第1146 2025/02/24
卒業論文発表会Part2
2月14日(金)に、スポーツ健康科学コースに所属する4年生の卒業論文発表会が開催されました。先週の週刊福陸では3名の4年生に話を聞きました。今週は卒業論文発表会Part2を紹介したいと思います。ほかの4年生はどのようなテーマを研究をしたのでしょうか?今回は5名の4年生に話を聞きました!
まずは、『小学生、中学生、高校生における運動時間が大学生の日常身体活動の主観的評価に及ぼす影響』について発表をした木幡に話を聞きました!

木幡「ひとまず卒業論文を提出できたこと、無事に発表会を終えたことにホッとしています.....。私が所属している研究室のS先生には大変大変お世話になりました。心配と迷惑ばかりかけてしまい申し訳ない気持ちで一杯です。先生の厳しいお言葉に挫けたり泣いたりしたことは沢山ありました。しかし、全ての作業が終わってから感じるのは、先生がどれだけ私たち学生のために時間を割き、親身になってくれていたか、ということです。今となっては感謝しかありません。テーマ決めに半年近くかかり、アンケートが完成したのも12月中旬。私自身、当然焦りや不安しかありませんでしたが、先生はその倍以上心配だったのではないかと思います。それでも卒業論文発表会を終えるまで指導をしてくださった先生に改めて感謝をしたいです」

後輩に卒業論文を通して得た経験から後輩にアドバイスをお願いします!

「これから卒業研究に取り組む後輩たち、何事も余裕を持って取り組むということは本当に本当に大切です。早め早めの行動をおすすめします、心の底から。私は焦りは感じているもののなかなか先に進めることができず、結果的に全てがギリギリ滑り込みセーフというような状況でした。大変なことが多いとは思いますが、めげずに頑張ってください!!」

後輩たちにも頑張って欲しいですね!
お疲れ様でした!!

支えられてできた卒業論文。

陸上での経験が活きた発表!
次に『腹部圧迫ベルトの着用が陸上競技短距離走選手のSSC(stretch shortening cycle)能力および50m走に及ぼす影響』について発表をした坂下に話を聞きました。

坂下「卒業論文作成にあたって指導してくださったゼミの先生、発表会を企画・運営してくださった先生方、3年生に感謝しています。ありがとうございました。発表においては、理解がしやすいような資料を作ることを心がけました。また、聞き取りやすいようなスピードで話すことも意識しながら発表を行いました。同じゼミに所属しているみんなと練習を重ねて、より良いものを作ることができたと思います。」

様々な人に支えられてつくりあげたのですね。
発表している間はどのような様子でしたか?

「発表の順番が1番目だったこと、意外にも陸上部の後輩のみなさんが多く聞きに来ていたことも相まって緊張しました。そんな状態でも、なんとか発表を終えることができて安堵しています。今考えるとマイルリレー前のほうがもっと緊張していたのではないかなと思います。試合でいつも通りの力を発揮できるなら、発表なんておちゃのこさいさいなのかもしれません。3年生の皆さん、来年頑張ってください。」

陸上での経験がこんな所でも活きたのですね!
お疲れさまでした!!
次に、『随意的低換気を用いたスプリントインターバルトレーニングが有酸素性・無酸素性代謝能力に及ぼす影響』というテーマで発表した利根川に話を聞きました。

利根川「一見難しそうなテーマですが、噛み砕いて言うと息を止めて行うトレーニングでは低酸素状態を作り出せるのか、そしてそれは中距離のトレーニングにおいて有効なのかということを調べた研究です。実験の結果としては息止めでは十分な低酸素状態を作り出すことはできず、中距離走のパフォーマンス向上に貢献するかどうかはわかりませんでした。ただ、自分の専門である中距離に関する研究に取り組むことができとても有意義な時間でした!」

自分の競技に関する研究には特に取り組み甲斐がありますよね!
息止めを行いながらのトレーニングとなるとかなりきつそうですが、その点に関してはどうでしたか?

「被験者の方々には相当過酷なトレーニングを強いることになってしまったと思っています。きつかったとは思いますが、トレーニングを全うしてくれた被験者には感謝しかありません。また、卒業論文の完成まで導いてくださった指導員の先生や作成の過程で相談に乗ってくれた同期の存在があったからこそ、無事に卒業論文を完成させることができました。本当に感謝しています。3年生のみんなは来年頑張ってください!」

多くの方々の支えがあったからこそ完成した卒論だったのですね!
ありがとうございました!

被験者に感謝!
 
研究を将来に活かしたい。
 次に、「体育授業における『主体的・対話的で深い学び』についての一考察〜教師の言語活動に着目して〜」というテーマで発表した藤野に話を聞きました!

藤野「まず始めに、卒業論文を作成するにあたってご指導してくださったゼミの先生、卒業論文発表会を運営してくださった先生方、3年生の皆さんに感謝申し上げます。卒業論文発表会当日は、3年生が私たち4年生のために必死になって運営してくれている姿や、陸上部の後輩たちがわざわざ足を運んで見に来てくれた姿を拝見し、緊張することなく発表できました。また、共に頑張ってきた4年生の仲間が見守ってくれていたことも相まって、自分らしく壇上に立つことができたと思います。たくさんの人に支えられて最後まで駆け抜けることができました。皆さん本当にありがとうございました!」

支えてくれた人の存在はとても大きいですね!
卒業論文作成を通して感じたことはありますか?

「私の卒業論文は、教育実習で感じた疑問をもとに、将来教員として子どもたちと関わっていくための土台となる研究として進めてきました。研究を進めていくうえで、様々な壁に立ちはだかり時に挫折をしかけましたが、何とか無事に卒業論文を書くことができました。同じ研究室の2人と、違う研究室の仲間の頑張っている姿を日々見ながら論文を書き上げ、辛いことも苦しいことも今では無駄ではなかったと思うことができました。この研究を将来に活かしていけるよう頑張っていきます!」

将来に活かしていけるように頑張ってください!ありがとうございました!
最後に『陸上競技未熟練者におけるミニハードル走の即時的効果』について発表した湯田に話を聞きました。

湯田「私は、『陸上競技未熟練者におけるミニハードル走の即時的効果』について研究し発表しました。学校体育や部活動などで用いられることもあるミニハードル走は、みなさんも経験や見たことがあると思います。実際にどのような疾走局面を意識するのか?走る人のトップスピードはどこで現れるのか?によって用途は変わってきます。さらに、適切なミニハードルの間隔はあるのか?初心者でも効果が現れるのか?といった疑問を持ち、研究を行いました。」

研究の結果からどのようなことが分かりましたか?

「バイオメカニクスの視点から、疾走動作を分析し、『合理的な疾走動作』と照らし合わせていく中で、自分の競技と重なる点が多くありました。研究としてはまだまだ至らない部分はあるので、大学院では競技力向上に繋がる研究を頑張りたいです。そして、同じゼミの小泉がたくさんアドバイスをしてくれて、小泉なしではこの論文はなかったかもしれないです。本当に感謝してます。最後に、ゼミの後輩には短短ブロックが4人もいるので、来年は温かく見守りたいと思います。今、廣嶋、郷右近、福嶋がんばれ!」

仲間とつくりあげた論文だったのですね!
お疲れさまでした!!
 
仲間とつくりあげた研究
今週の人
 小島健斗→夏堀響生
前回平原から紹介を受けました、投擲・混成ブロック1年の小島健斗です。
今回僕が紹介するのは、夏堀響生くんです。彼は短短ブロックで100mを専門にいつも頑張っています。

彼といえば「キン肉マン」という程、彼はキン肉マンが大好きです。僕はキン肉マンは一昔前のものというイメージがありましたが、現在もアニメの放送があるなど人気は健在のようです。また、キン肉マンショップというものが仙台駅にあるらしく年末年始、彼が青森に帰るとき仙台駅でキン肉マンショップで買い物をしていくか葛藤していました。キン肉マンの他にもサービス終了したスマホ版のどうぶつの森を彼はいつもやっています。彼はコアなファンのようです。

彼は最近、ウエイトルームにいることが多く、ガチムチスプリンターを目指しているようです。なかでもベンチプレスをやっているところをよく目にします。なかなか強いです。強さの秘訣は、日々より重い重量に挑戦し、ベストを更新しようとする姿勢にあるように感じます。しかし、挙がらなくなった際も普通に話すテンション感と変わらずに「あ、やばい」という言葉だけを残して潰れていきます。みなさんも夏堀くんが潰れているのを見かけたら助けてあげましょう。
 
編集後記
もうあっという間に3年生です。(藤田)

卒論発表会、勉強になりました。(小野)

勉強はやっぱしたくない!(中山)