第1178 2025/10/14
第54回東北学生陸上競技個人選手権大会
~それぞれのラストスパート~
10月12日(日)~10月13日(月)に、宮城県・仙台大学陸上競技場で、第54回東北学生陸上競技個人選手権大会が開催されました。今大会が最後となる4年生やシーズンオフとなる学生など、様々な思いが交差する中たくさんの選手が入賞しました。
それでは早速選手たちに話を聞いてみましょう!
福嶋 最優秀選手賞!!
~ハードルの女王~
はじめに、4年の福嶋に話を聞きました!
最後の試合はどうでしたか?

福嶋「個人では100mHと400mHに出場し、どちらも優勝することができました。100mHでは、自己ベスト更新と13秒台前半を狙っていましたが、どちらも達成することができませんでした。前半シーズン自己ベストを連続で更新できており、後半シーズンも更なる更新を目指して取り組んできましたが、更新できずに終わってしまいました。
400mHでは、1分01秒13と高校2年生振りに自己ベストを更新することができました。7.8台目が19歩になってしまい、9台目で17歩に戻しましたが、10台目でまた19歩になってしまいました。上手く切り替えられていれば60秒台が出ていたと思います。高校生の時は苦手だった400mHで引退になりましたが、小野と凛という可愛い可愛い後輩と最後に一緒に走れてとても楽しかったです。
また、今回もMVPに選んでいただきました。人生最後のMVPだと思います。ありがとうございます!」


10年間の努力の結晶!(中央が福嶋)
 優勝、自己ベスト、MVPおめでとうございます!

「今大会で陸上競技引退になります。この10年は、『走れば自己ベストの中学、怪我と新型コロナウイルスに悩まされた高校、苦しさと楽しさを知った大学』でした。嬉しいも悲しいも苦しいも楽しいもこの陸上競技を通してより知ることができました。
陸上競技人生最後の今年は、100mHの自己ベストを0.54も更新することができ、10年間で1番、陸上競技を楽しむことができました。本当に沢山の方に支えられて応援されて10年間続けてくることができました。
本当にありがとうございました!」


10年間お疲れ様でした!
ありがとうございました!
女子主将 郷右近 三冠達成!!
~偉大なる主将のラストラン~

女子主将としての最後の走り!
次に、4年の郷右近に話を聞きました!
今大会はいかがでしたか?

郷右近「今回の個人選では、100m、200m、4×100mRに出場させて頂きました。個人種目の100m、200mは優勝して11秒台と24秒台を出すことが目標でした。今回は、シーズン最後の試合であると同時に、大学での競技生活最後の試合でもありました。しっかりとタイムを狙っていきたいという気持ちがありましたが、タイムは伴いませんでした。最後の最後で自分を超えることができず本当に悔しいです。4×100mRでは、後輩たちと共に46秒台に挑戦した試合でした。国公立27大学で目標の46秒台を出すことができなかったため、今回の個人選にかけていました。しかし、47.20という結果に終わってしまい、本当に後輩たちには申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。4年生として最低限のことをして終わりたかったのですが、後輩たちに全日本インカレの出場権を持たせることができず本当に悔しいです。これから更に速く、強くなっていく後輩たちに全日本インカレの4継を託す形になりました」
主将として活躍する姿は後輩たちの憧れでしたよ!

「また今大会は仙台大学さんでの開催でした。学生の皆さんが主体となってスムーズに運営して下さり、円滑に試合が進み、私自身も大学最後の試合を集中した環境の中で臨むことができました。本当に感謝しています。ありがとうございました。この試合をもって大学での競技生活は終えますが、残りの時間は後輩たちのためにできることをやっていく時間にしていきたいと思います」

今まで本当にお疲れ様でした!後輩たちの活躍も期待していてください!
ありがとうございました! 
優勝!
~頂から見える景色~
次に、3年の進藤に話を聞きました!
今大会はいかがでしたか?

進藤「女子棒高跳に出場し、3m30で1位でした。順位としては嬉しかった部分はありますが、記録的には満足できる結果にはなりませんでした。技術面は助走のテンポが上がらなかったことが大きな反省点でした。これからの練習では速い動きに慣れ、助走を安定させたいです」

これからもその向上心を燃やし続けてほしいですね。

「人数は少なかったものの、今年最後の東北の学生大会で、他大学の選手とも一緒に跳ぶことができ、とても楽しく刺激になりました。今回の経験を次の大会や練習につなげていきたいと思います」

たくさんのことを吸収して、最強の棒高跳選手になるのを楽しみにしています!
ありがとうございました!

まさに鳥人!
2種目表彰台
~最強のマルチスプリンター~

廣嶋からシン・廣嶋へのメガシンカ!
次に、4年の廣嶋に話を聞きました!
今回の結果はいかがでしたか?

廣嶋「個人戦には110mHと200mに出場しました。朝から寒く雨も降っていましたが、決勝は2種目とも晴れてくれました。やっぱり神様は僕の行いを見てくれていました」

廣嶋さんの日頃の行い....。た、たしかに素晴らしいですよね、!

「ハードルはベストタイ、200は自己ベストだったものの、大学で目標にしてきた記録は越えられませんでした。仙台大の猛者たちにも勝てず悔しいです。。。
100も200もハードルもまだいける気しかしませんが、出る試合がないので引退です。最後まで福島大の応援の中走れて最高でした。残り3週間と短い陸上部生活になりますが、みんなと楽しく過ごして終わりたいです。仲良くしてください」


廣嶋さん、たくさんの感動と笑いをありがとうございました!
これからの活躍をお祈りしています。
ありがとうございました!
次に1年の松木に話を聞きました。今大会を振り返ってみてどうですか?

松木「東北個人選手権に100mHと200mに出場し、どちらとも2位でした。2種目とも久しぶりに出場したため、ワクワクした気持ちで当日を迎えることができました。100mHでは、アプローチが上手くいったので前半部分はのって走っていけましたが、後半からリズムが遅くなってしまっておいてかれたので悔しかったです。ですが、久しぶりの100mHはとっても楽しかったです!!」


楽しみながらレースに臨めたことは良い事ですね!
200mはどうでしたか?

「200mは、動画を見てみるとスピード不足を実感してビックリしました。400mを走っているように見えたので、しっかりスプリントを鍛えたいです。また、100mHでは福嶋さんと、200mでは郷右近さんと最初で最後に一緒に走れたことが本当に嬉しかったし、楽しかったです!!!」

先輩と共に走ったレースは陸上競技人生の1つの思い出になった事でしょう!
ありがとうございました!

今シーズン大活躍だったスーパー1年生!(左が松木)
表彰台!
~王者に迫る実力者~

2種目での自己ベスト!
次に、3年の本庄に話を聞きました!今回の結果はいかがでしたか?

本庄「ハンマー投と円盤投に出場しました。ハンマー投は80cmの自己ベストで3位、円盤投は33cmの自己ベストで5位でした。2種目ともわずかながらベストを出せましたが、納得のいく投げは1本も無かったので、今後の飛躍に期待します」

2日連続、2種目での自己ベストおめでとうございます!
ベストを出せた要因は何ですか?

「まずはアップです。1日目は駐車場から陣地、陣地からピットへのウォーキングとピットでのストレッチ。2日目は駐車場からピットへのダッシュ。この奇抜なアップが記録に繋がったと思います。2つ目は会場です。魔女の瞳と噂されるほど青く澄んだブルータータンと、ヨーロッパの大草原と見間違うほどの緑豊かなフィールドからなる仙台大学陸上競技場という会場が良かったと思います。また、審判をしてくださった仙台大学の方々のおかげでアットホームな雰囲気で競技できたのも良かったです。この流れのまま残り1試合、頑張ります!」

次は大幅ベスト期待してます!
ありがとうございました!
次に、2年の佐藤(凛)に話を聞きました!
今大会の結果はいかがでしたか?

佐藤(凛)「今回は、400mHに出場させていただきました。1分1秒92で2位でした。
福嶋さんのラストレースでワンツー出来てとても嬉しかったですが、少し悔しい部分もありました。レースの内容として、300m地点まではとてもよかったです。しかし、ラストの100mで足が合わずにちょこちょこしてしまいました。まだ余裕はあったので、来週の県北秋季までに調整してベストを狙っていきたいと思いました」


次の試合ではベストを出して悔いなく走り切りたいですね!

「悔しい結果となりましたが、これで61秒台出るんだという感じだったので、まだまだ諦めずに頑張りたいと思います。そして、400mH選手として福嶋さんの記録をしっかり超えたいです」

次なる目標も見えてきて良かったです!
頑張りましょう!
ありがとうございました!
 
偉大な先輩を超える存在へ!(左が凛)

冬季につながる跳躍!(右が平原)
次に、2年の平原に話を聞きました。
今大会はいかがでしたか?

平原「女子棒高跳びに出場し、3m00で3位でした。自己ベストを目標にしていたので悔しい気持ちがありましたが、今シーズン3度目の3m00と安定して記録を出すことができている点に関してはよかったと思っています」


お疲れ様でした!
次こそは自己ベストを更新したいですね!

「試合内容に関しては反省点が多く見つかり、来シーズンに向けての課題が明確になりました。走力や技術といった実力を高めるのはもちろんのこと、どのような状況でも落ち着いて冷静に行動するメンタルの強さも必要だと感じました。今の私はすぐに慌てたり力が入りすぎてしまうところがあるので、上手くいかないことがあっても動揺せずどっしりと構えていられる選手になりたいと思います。
これからは冬季練習が始まるので、体力面、精神面ともにさらに成長できるよう頑張っていきたいです」


課題が明確に見つかったので冬季練習ではそれらを踏まえて強化していきたいですね!
ありがとうございました!
自己ベスト 
~新しい自分への挑戦~
次に2年生の中山に話を聞きました。
今大会はどうでしたか?

中山「こんにちは。国公立の名場面で今さんから紹介があった、『黙れ』と『ヤバイやつが来た』の中山です。今大会は調子がよく、とてもこれからの糧になる大会でした。400mでは体力に不安がありましたが予選からしっかり今だせる実力をだすことができてよかったです」

よかったですね!
今大会で悔しかったことはありますか?

「今大会では体力の面で課題が見つかりました。予選ではしっかり走ることができましたが決勝ではあまり納得の行く結果がだせなかったことが今大会では悔しかったです。これからは自分の体力を過信せずしっかり克服していきたいです。また、今大会で成長できた部分がかなり多かったので冬の練習に活かしていきたいです。応援ありがとうございました」

お疲れ様でした。
明日から授業頑張ってください!

大学初400!
Giving Campaign開催中!! 
 福島大学陸上競技部は、Giving Campaignに参加しています。
Giving Campaignとは、全国の学生団体が一斉に参加するオンラインチャリティーイベントで、票数が多いほど多くの活動資金が得られるというものです。福島大学からも多数の団体が参加しており、私たち陸上競技部は学内1位を目指しています。
皆さんの助けが必要です。応援していただける方はこちらから投票していただけると嬉しいです。ご協力お願いします!
編集後記 
走れることがどれだけ幸せかを改めて実感しています。(藤田)

来シーズン乞うご期待(手間本)

弱みを1つずつ冬季で改善していきたいです。(長瀬)

短長へようこそ中山さん(沓澤)