第1120 2024/8/17
第46回北日本学生陸上競技対校選手権
~成長の実感とこれからの目標~
8月12日(月)~14日(水)まで石川県金沢市の西部緑地公園陸上競技場で北日本学生陸上競技対校選手権が行なわれました。好記録、自己ベストだけでなく、優勝する選手もいました。
また、4×100Rでは男子が40秒61、女子が47秒93とどちらもB標準の記録に迫る活躍をしました。
今回は自己ベストを更新した選手と3位までに入賞した選手に話を聞きました。
では、早速出場した選手に話を聞いてみましょう。
始めに、4年の大石に話を聞きました!今回の試合の結果を教えてください。

大石「今回の北日本インカレでは、3000mSCに出場させていただき、9分41秒02で第3位でした。酷暑の中でのレースだったため、序盤は自分のペースで落ち着いて入り、後半勝負のレースプランで臨みました。レースプラン通りに走ることが出来たのは評価できる点でしたが、大きな舞台で目標のタイムを出すことが出来なかったのは自分の至らなかった点だと感じています。しかし、最低限表彰台に乗ることができたのはよかったと思います」

酷暑の中でのレースでプラン通り走ることができたのは大きな成果ですね!

「今回のレースで大きな舞台で結果を出すことの難しさを改めて感じました。結果を残すにはどうすれば良いのか考えて今後の数少ない試合に繋げていきます。そして、最後の試合の時に笑って終えられるよう今の練習に励んでいきます」

残り少ない試合で結果を残せるよう、悔いのないように練習していきましょう!
ありがとうございました!
 
レースプラン通りの走り

うれしく、悔しい自己ベスト
 次に、400mに出場し自己ベスト更新を果たした4年の坂下に話を聞きました!

坂下「予選では自己ベストを約0.1秒更新し、50秒12でした。正直49秒台を狙っていてコンディションも悪くなかっただけに、自己ベストが出て嬉しい反面、悔しい気持ちもありました。予選と準決勝を自己ベストとセカンドベストで揃えられたことは良かったと思いますが、より速くなりたいと思う気持ちを強く感じました」

嬉しさも悔しさも感じた試合となったのですね。
今後の目標などはありますか?

「今シーズンは試合を重ねるごとに記録を上げることができています。次の試合まで1ヶ月ほどあるので、今度は49秒台で大幅ベストを出せるように練習を頑張ります」

ラストシーズン、大幅なベストを更新できるよう頑張ってください!
ありがとうございました!
次に、4×100mRを代表して藤野に話を聞きました!

藤野「今回4×100mRに出場し、3位でした。私たちが目標としていた全日本インカレの標準記録、そして優勝を逃す結果となり、悔しさが残る試合となりました。予選の課題を修正し、46秒台を目標に挑みましたが、各区間のバトンパスのロスが大きくタイムに響いてしまい、決勝では予選よりもタイムを落としてしまいました。今回の反省を無駄にしないよう、残りの試合で最高のパフォーマンスで戦えるように、四継メンバー一丸となってしっかり準備をしていきます」

悔しい結果となったのですね。
シーズン中盤戦、悔いのないよう準備をしていってください!

「今年の全日本インカレで4×100mRに出場する目標は叶いませんでしたが、来年の出場権を獲得するためのチャンスはまだあります。9月には国公立27大学対校があるので、優勝を目指すとともに46秒台で走れるよう、各区間のバトンパスの精度を上げていきます。また、自分自身の走りの課題と向き合い、四継を引っ張っていけるような走力を身につけ、全日本インカレの標準記録を突破するために貢献していきたいです。実力を兼ね備えた後輩メンバーとともに、個々の実力を開花させられるようなリレーを体現していきたいと思います!」

目標達成できるよう頑張ってください!
ありがとうございました!

次は優勝へ!
上(左)赤坂(右)福嶋
下(左)藤野(右)郷右近

さらなる自己ベストを!
次に、3年の齋藤(大)に話を聞きました。
自己ベスト更新おめでとうございます!

齋藤(大)「男子800mに出場し、1分58秒47で自己ベストでした。 まずは、東北総体であまり良い走りができていなかった分、今回は予選を突破しつつ、準決勝で自己ベストを出すことができて良かったです。予選から調子は良く、1分58秒台が出ていたので、自己ベストは出るだろうなと思い、前半から攻めた走りをしました。結果的にかなり早いペースになり、タイムは思ったより伸びませんでしたが、攻めた走りの結果、自己ベストが更新できて良かったです!」

攻めた走りは大事ですね!
次に向けての意気込みをお願いします!

「今回は、予選から良い形で走れていたと思うので、それが準決勝の走りに繋がっていたのだと思います。今シーズンの残りの大会も僅かですが、まだ記録は伸ばせる感覚が大きいので、少ないチャンスの中でも、大きくベストを更新できるように頑張りたいです!」

大幅なベスト更新に期待してます!
ありがとうございました!
 次に3年の廣嶋に話を聞きました!

廣嶋「今回110mHに出場し、気温、風などの条件に恵まれ、予選で自己ベストの更新をすることが出来ました。総体よりも安定してハードルを跳べました。走りの方も調子がよく、練習通りにインターバルを刻めたと思います。しかし決勝はミスもあり記録を伸ばすことが出来ませんでした。個人競技はハードルに絞って出場したので悔しい結果となりました」

自己ベストだったものの悔しい結果だったのですね。

「次の試合は約1ヶ月後の国公立を予定しています。7、8月で山積みになった課題を一つ一つ改善していき、更なる記録更新を目指していきます」

次の試合に向けて頑張っていきましょう!
ありがとうございました!
 
安定した走り。



次に向けてパワーアップ! 
次に二種目で優勝した郷右近に話を聞きました。

 郷右近「今回の北日本インカレでは、100m、200m、4×100mRに出場し100mと200mでは全日本インカレのB標準を切ることが出来ました。4×100mRでも全日本インカレの標準突破を目指していましたが、達成できず悔しい結果となりました。個人種目の100m200mでは自分の課題であるスタートの重心移動を改善して臨み、自己ベストは必ず出したいと思っていたので達成することができ嬉しいです」

2種目での全日本インカレB標準突破おめでとうございます!

「対校戦ではない今回の北日本インカレでしたが、一緒に行った福大の皆さんが競技や忙しい時間の合間を縫って応援して下さったり、サポートして下さったり、本当に支えて頂きました。福島にいる皆さんにもたくさん応援して頂き本当に力になりました。また、吉田監督にはラウンドの間に映像を見て頂き、その都度走りを修正して頂きました。監督のご指導、皆さんの応援やサポートがなければ2種目での優勝は達成できませんでした。本当にありがとうございました。卒業された先輩方からも連絡頂けた時にはすごく嬉しく先輩方のように強い選手になれるよう全日本インカレに向けてさらにパワーアップしていきたいと思いました。この夏、自分と向き合い日々さらに進化していきます」

全日本インカレまでの残り1ヶ月、頑張っていきましょう!
ありがとうございました!
 次に3年の福嶋に話を聞きました。

福嶋「今回100mHに出場し決勝で自己ベストを更新することができました。自己ベストは更新できましたが、目標としていた全日本インカレのB標準を切ることができませんでした。北日本インカレが全日本インカレの参加標準記録を切る最後のチャンスだったので、とても悔しいです」

試合内容としてはどうでしたか?

「予選・決勝共にスタートで出遅れてしまい、アプローチで上手く加速できず、インターバルも後ろに足が流れてしまっていました。走れている感覚はあったもののそれを上手くハードルで活かすことができませんでした。今年は100mHで全日本インカレに出ることはできませんが、まだ今シーズンの試合が残っているので、自分と今まで以上に向き合って、残りの試合でB標準を切ります。また、親戚も大学生になって初めて試合を見に来てくれました。良い結果を見せることはできませんでしたが、『ありがとう』と言ってくれました。活躍している姿を見せることができるようにこれからの練習に取り組んでいきます」

今シーズンの残りの試合も頑張っていきましょう!
ありがとうございました!

B標準突破へ!
 
実感した成長
次に、2年の鎌田に話を聞きました。
今大会の感想をお願いします!

鎌田「今回男子400mに出場し、3位という結果でした。全日本インカレのC標準と標準記録を狙いに行っていたので、とても悔しい結果にはなりました。しかし、今大会を通して自分の成長した点が明らかになりました。それは、200mで実感したスピードと400mの入りの部分だと感じています。今までは前半の部分でトップ選手と離れすぎて上位争いに加わることができなく、後ろの方でなんとも言えない順位で試合を終えていました。しかし、今回はトップ選手とゴールラインで争いはできなかったもののホームストレートに入るまで争いに入ることができ、相手にもプレッシャーをかけることができ、ワンチャンスで勝てる惜しい戦いをすることができました」

素晴らしい分析ですね!
今後の意気込みを教えてください!

「まだ記録を狙うことができる試合はたくさん続いていきます。まずは47秒台を安定して出すことができる力を身につけ、シーズン終わりには47秒台前半を1度は出したいと思っています。大事な1試合1試合を無駄にしないように、フリー期間の練習を黙々とこなして成長した姿でまた、みんなに会えるようにしたいと思います!」

成長した姿を楽しみに待っています!!
ありがとうございました!
次に、2年の菅原に話を聞きました。
今大会の結果を教えてください!
次に、2年の菅原に話を聞きました。
今大会の結果を教えてください!

菅原「今回男子200mに出場し、21秒34(+0.1)で3位に入賞することができました。まずは東北総体に引き続き自己ベストを更新できたこと、嬉しく思います。前回の東北総体ではまだまだ記録が伸びると感じていたため、今大会ではさらに記録を伸ばすことができ、正直ホッとしています。そして、偉大な先輩である上村康介さんの記録に近づけたことを誇りに思います!」

東北総体に続いての自己ベスト更新おめでとうございます!
今回のレースを振り返ってどうですか?

「今回のレースでは200mの決勝までに力を温存できたことが、今回の結果に繋がったと思います。今大会の個人種目を200mだけに絞ったこと、そして予選・準決勝では決勝のために堅実なレース運びができたことが良い走りに繋がったと思います。また、共に200mに出場し戦った鎌田の存在も大きかったと感じています。彼は準決勝で21秒44の記録を叩き出しており、かなりのプレッシャーを感じていました。しかし、『鎌田には絶対に負けない』という強い対抗心が生まれたため、気持ちの面でも仕上がっていたと思います。次回は100mのレースになるので、このままの流れで自己ベストを更新できるように励んでいきます!」

良い報告お待ちしてます!
ありがとうございました!
 
大きかったライバルの存在
 
この悔しさを全日本インカレへ
次に、2年の赤坂に話を聞いてみました!今回のレースを振り返ってどうでしたか?

赤坂「今回、400mに出場し、56秒38で2位でした。優勝と55秒台を狙っていたので悔しさの大きいレースでした。ラスト勝負で競り負けてしまい、相手の強さも実感できました。自分の課題だったスピードも筋力も改めてまだまだ不足していることも分かりました。練習あるのみです!」

悔しいレースとなりましたね。全日本インカレもありますが、これからの意気込みを教えてください!

「これから課題のスピード強化に力を入れていきたいです。筋力アップも同時に行い、スピードの出しやすい体づくりも頑張っていきたいです!力みをなくして楽に走れるようにすることも視野に入れて、それを上手く推進力に変えていけるように技術面の向上も頑張ります!」

根気強く頑張ってください!
ありがとうございました!
 次に1年の佐藤(凛)に話を聞きました。
結果を教えてください!

佐藤(凛)「今回の北日本インカレでは400mHに出場しました。記録は1分1秒63でした。60秒台を目標としていたので、少し悔しい気持ちが残ってしまいました。東北総体から水泳の授業があり、練習を十分に詰めていないこともありましたが、やれることをしっかりできたなと感じています」

悔しい気持ちがあったのですね。これからの意気込みを教えてください。

「前半で刻みきれずに浮いて加速に乗れなかったことがあったため、16歩で行くことも視野に入れていきたいと思います。これからの練習で、前半から積極的に攻めたレースを意識して行きたいと思います。」

積極的に攻めるレース、期待しています!
ありがとうございました! 
 編集後記
全日本インカレに向けてもっと進化していきます!(藤野)

全日本インカレに向けて切り替えて頑張ります。(福嶋)

金沢まで長かったです。(菅原)

初めて金沢に行きました。(小野)