第1161 2025/06/09
天皇賜杯第94回日本学生陸上競技対校選手権大会
6月5日(木)から6月8日(日)にわたり、天皇賜杯第94回日本学生陸上競技対校選手権大会が岡山県で開催されました。大学陸上最高峰の大会で戦ってきた選手、初めて出場した選手、1年生ながら出場し活躍した選手など全国の舞台で全力で戦っていました。今大会を戦い抜いた選手たちに感想を聞いてみましょう!
自己ベスト
男子4継 福大記録更新!
はじめに4年の廣嶋に話を聞きました。
全日本インカレを終えてどうですか?

廣嶋「男子4×100mRに出場しました。
40秒13で福大記録は更新出来たものの、予選落ちという結果に終わりました。他大学が予選から38秒台を連発していた中でこのような結果に終わってしまったのは、勝ちや記録への執念が足りなかったなと感じました。
しかし、大舞台でベストを更新できることは4継チームの強さだと思います。また、ボコボコにされた経験は今後のモチベーションや練習の質に良い影響を与えてくれると思います」


4継チームの良いところと改善点が見えた試合だったのですね。
今後の目標などを教えてください。

「歴代の方々から受け継がれてきたバトンを貰い、全日本インカレまで駆け抜けてきました。まだシーズンは始まったばかりですが、これからは僕も受け継いでいく側になります。来年は全日本インカレで決勝を狙うチームになれるように、4年生として何か残してから去ろうと思います。OB・OGの方が岡山まで来てくださったり、福島から動画でエールを送ってくれたりとみんなに支えてもらいました。沢山の応援ありがとうございました!!」

これからの4継が楽しみですね!
ありがとうございました!

 シーズンはまだまだ始まったばかり、
 今シーズンの男子4継が楽しみです!
福大歴代9位! 準決勝進出!



PBを更新する走り!
大きな舞台で力を発揮!
次に4年の福嶋に話を聞きました!
最後の全日本インカレはどうでしたか?

福嶋「女子100mHに出場し、準決勝7着で13秒89の自己ベストを更新することができました。大学初の個人での全国で、陸上人生初の全国での準決勝進出でした。今回の全日本インカレでは、『自己ベスト更新』と『上のラウンドに進む』ことを目標としていました。結果としてはどちらも達成することができましたが、予選から自己ベストを更新できず少し悔しいです。しかし、大学最後の全日本インカレの準決勝で自己ベストを更新できたことは、とても大きな自信になりましたし、これからもっと記録を伸ばしていかなければならないと思いました。今回、予選・準決勝と沢山サポートしてもらいました。サポートのおかげで準決勝進出と自己ベスト更新を達成できたと思います。特に猪瀨、今、廣嶋には、朝早くから日傘をさしてくれたり、動画を撮ってくれたり、ハードルを倒してくれたりと本当に沢山サポートしてもらいました。本当に感謝してもしきれません。3人ともありがとう。沢山サポートしてもらった分、準決勝進出と自己ベストという形で少しは恩返しできたと思います」

自己ベスト更新おめでとうございます!
4×400mRはどうでしたか?

「去年に引き続き今年も全日本インカレのマイルを走らせていただきました。去年よりも東北インカレよりも成長した走りをすることができたと思います。ラップタイムとしても56.92と今までで1番速いタイムで走ることができました。今の自分の力は全て出し切ることができましたが、最後の全日本インカレが終わった今『自分がもっと速かったら』というふう感じています。全日本インカレはやはり、もっと速くなりたいと思わせてくれる場所だなと思いました。全日本インカレは終わってしまいましたが、次の目標に向けてまた頑張っていきたいと思います。沢山の応援ありがとうございました!」

お疲れ様でした!
まだまだシーズンは続きます!頑張っていきましょう!
ありがとうございました!
鎌田 全日本インカレB標準突破!
次に3年の鎌田に話を聞きました。
結果はいかがでしたか?

「今回の全日本インカレでは、400mと4×100mRに出場させていただきました。
次のラウンドに進むことを目的としていて、予選敗退という結果に終わりとても悔しいのですが、400mでは、自己ベストかつB標準を切ることができ良かったです。練習で取り組んできた前半部分のレース展開と第3コーナー入りからの走りにまだまだ力みがあり、自分の得意とする後半の走りに繋げることができませんでした。
なんだかんだでもう来年が最後のインカレになってしまいます。最後のインカレでは、決勝に進み闘うことができるようにこれから取り組んでいきたいです。」


B標準の突破おめでとうございます!
今後の目標を教えてください。

「今年は例年とは異なり全日本インカレが早期開催だったため、まだまだシーズンはこれからです。今年中には、46秒台を出せるイメージが少しずつ湧いてきているのでこのイメージ、モチベーションを保ったまま、今の自分のポテンシャルに磨きをかけるだけでなく、全日本インカレまでの大会を通して出た課題等を改善していきたいです。これからの自分の成長が、とても楽しみになる全日本インカレになりました。」


これからの活躍にも期待しています!
ありがとうございました!

大舞台でのインカレB標準突破!
出場者
松木 準決勝進出!

1年生ながら準決勝進出!今後の活躍に期待!
次に1年の松木に話を聞きました。
初めての全日本インカレはどうでしたか?

松木「今回の全日本インカレでは400mと400mHと4×400mRに出場させて頂きました。400mでは自分がしたいレースが出来ずに終わってしまいました。大きな大会で自分のレースをすることの難しさや他の選手との力の差を感じるレースになり、まだまだ実力不足だなと感じました。400mHでは準決勝敗退という結果になってしまいました。最低条件である自己ベストを出せずに終わってしまったことはとても悔しかったです。また、予選とは違うレースプランでチャレンジする準決勝にしようと思い望みましたが、作戦ミスで後半ヘロヘロになってしまいました」

チャレンジした準決勝だったのですね。

「しかし、このチャレンジしたレースは私にとって得るものが沢山あったレースだったので、この経験を活かして次はチャレンジして成功できる選手になりたいです。4×400mRでは初めて1走を務めさせていただき、最後まで全力でバトンを繋ぐことができました。今回もたくさんの方々に支えられて挑めたレースだったので、たくさんの感謝を忘れずにこれからまた頑張りたいです」


今回の経験を活かしてこれからも頑張っていきましょう!
ありがとうございました!
次に4年の郷右近に話を聞きました。
今大会はどうでしたか?

郷右近「今回の全日本インカレでは、100m、200m、4×400mRに出場させて頂きました。大学最後の全日本インカレが6月といういつもよりも早い開催でしたが、東北インカレで標準を突破したり、C標準を獲得して12人の学生で臨むことができました。今年は岡山での開催となり、初日から気温が高く、熱い試合が続きました。初日の100mと3日目の200mでは、去年も出場させて頂いた経験があったので、今年は準決勝に行きたいと思って臨みましたが、予選落ちという結果になりました。悔しさと情けない気持ちでいっぱいになりました。また、サポートしてくれたチームメイト、福島から応援してくれたチームメイトにも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。自分の殻を破ることができなかったこの事実を受け止め、何が自分に足りないのか、何が自分の成長を止めているのかをしっかりと考えていきたいと思うレースでした。ですが、大学の個人の全日本インカレはこれで終わってしまいました。主将として、このままでは絶対に終われません。この負けを必ず次に活かしてこの負けを次の勝ちに繋げていきます。そして、主将としての役目を果たしていけるようにします」


  主将の力強い走り!
残りの期間を大切にしていきましょう!
マイルはどうでしたか?

「3日目の最後の4×400mRの予選では、3分45秒台を目標として臨みました。私は2走を任せて頂きました。1走の松木からもらったバトンを前で繋いでいきたいという気持ちで走りました。200を過ぎたあたりから、どんどん他の選手に抜かされていきながら、無我夢中で走った大学最後の全日本インカレのレースでした。応援してくださったOB、OGの先輩方、チームメイトに影響を与えられるような走りが出来ませんでした。ですが、東北インカレからタイムは縮めることができました。これは、大学最後の全日本インカレを一緒に戦ってくれたチームメイトや、お忙しい中指導して下さった監督、応援してくださるOB、OGの先輩方、チームメイトのおかげだと思います。この弱い自分を知り、強くなりたいと思ったこの全日本インカレの経験を、必ず今後に活かしていきます。これからもみんなで強くなっていきましょう。
応援ありがとうございました」


もっともっと強くなっていきましょう!
ありがとうございました!

あきらめない走り、今シーズンは悔しさをバネに!
次に2年の佐藤(凛)に話を聞きました。
今回の試合はいかがでしたか?

佐藤(凛)「今回の全日本インカレは、400mHと4×400mRに出場されていただきました。400mHでは、自己べストを出せていれば準決勝に残ることが出来たので悔しい結果に終わってしまいました。しかし、次のレースに繋がるような挑戦はできたと思います。来年は、余裕を持って準決に残れるように今シーズンでしっかりスプリントをつけたいと思います。マイルでは、4走を走りました。チームベストを出すことが出来て少し安心することが出来ましたが3分45秒台を目標としていたので悔しさが残るレースでもありました。みんなが繋いできたバトンをゴールに運ぶだけだと思って死ぬ気でゴールに飛び込みました。まだまだ、走力不足を感じたのでこれからの練習をどう取り組んでいくのか考えたいと思います」

これからの意気込みを教えてください。

「まだシーズン初めで、この大会で感じた力の差や、悔しさを忘れずに練習に取り組んで行きたいと思います。4年生と一緒に走れる大会は残り少ないので、ひとつひとつのレースを大切に向き合っていきたいと思います。」

これからの活躍にも期待大です!ありがとうございました!
最後に1年の石代に話を聞きました。
初めての全日本インカレはどうでしたか?

石代「今回男子4×100mRのメンバーとして全日本インカレに参加させていただきました。本番出走することはできませんでしたが、多くの学びがあり、実りのある大会となりました。チームとして39秒台を出すということを目標とし、試合に臨みましたが、達成できずまた、決勝に残るためには38秒台を出さなければならなかったという全国大会の壁を身をもって感じることができました。他大学は予選、決勝でメンバーを入れ替えるなど誰が走っても大きな差がなく、チームとしての完成度が高かったと感じています」

多くの学びがあった全日本インカレでしたね。
良かった点はありますか?

「良かった点も今大会で明確になったと思います。それは今まで培ってきたバトンパスの技術です。強豪校に比べると走力では多少劣るものの、日頃の練習から区間タイムを細かく分析している成果が大舞台で発揮できたことはチームの強さだと思うので、目標の39秒台に向けて短縮できるところを徹底的に短縮できるようにしていきたいです。近年福島大学は、男子4×100mRで全日本インカレに出場することが出来ず、多くの先輩方が悔しい思いをされたと思います。そして今年念願の標準記録を突破し、出場することが出来たのは湯田さん、廣嶋さん、今さん、菅原さん、鎌田さん、大堀さんが悔しい思いを受け継ぎ、記録短縮のために緻密なバトン技術などの、練習を重ね、計り知れない努力をしてくださった成果だと思うのでこの流れを2年、3年、4年連続出場と、止めることなく、女子マイルに次ぐ福島大学の"お家芸"にできるように自分も個人の走力を高めていき福大記録に自分の名前が載るようにしたいです」

今回得たことをこれからの練習でも活かしていしましょう!
ありがとうございました!
 OB、OG
今大会にはOB,OGの方々が応援に駆けつけてくださいました!
また差し入れもいただき、選手たちもパワーをつけて頑張ることができました!心から感謝申し上げます!
                 
2023年度卒の上村康介さん、齋藤ひなたさん、林千尋さんありがとうございました!
編集後記
最後の全日本インカレ楽しかったです!(福嶋)

福大に貢献できるように練習頑張ります!(猪俣)

全日本インカレお疲れさまでした!(丹治)