目の当たりにして、自分もあんなふうに走りたいと思い、練習に取り組んでいたのですが、みんなについて行くことすらできず、遥か先を走る先輩や同期の姿だったり、別メニューを組んでいただいたりと実力不足を痛感させられました。そこで、一つでもみんなに追いついて、みんなの役に立ちたい、みんなと肩を並べて陸上をしたいと考えて主務を務めさせてもらいました。2・3年と頼もしい先輩の背中を見て、いざ自分が最高学年になってみると、みんなの役に立つどころか足を引っ張ってばかりでたくさんご迷惑をおかけしてしまいました。すみませんでした」

同じ短長ブロックの坂下から記念品を受けとる鶴巻
そんなことありません!主務という大変な仕事を最後までやり遂げてくださり、部員一同、感謝の気持ちでいっぱいですよ!

「そんな中でも、ついてきてくれた部員のみんな、僕をクビにすることなく主務でいさせてくれた4年生や吉田監督、一緒に悩んでくれた両キャプテン、そして106(研究室)で辛くとも楽しい時間を過ごした齋藤をはじめ主務のみんなといった、恵まれたチームメイトのお陰で主務を続けることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。今日はこのような今まで伝えることのできなかった感謝を述べることができて嬉しく思います。本当にありがとうございました」

卒業、卒部おめでとうございます!
ありがとうございました!

笑顔が眩しいヨンパー女子
次に4年の林に話を聞きました!
ご卒業おめでとうございます!

林「川本先生をはじめ、吉田監督、蓮沼先生、二瓶先生、4年間大変お世話になりました。ありがとうございました。
4年は有限であり時間は短いと言いますが、私は1〜2年生の頃は4年って長いなと思っていました。しかし実際に終わってみると4年間は短く、とてもとても濃い時間だったと思います。これから先1つのことにこれほど夢中になれる時間はない、という意味が今ならわかります。
私が入学した時400mHを専門種目とする選手が同期に3人いました。私はその4人目でタイム的にも4番目でした。全日本インカレの標準を切っていても個人で出場することは叶わず、東北インカレなどでも誰かが怪我しているから出られるという状況で悔しい思いもたくさんしました。辛いこと9割、嬉しい・楽しいこと1割でした。個人種目では叶いませんでしたが、同期3人と走った全日本インカレのマイルリレー、優勝できた東北インカレ、国公立、きっとこの1割の嬉しさ・楽しさのために頑張って来たんだと思いました。これがあるから陸上は辞められないと感じました。努力は報われると言いますが、いつ報われるかはわからない、1年後かもしれないし、2年後かもしれない、そこで自分を信じてやり続けることができれば報われるのかなと思います。私自身、辛いことが続き大学も陸上も辞めたいと本気で悩みましたが、あの時辞めなくてよかったと今は心から思います。辞めそうな私を引き留めてくれたのが同期の存在です。一緒に高め合ったり、目標に向かう姿に励まされ、私を踏みとどませてくれました。そんな同期には感謝しかありません」
同期の存在はとても心強かったですよね!
後輩へ伝えたいことはありますか?

「そんな私が伝えたいことは、川本先生の言葉にあるように、隣にいる人が明日も隣にいるとは限らないと言うことです。言いたいことは生きているうちにしか伝えられません。『ありがとう』や『ごめんなさい』を日頃から言えているでしょうか。監督や家族、同級生など、気に入らないこともあると思いますが言葉にしないと伝わらないことは多いです。特に感謝の言葉は積極的に伝えて欲しいです。
この4年で私は競技面だけではなく、精神面で大きく成長できました。この経験はこれから先社会に出ても間違いなく役立つことです。
今後私は長野県で働きます。遠くからにはなりますが、皆さんのこと心から応援しています。
本当にありがとうございました」


新天地でも頑張ってください!
ありがとうございました! 
次に3年の大友に話を聞きました!

大友「4年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。コロナ禍により大きく制限された学生生活になったと思いますが、最後は従来の形式通り全員でお祝いでき、とても嬉しかったです。4年生のみなさんは歴代の先輩方の中で1番お世話になったので、寂しい気持ちと私たちはこれから4年生として部を引っ張るんだなとより実感する卒部式でした」

1番お世話になった4年生が卒業してしまうのはとても寂しいですよね。

「個人的には女子の皆さんの袴姿を楽しみにしていたのでとても綺麗な姿を見れてよかったです!来年卒業する時にどのような袴を着ようか考え始めました!笑 卒業生からのお話では、個人が思う陸上部への思いがたくさん伝わったので、その思いを忘れずに今シーズン頑張っていこうと思います!」

本当に皆さん綺麗でしたよね!
良い報告ができるように今シーズン頑張っていきましょう!
ありがとうございました!

中長ブロック!

憧れの先輩、上村(未)と
 最後に2年の郷右近に話を聞きました!
卒部式に参加してどのようなことを感じましたか?

郷右近「4年生の先輩方改めましてご卒業おめでとうございます。卒部式では先輩方の言葉を聞いて4年間のたくさんの辛い経験や、嬉しかった事、後輩たちに伝えたいことなど貴重なお話を聞き、私自身残りの大学陸上競技生活を充実させていきたいと改めて感じた卒部式でした。また3年生の先輩方も4年生の門出に対して祝福の気持ちを持って準備を念入りに進めていて、私もこれから上級生になるので先輩方を支えられるような3年生になっていきたいと強く思いました」

4年生からのメッセージで感じたことはありますか?

「4年生の先輩方の中にはもっとこうすれば良かった、頑張れば良かったなど後悔した経験があったという話がありました。だから後悔のない陸上生活にして欲しいというメッセージを先輩方から頂いたので、今シーズン後悔のないようなシーズンに出来るよう仲間と共に頑張っていきたいと思います」

4年生の先輩方に良い結果を報告できるように頑張っていきましょう!
ありがとうございました!
今週のごはん
今回紹介するのは、短長ブロックの坂下のご飯です!短長ブロックは、日々とてもきつい練習をこなしているように思います。そのため、その分食事にも気をつけていることでしょう。皆さんも坂下のご飯を参考にして、スタミナをつけましょう!
坂下「僕のご飯はいつもこんなメニューです。ご飯、鍋、鶏肉ブロッコリー、トマトです。僕はタンパク質の量を気にしてして、鶏肉は一食で300g ほどを目安にしています。今年の冬は増量を頑張っていたので、ご飯と鶏肉を頑張って食べていました」

野菜が豊富でとても美味しそうなメニューですね!

「僕の昼ごはんと夜ご飯はいつもこのような感じのものを食べています。他のメニューを考えるよりも楽で、決まったメニューなので、日々タイムアタックのようになっています。作るたびに手際が良くなっています。これからも最速を目指して頑張ります」

どんどん手際が良くなるのは大学生の自炊あるあるですよね!
ぜひ今度僕にもご馳走してください!

考え抜かれた坂下のご飯
新たな選手・マネージャー募集中!
福島大学陸上競技部は新たな選手・マネージャーを募集しています!

【活動について】
場所 福島大学陸上競技場
日程 月・金:フリー
   火・木:16:30〜
   水  :13:30〜
   土・日:9:30〜

只今、入部体験を受け付けています!!
参加を希望される方は、以下のGoogleフォームからお問い合わせ下さい!
※春休み期間中(~4/7)は同活動曜日の9:30~活動しています
お問い合わせはこちらから!

部員一同、見学・体験への沢山のご参加お待ちしております🏃🏻️💨
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編集後記
4年生の皆さん、ありがとうございました。(利根川)

卒業してもずっと応援していてください!(福嶋)

短い期間ではありましたが、4年生の皆さんにはたくさんお世話になりました。(藤田)